さまざまな要素がちりばめられた、オカルティックな話です。
もう、なんて説明すればいいんだか分からないくらいおもしろかった!
テレビ局、新興宗教、アフリカのケニアと舞台は移り、ヤマ、ヤマ、ヤマの連続! ラストがしりすぼみ的なのが中島らもらしい。
オカルト好きさんにはおすすめの一冊です。ラストでがっくりくるかもしれませんけど。
ミステリーものです。
短編5+中編の構成で、短編の方はそれほどでもなかったけど中編読んだら「さすがは山田正紀!」ってカンジ。色々書くとネタがばれるから知りたかったら読んでみて下さい。(順番通りに読むこと!)
でも、山田正紀の本にはいつもラストでがっくしさせられます。今回も例外にあらず。なんか釈然としてない…。
それでもおすすめします。
SFです。
未来の日本が舞台。
サイエンス・ファンタジーと言えなくもない…。
話の中心に「クルマ」がすえられているので、まったくの機械オンチにはかなりキツイかも。私も、ところどころすっとばして読んでました。
現役損害保険調査員の手により書かれた調査員ものミステリー。
いかにも初長編って感じ。けど、おもしろいよ、これは。
まず、犯人とおぼしき男がいて、まわりを固めていくパターン。本当は真犯人は別にいるんじゃないの? と疑いながら読んでました。
実際のところは……?
ぜひその目で確かめてみてください。
ラストはイマイチかも…。
バッカーという博士はなんでも、映画「ジュラシック・パーク」で恐竜考証をした人なんだそうで。
赤鼻のラプトルのメスを中心に展開する「白亜紀の1年」という期間有小説。
恐竜好きにはたまらんだろうな。
直木賞作家の中国春秋ものです。
物語というより、研究発表的。中国もの、まるきり分かりませーん、でも興味はあるの…という方におすすめ。とにかく書き方がやさしくて表現がうまい。その代わり脱線が多い…。
宣伝文句の「放浪の王子の〜云々」というのはどうかな。放浪モノだと思ってました。
SF大作。
月が主な舞台です。
タイトルからしてマジメ〜なSFかと思ったけど半分間違い。ナンセンス世界に片足つっこんでます。しかししかし、その知識量たるやすさまじいものがあります。たぶん。戦前は翻訳家だったそうです。
フェミニストは怒るかもな、この話。なんせ作者、1912年生まれ。仕方ないよなー。
ジャンル「SF」のバカ話の短編集です。
2人の編者の他、梶尾真治/斎藤綾子/高井信/中井紀夫/火浦功/村田基/森奈津子…が寄せてます。
SF知らない人がこの本読むと「SF=下ネタ」ととられそうで、ちょっとこわい…。こういうおバカなアンソロジーってあんまりないですからねェ。
予備知識はいりません。たぶん。
予備知識もなしに、ポーンと読んでもらいたい一冊。
ただ一つ注意。1センテンスがすっごく長いです。ところどころ、この読点は=句点なんだゾと自分にいいきかせた方がいいかもしれない。
読むならマジになろう!
途中あきました。
でもすべての項目がきっちり主人公に関連してるので、すっごくおもしろい。とにかく発想とネーミングがイカス! おどろおどろしい世紀末的世界をかわいらしく演出。
行方不明の父親はどこに?
アド・バードとは?
ターターさんとオットマン(グループ)の対決の行方は?