童話調のやわらか〜い作風で、最近硬質なものばっか読んでいたので新鮮だった。が、いいのかこの展開で、とヒヤヒヤしたのも事実。読んで損はなかったが、はてさて。
吸血鬼がテーマのアンソロジー。
そうそうたるメンバーが集った一品。あけてもくれても吸血鬼。吸血鬼大好き人間にはたまらないハズ。SFありFTありなんでもこいだ!
いろんな吸血鬼ものを読みたい人にはおすすめ。
おバカなSF話集。
SFってなんかこむずかしくて…と思ってる人はきっと価値観変わる! しかし、依然としてSF冬の時代らしいんだなぁ。
自分をうまく表現できない、おぼっちゃま(テニスコーチ)と黒猫(若い女)と野球解説者(おっちゃん)と阪神ファンの少年が、噺家の個人的話し方教室にやってくる筋立て。
ありがちの展開ながらも要所を押さえたすばらしい物語であったと思う。感銘を受けたことは言うまでもない。
21世紀東京が舞台。
情報と現実をシンクロさせるネットランナー“レイニー”と、日本のホログラム(あいどる)に恋した(?)ロックシンガー、レズの大ファン“チア”がダブル主役。
交互に進行する2人の物語は最終的に1本になる運命にあるのだ。サイバーパンク的な話は読みにくいものなのだが、これは比較的マシな方。いや、かなり良好か…。