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ハヤカワ文庫SFリスト
1975年(SF0155〜)
 
 早川書房が刊行している「ハヤカワ文庫」のSFレーベルのみのリストです。発売年ごとにまとめてあります。
 簡単な内容紹介をおつけしてみました。なお、紹介データは早川書房(公式Webサイト、または文庫裏表紙の紹介文、もしくは文庫解説目録)か「BOOK」データベースから引用しています。特に記載のないものは独自に作成したものです。

2024年(SF2428〜)/ 2023年(SF2393〜)/ 2022年(SF2350〜)/ 2021年(SF2311〜)
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2012年(SF1836〜)/ 2011年(SF1791〜)/ 2010年(SF1739〜)/ 2009年(SF1695〜)
2008年(SF1647〜)/ 2007年(SF1595〜)/ 2006年(SF1543〜)/ 2005年(SF1496〜)
2004年(SF1466〜)/ 2003年(SF1429〜)/ 2002年(SF1385〜)/ 2001年(SF1340〜)
2000年(SF1296〜)/ 1999年(SF1256〜)/ 1998年(SF1217〜)/ 1997年(SF1175〜)
1996年(SF1128〜)/ 1995年(SF1089〜)/ 1994年(SF1045〜)/ 1993年(SF0997〜)
1992年(SF0958〜)/ 1991年(SF0909〜)/ 1990年(SF0852〜)/ 1989年(SF0803〜)
1988年(SF0752〜)/ 1987年(SF0699〜)/ 1986年(SF0646〜)/ 1985年(SF0593〜)
1984年(SF0541〜)/ 1983年(SF0501〜)/ 1982年(SF0460〜)/ 1981年(SF0420〜)
1980年(SF0374〜)/ 1979年(SF0326〜)/ 1978年(SF0274〜)/ 1977年(SF0221〜)
1976年(SF0181〜)/ 1975年(SF0155〜)/ 1974年(SF0134〜)/ 1973年(SF0078〜)
1972年(SF0047〜)/ 1971年(SF0014〜)/ 1970年(SF0001〜)
 


 
 
SF155『火星航路SOS』E・E・スミス
     新装版『火星航路S0S(2006/5)
 宇宙船アルクトゥールス号は、火星へ向けて出発した。計算士として乗りこんだスティヴンスは、惑星間航行会社社長令嬢ナディアに、船内を案内して回る。ところが、船尾の救命艇で一休みしている最 中、船は何者かの襲撃を受けてしまった。二人は、密かに木星の衛星ガニメデに脱出するが……。
 
SF156『大宇宙の守護者』クリフォード・D・シマック
 冥王星へむかう〈イブニング・ポスト〉誌の二人の記者ゲイリーとハープが、漂流宇宙船を発見した。老朽しきっているばかりか、推進装置さえ見あたらぬその不思議な宇宙船には、しかし生存者がいた。ただし、一千年の孤独な思弁の後に、驚異的な知力を獲得したという恐るべき少女が! 一方冥王星では、大宇宙の深淵より発せられた人知を超絶する謎の怪信号に、キングズリ博士が取り組んでいた。そして、このふたつがひとつに結びあわされた時、終焉するべく定められた大宇宙の運命と、それを阻止する人々との壮大なドラマの幕が切って落とされたのだった!
(引用:早川書房)
 
SF157『死の胡蝶』ケネス・ロブスン
 《ドク・サヴェージ2》
 いずこから来たともしれぬ異常なまでに白い肌の怪人物——ウウルと名のるその男の指先があやしくうごめく時、常に犠牲者の上に死が訪れた。第一号は、かれの持つ不思議な眼鏡を盗んだチンピラ。そして第二号は、こともあろうにドック・サヴュジその人だった。鋼鉄のような身体に比類なき知力を秘めたブロンズの超人ドック・サヴェジを狙おうなどという悪党がかつていただろうか? しかしウウルと、そしてかれと手を組んだギャング〈時計屋〉バウエンはあえてなさんとした。はたしてドック・サヴェジの運命やいかに、またウウルの正体は?
(引用:早川書房)
 
SF158『望郷の宇宙帝国』クラーク・ダールトン&クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ19》
  宇宙商人スプリンガーの非道な圧政にあえぐゴスル人を解放し、圧倒的な勝利を納めたローダン。だがそれもつかのま、今また殺到する恐るべき敵、トプトル下の戦闘集団、超重族とあいまみえる運命にたたされた。対決か、また退却か? しかし、ローダンの機智はこの絶体絶命のピンチに思いがけぬ奇手をあみだした。そして、超重族を徹底的に翻弄するべく、ミュータント部隊の総力を投入した一大喜劇の幕が切って落とされた!
(引用:早川書房)
 
SF159『階層宇宙の危機』フィリップ・ホセ・ファーマー
 《階層宇宙3》
 半人半馬、女面鳥人らが跳梁するバベルの塔そっくりの奇怪な惑星、階層宇宙。その異様な世界を股にかけ、刺激に満ちた冒険の日々を送るキカハは、ある日とんでもない大事件にまきこまれた。みずからの宿るべき肉体を持たぬ人造頭脳人ブラック・べラーが、人間の体を求め、大挙して階層宇宙に攻めよせてきたのだ。そして、かれらの魔手をのがれて落ちのびた絶世の美女、上帝のアナーナと手を組むキカハは、決然とこの恐るべき驚異に立ちむかい、世にも不思議な大活劇を展開する! 階層宇宙の創造者の留守をあずかるキカハが大活躍のシリーズ第三弾!
(引用:早川書房)
   
SF160『銀河辺境への道』A・バートラム・チャンドラー
 《銀河辺境1》
 星間運輸公社の商船〈イプシロン・セキスタンス〉が突如宇宙海賊の魔手に襲われた! いちはやく信号をキャッチし救援ににけ緒ける僚船〈デルタ・オリオニス〉。だが、そのかれらの前には無惨に破壊された宇宙船が、そして犠牲者の累々たる死体が残されているばかりだった。しかもその中には〈デルタ・オリオニス〉船長クレーヴンの婚約者さえいる。そして、復仇の怒りに燃える船長以下、血気盛んな新任宇宙軍少尉、美貌のパーサーらが急遽武装商船を仕立てあげ壮烈な追撃戦を展開するのだった! 直径十万光年に達する大銀河に繰り広げられる宇宙の男たちとそして女たちの哀歓を、詩情豊かにつづる壮大な宇宙ロマン、銀河辺境シリーズ第一弾!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF161『異次元の陥穽』グレゴリイ・カーン
 《キャプテン・ケネディ1》
 航行中の宇宙船が突如救難信号を発し、そして消えた。調査船が急遽現場にかけつけたものの、一切の手がかりもなく、その行方はようとして知れない。しかも、同一空域における類似の事件がすでに三件も発生しているのだ。この難問に立ちうちできるものは、大宇宙広しといえどもたった一人——第一級の科学者の頭脳を持つファイター、キャプテン・ケネディをおいてほかにない。変身自在のカメレオン人間ヴィーム・ケミル、高重力惑星出身の怪力男ペンザ・サラトフ、超一流の科学者ジャール・ルーデン教授の三人をひきいるケネディは、この未曽有の難事件解決に乗りだしたが……!
(引用:早川書房)
 
SF162『精神寄生人の陰謀』K・H・シェール&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ20》
 想像を絶する科学力を有し大銀河にその強大な覇権を誇るアルコン帝国。だが、長途のすえローダンが目にしたものは、退廃のはてに一切の支配をロボット頭脳にゆだねた、たそがれの文明にすぎなかった。しかも、そのロボット頭脳=ポジトロン脳のためにローダン一行はアルコンへの着陸はおろか近づくことさえ許可されず、外惑星ナートに釘づけにされてしまった。進むに進めず退くに退けぬこの危機に、ローダンは捨て身の作戦を敢行、みずから決死の小部隊を率いてアルコンに侵入、獅子身中のおおあばれをもくろむが——?
(引用:早川書房)
 
SF163『地球の壁の裏に』フィリップ・ホセ・ファーマー
 《階層宇宙4》
 人間の心にとりつき、その肉体を支配する恐怖の人造頭脳人=ブラック・ベラーが地球に侵入した。それを追って階層宇宙をあとにした冒険者キカハも、また美貌の上帝アナーナも地球ヘ……。だが、二人の敵はブラック・ベラーばかりではなかった。地球の創造者である上帝レッド・オルクも、かれらを抹殺しようと手下をあやつり画策する。しかも、そのかれ自身さえも何者かにつけねらわれ、苛酷な死のゲームを続けているのだった。はたして敵味方入り乱れての大乱戦の結末やいかに! また失践したキカハの友人、ウルフとその妻クリュセイスの行方は……!?
(引用:早川書房)
 
SF164『脅威! 不死密売団』エドモンド・ハミルトン
 《キャプテン・フューチャー11》
 くさりはてた悪漢ども——しかも、その秘薬はひとたび口にしたが最後、永久に飲み続けなければ必ず死ぬという、恐るべき麻薬でもあったのだ! もちろん、太陽腸系警察は全力をあげて密売シンジケートの撲滅に乗りだすが、一切の手がかりもつかめぬまま犠牲者の数はうなぎのぼりに増すばかり。この危機を解決できるものは、ひとりわれらが英雌キャプテン・フューチャー! そして、悪漢どもとの熾烈な戦いの火ぶたは華々しく切って落とされるのだった!
(引用:早川書房)
   
SF165『エル・ドラドの生贄』A・バートラム・チャンドラー
 《銀河辺境2》
 惑星エル・ドラドは、かつてすこぶるつきの大富豪たちの手によって、死の惑星から文字通りの楽園へと造り変えられた世界だった。住民たちは外部との交渉も断ち、ぜいたくざんまいの日々を過ごしていたが——しかし、そのかれらにもたったひとつ悩みがあった。エル・ドラドはなぜか人間の生命を一切拒絶、そのため、ただの一人として新生児は生まれない。そして、救難信号を受けた巡航宇宙艦エアリーズがこの惑星を訪れたとき、恐るべき生と死のゲームが開幕を告げるのだった! 監察宇宙軍青年士官グライムズの数奇な運命を、また恋を描く好評のシリーズ第二弾!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF166『宇宙船タイタンSOS!』クラーク・ダールトン&クルト・ブラント
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ21》
 アルコン帝国の超大型宇宙戦艦を奪ってようやく危地を脱したローダンは、惑星ツァリトの独裁者デメソルの庇護をうけてひそかにそこにひそむ。その援助の裏には腹黒い陰謀が隠されていた。ツァリトの専制支配をほしいままにするデメソルは、ローダンの強力を得てアルコン帝国への叛旗をひるがえそうとさえもくろむのだ。一方、この計画を阻止して帝国との和睦をはかろうとするローダンは、秘密裡にツァリトの地下組織を支援する。そして、微笑の下の虚々実々のかけひきは火花を散らすが……!
(引用:早川書房)
 
SF167多元宇宙の王子』キース・ローマー(2010/7)
 《混線次元1》
 若きアメリカ青年ラファイエット・オリアリイの運命は、“磁気催眠術・その正当な研究と実践。解明された古代人の秘密”なる面妖な本を手にした時から狂い始めた。そも、この奇書こそがかれをして異次元宇宙へいざない、中世と近代の渾淆する摩訶不思議な王国アルテシアへと導いたのだ。そして、右も左もわからぬままかれは権力争いの渦中にまきこまれ、はては竜退治から双頭の怪人との対決までやらかす破目になる。はたして、ヤンキー気質丸出しの好漢オリアリイの運命は? 才人ローマーがコミカルなタッチで描いた異次元宇宙を股にかける大冒険!
(引用:早川書房)
 
SF168『ブロンズの男』ケネス・ロブスン
 《ドク・サヴェージ3》
 並みはずれた知力と体力とを兼備し、正義を守る烈々たる気魄にあふれたブロンズの超人ドック・サヴェジ——こともあろうに、そのかれの父が奇怪な死をとげた! しかも、悲報に接するかれにも恐るべき魔手は迫る。驚くべきことに、この世に存在するべくもないマヤ族の戦士が、ニューヨークのドック・サヴェジのもとへやってきたのだ。ドックの超人的な活躍はたちまちその刺客を捕え、黒幕を追っての必死の追跡行は開始された。目的地は中米の一小国ヒタルゴ、そして千古の謎を秘めて眠る〈消えうせた谷〉。永遠のスーパー・ヒーロー、サヴェジの熱血の復讐譚!
(引用:早川書房)
 
SF169混戦次元大騒動』キース・ローマー(2010/7)
 《混線次元2》
 アメリカはさる下宿屋の一室から、異次元の王国アルテシアにまよいこんだヤンキー青年ラファイエット・オリアリイ。とにもかくにもすったもんだのあげく、ようやく可愛い妻との愛の巣をそこに築いたかれは、なんとまたも見知らぬ世界に転移してしまった。おまけに小間使あがりの妻ダフネは、レディ・アンドラゴールと呼ばれる貴族となって、かれなど見たこともないという始末。一方、かれ自身は牢屋から出たりはいったり、また拷問台にのせられたりのていたらく——オリアリイが愛する妻の住むアルテシアに帰るのはいつの日か、そも、この怪事件の真相は何か!?
(引用:早川書房)
 
SF170『サーガンの奴隷船』グレゴリイ・カーン
 《キャプテン・ケネディ2》
 奴隷狩り——この野蛮で前近代的な犯罪が、なんと宇宙船の飛びかう超科学時代にまかりとおっていた。しかも、時を同じくして大量に出まわる大宇宙に比すべきものもない、宝石チョムバイト。だが、この二つの事件に関連ありとにらんだ当局も、手がかりはまったくつかめず、工作員さえ失ってお手あげの状態。そして登場するは悪の目付役、超人的な頭脳と肉体とを誇るキャプテン・ケネディその人だった。事件の急進展に部下もひきつれぬかれは、虎穴にはいらずんば虎児を得ずとばかり大胆不敵にもみずから奴隷になりすまし、敵地深く決死の捜査を開始するが……!?
(引用:早川書房)

 

 
 
SF171『銀河の麻薬商人』クルト・マール&K・H・シェール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ22》
 大宇宙の猛者たちをしてその心胆を寒からしめたペリー・ローダンの精鋭部隊が、ハイパー多幸症なる奇怪な病気に冒され狂人と化した。しかも、原因は人工的な化学物質によるものと判明。果然、地球からの援軍を得て反撃を開始するローダンは狂気をばらまいた張本人と対決すべく大胆不敵にも感染地ホヌル星へ着陸を敢行した。だが、敵の正体は皆目見当もつかず手がかりもない。そして、偵察隊を率いるティフラーの前に現れたナータンと名乗る怪人物! はたして、この男は敵か味方か? ローダンの比類なき知略は!
(引用:早川書房)
 
SF172『プレイヤー・ピアノ』カート・ヴォネガット
     新装版『プレイヤー・ピアノ(2005/4)
 ノウハウは戦争を勝利に導いた。今では、すべての生産手段が自動化され、人びとの運命はパンチ・カードによって決められている。ポールは、イリアム製作所の所長。社会のありように疑問をいだいているのだが……。
 
SF173『謎の円盤UFO(1)』ロバート・マイアル
 テスト・パイロット中のフォスターは、フライト中に奇怪な発光物体を目撃した。しかも、彼が未確認飛行物体=UFOに出会ったのはこれが初めてではない。過去に二度、そして二度ともがだれからも相手にされず、一笑に付されていたのだ。今度こそ確証をつかもうとはりきるかれは、猛然と怪物体を追尾したが……結果は最悪、同乗のパイロットを失い、みずからも重傷を負う破目となる。そして、彼の証言はやはりまったく信用されず、あまつさえ事件から手を引けとの脅迫さえ受ける始末。そして、なぜかかれの身辺には怪しい秘密組織の影がのびるのだった!
(引用:早川書房)
 
SF174『連絡宇宙艦発進せよ!』A・バートラム・チャンドラー
 《銀河辺境3》
 監察宇宙軍のはみだし男、ジョン・グライムズの勇猛心あふれすぎる活躍はあまねくとどろき、ついに手を焼いた上司は、彼を連絡宇宙艦〈アッダー〉の艦長に任命した。しかし、彼のトラブル・メーカーぶりはかえって水を得た魚のごとくエスカレートするばかり。密命を帯びたスパイはビルの窓からつき落とし、銀河連邦にも数少ないという超高性能ロボットはぶちこわし、蜜蜂女王にあやうく貞操を奪われかけ、はては男まさりの婦人行政官につまみ食いの現場をとりおさえられ……ますます好調のシリーズ第3弾は、愛すべきグライムズをめぐる事件の数々を描く!
(引用:早川書房)
 
SF175槍作りのラン』クリス・ネヴィル(2005/7)
 人類が火と石器を使い始めていたころ。本来は狩人となるべきランは、賢者として、また槍作りとして例外的な地位を獲得していた。ところが、部族にはもうひとり、狩りをしない男がいた。なんの役にも立たないフォルウを、部族の男たちは始末することに決めるが……。

 

 
 
SF176『銀河の病巣アラロン』クラーク・ダールトン&クルト・ブラント
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ23》
 奇病〈ハイパー多幸症〉の正体をつきとめたローダンは、いまやその基地アラロンめざしてまっしぐら。医師惑星とも呼ばれるこの星が、まさか赤十字マークの武器庫とは! 病原菌をまき散らし、治療代で暴利をむさぼるアラス族にローダンの怒りは爆発する《タイタン》乗員と愛するトーラを救えるだけの薬を、万難排してローダンは手に入れなければならない。一方、アラス族もまたそれに対抗すべく陰謀をめぐらす。アラロン医事評議会の決議はスプリンガーを脅迫して味方にひきこもうとするのだった。第三勢力の再起は!?
(引用:早川書房)
 
SF177『新世界の黎明』C・L・ムーア
 無政府状態の混乱のアメリカを再興したのは“コーマス”と呼ばれる支配機構であった。蜘蛛の巣のごとく張りめぐらされた情報網はあらゆる人間の私生活さえも把握していた。そして、その触手に突然捕えられたローアンは、意外にも巡業芝居を依頼される。それはかつての名優ローアンのありし日の栄華をよびさますとともに、苦い愛の思い出をもよみがえらせた。しかしこの芝居の裏には、暗躍する革命派ののろしを鎮圧するための、予想もつかぬ罠が仕組まれていたのだ! ファンタスティックな作風で熱狂的なファンを持つムーアの、新たな境地を見せる近未来長篇。
(引用:早川書房)
 
SF178わが名はコンラッド』ロジャー・ゼラズニイ(2003/6)
SF178わが名はコンラッド』ロジャー・ゼラズニイ(2007/11)
 ヒューゴー賞受賞
 地球は〈三日戦争〉により壊滅。地表は放射能に汚染され、突然変異生物が跋扈する世界となった。地球美術遺蹟史料局長を務めるコンラッドは、休暇中に呼びつけられ、ベガ人のミシュチゴの地球観光に駆り出されるはめに。ミシュチゴの目的とは?
 
SF179『地球替え玉作戦』クルト・マール&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ24》
 スプリンガーのポジトロニクスに虚偽のテラ・ポジションを細工することに首尾よく成功したブルたちは、帰途不気味な惑星の力場にとらえられ、またも新たな危機に直面。一方テラに見立てたペテルギュース星系第三惑星をめざすローダンも思わぬところで計略のミスを知らされた。そこにスプリンガーとトプシダーをおびきよせ相打ちさせる作戦だったのが、第四惑星アクワに先に侵入していたのはトプシダーだった! 彼らの目的は何か? しかも水の惑星アクワに棲む正体不明の水棲人は、ローダンの敵か味方か?
(引用:早川書房)
 
SF180突撃! かぶと虫部隊』キース・ローマー(2010/6)
 《レティーフ》
 百種以上の雑多なかぶと虫生物が住んでいるクォップ星では、それまでの平和を破って不穏な空気が流れはじめた。警備役にもち上げられたヴォイオン族がわがもの顔に街をのし歩いては横暴を働くようになったのだ。そんなかれらと手を組もうとする地球大使館に反感を抱いたのがレティーフ。彼は地球人に似た竹馬族に変装すると、かぶと虫部隊の結成を呼びかけた。今まで力を合わせたことのないかれらが、レティーフの采配の元に一致団結、自由と平和のために立ちあがったのだ! 才筆ローマーが軽快なストーリーテリングで展開するコミカル・アクション長篇。
(引用:早川書房)
 
 

 
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