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ハヤカワ文庫SFリスト
1982年(SF0460〜)
 
 早川書房が刊行している「ハヤカワ文庫」のSFレーベルのみのリストです。発売年ごとにまとめてあります。
 簡単な内容紹介をおつけしてみました。なお、紹介データは早川書房(公式Webサイト、または文庫裏表紙の紹介文、もしくは文庫解説目録)か「BOOK」データベースから引用しています。特に記載のないものは独自に作成したものです。

2024年(SF2428〜)/ 2023年(SF2393〜)/ 2022年(SF2350〜)/ 2021年(SF2311〜)
2020年(SF2264〜)/ 2019年(SF2212〜)/ 2018年(SF2161〜)/ 2017年(SF2110〜)
2016年(SF2046〜)/ 2015年(SF1985〜)/ 2014年(SF1935〜)/ 2013年(SF1885〜)
2012年(SF1836〜)/ 2011年(SF1791〜)/ 2010年(SF1739〜)/ 2009年(SF1695〜)
2008年(SF1647〜)/ 2007年(SF1595〜)/ 2006年(SF1543〜)/ 2005年(SF1496〜)
2004年(SF1466〜)/ 2003年(SF1429〜)/ 2002年(SF1385〜)/ 2001年(SF1340〜)
2000年(SF1296〜)/ 1999年(SF1256〜)/ 1998年(SF1217〜)/ 1997年(SF1175〜)
1996年(SF1128〜)/ 1995年(SF1089〜)/ 1994年(SF1045〜)/ 1993年(SF0997〜)
1992年(SF0958〜)/ 1991年(SF0909〜)/ 1990年(SF0852〜)/ 1989年(SF0803〜)
1988年(SF0752〜)/ 1987年(SF0699〜)/ 1986年(SF0646〜)/ 1985年(SF0593〜)
1984年(SF0541〜)/ 1983年(SF0501〜)/ 1982年(SF0460〜)/ 1981年(SF0420〜)
1980年(SF0374〜)/ 1979年(SF0326〜)/ 1978年(SF0274〜)/ 1977年(SF0221〜)
1976年(SF0181〜)/ 1975年(SF0155〜)/ 1974年(SF0134〜)/ 1973年(SF0078〜)
1972年(SF0047〜)/ 1971年(SF0014〜)/ 1970年(SF0001〜)
 


 
 
SF460『一握りの永遠』ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ77》
 トン=トン=ツー=トン=トン——銀河中の知性体は細胞活性装置が発するシグナルを求めて狂奔していた。ワンダラーの不死者が銀河に隠した25個の活性装置。それは永遠の生命をもたらす。人々はそれを入手するためならば手段を問わなくなっていた! アコンの主星へ向かう貨物船《オリラ》は偶然そのシグナルを受信、ただちに発信源のヴェランデル星系第2惑星をめざす。だが、着陸直前、活性装置入手にあせる乗員と乗客によって反乱がおき、操縦不能になり地上に激突した。ただひとりの生き残りは、ようやく見付けるが?
(引用:早川書房)

 

 
 
SF461燃えつきた橋』ロジャー・ゼラズニイ(2009/4)
 異星人によって選択された生命体は、のちに人類となった。望まれているのは、高度の工業的発達を成し遂げ、地球の環境を過ごしやすいものにすること。企みは成功しつつあったが……。
 
SF462『オー・マスター・キャリバン!』フィリス・ゴットリーブ
 四本腕の地球人の少年、人語を流暢に話す猿、モンテーニュを愛読する白山羊——銀河連邦の生物実験ステーション、バラザン第5惑星で生き残っている知性体は彼らだけであった。研究を補助する目的で作られた機械——エルグたちが反乱を起こしたのだ。彼らは、この惑星の支配者である生物学者ダールグレンを捕らえ、他の研究員、実験用生物を皆殺しにしたのである。いまや惑星全土は、エルグたちの手におちたかにみえた。だがそんなある日、5人の子供を乗せた宇宙船がこの惑星に不時着したことから、事態は思わぬ方向に……カナダの女流詩人が瑞々しい筆致で描く傑作SF!
(引用:早川書房)
 
SF463『宇宙大作戦 スター・トレック』アラン・ディーン・フォスター
 《宇宙大作戦》
 宇宙連邦軍のモニター・ステーション、イブシロン9より、驚くべき通信が地球司令本部に届いた。自帝国内をパトロール中のクリンゴン戦艦が巨大な≪雲≫状の侵入者に襲われ瞬時にして破壊されたのだ。しかもその物体はワープ7の超スピードで地球をめざしているという。この怖るべき超高速で接近中の謎の物体に対し、地球防衛に使用できる巡洋艦はただ一隻——改装工事中の〈エンタープライズ〉号のみであった! 事態を重視した司令本部は元艦長カーク提督を呼びもどし、侵入者迎撃を命じたが……全世界で熱狂の嵐をまきおこした超SF映画の原作ついだ登場!
(引用:早川書房)
 
SF464ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』カート・ヴォネガット・ジュニア(2005/6)
 相続税対策のため、ローズウォーター財団が設立された。初代総帥に就任したローズウォーターは隣人愛に取り憑かれており、社会の底辺で暮らす人々に、愛情と理解とささやかな金、そしてクスリを与えることを使命と考えているのだが……。
   
SF465『銀河私掠船団』A・バートラム・チャンドラー
 《銀河辺境12》
 経済的に行きづまったグライムズは、やむをえず黄金の星間連絡艇を手放し、借金を返済した。手元には今すぐ引退しても豊かな余生が送れるだけの大金が残ったが、宇宙を忘れられるわけがない。グライムズはその金で中古貸し客船を買いこみ、口座はまたもやからに……。たまたま寄港した地球で、かつての上司、監察宇宙軍提督ダミアン少将が、そんなグライムズにエル・ドラド向けの貨物輸送という有利な仕事をまわしてくれた。だが、うまい話には裏がある。グライムズにエル・ドラド海軍の私掠船団が入り、そのうえ海賊行為を働いてもらいたいというのだが……!?
(引用:早川書房)

 

 
 
SF466『死の闘技場』クルト・マール&K・H・シェール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ78》
  細胞活性装置特有のシグナルを受信した三人の元テラ艦隊将校は、惑星ノーホェアに着陸した。だが、活性装置の捜査をはじめる間もなく、非合法着陸のかどで逮捕されてしまった。しかもすぐさま行われた裁判での判決は、終身刑。銀河文明のカタログによればノーホェアは無人の惑星のはず、まして警察などあるはずがない……。ところが、そこにはヒューマノイドのみならず、コラールの球型生物、アカディアの杭状生物、はては見たこともないような生物など、多種多様の種族が集まっていた。ノーホェアの秘密とは!?
(引用:早川書房)
 
SF467『ロボット物語』スタニスワフ・レム
 宇宙にあまねくその名を知られる宇宙創造士クレアチウスが、ビスカラル王の逆鱗に触れて課せられた三つの難題とは……「ビスカラル王の財宝」はじめ、青瓢箪(=人間)に奪われてしまったエレクトリーナ姫の心の鍵を、捜し求める英雄豪傑たちの活躍を描く「自雷也エルグが青瓢箪を打ち負かす話」。難破して孤島にたどり着いたオートマタイに、エレクトロニクス・フレンドがささやくありがたい忠告——「自動馬太の朋友」など、東欧SF界の巨匠レムが伝統的なお伽噺の語り口を用いて、ユーモラスに描きあげた、ロボットの、ロボットによる、ロボットのためのお伽噺12篇!
(引用:早川書房)
 
SF468竜の卵』ロバート・L・フォワード(2006/1)
 人類は、わずか2300天文単位の距離に中性子星を発見し、調査隊を派遣した。中性子星は、表面重力670億Gの過酷な環境。隊員は観測用カプセルより地表を観察するが、人工物が発見された。早速、異星種族チーラとのコンタクトが行われるが……。
 
SF469『エクスプローラー船消滅!』クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ79》
  《エクスプローラ=3218》の乗員は惑星ツァンマロンを調査中、山中の洞穴で幾千もの豆のさやに似たものを発見した。これこそ銀河中を震憾させることになるホルンシュレッケの卵だった。さらに洞穴内を調べていると不思議な地震とともに、そのさやからいも虫のような怪生物ホルンシュレッケが現れた。その怪生物には鋼鉄をも溶かすビームも歯がたたない。しかも、岩石や鉄、すべてを溶かし食べながら、細胞分裂のように一体が二体に、二体が四体に……と増えていく。なすすべもなくエクスプローラ船も溶かされてしまう。
(引用:早川書房)
   
SF470『剣の騎士』マイクル・ムアコック
 《紅衣の公子コルム1》
 あまたの空に光の海と都市があり空を飛ぶ青銅色の獣がいた時代——五つの次元界を自由に移動できるヴァドハー族とナドラー族は、両種族を憎悪する人類により滅ぼされようとしていた。からくも難をのがれたヴァドハー族のコルム公子は復讐を誓うが、彼の行手には人類の大軍が立ちはだかっていた……! ヴァドハー族最後の一人〈紅衣の公子〉コルムのたどる数奇な運命を描く、華麗なるヒロイック・ファンタジイの第一弾。
(引用:早川書房)

 

 
 
SF471鼠と竜のゲーム』コードウェイナー・スミス(2002/7)
 《人類補完機構》
 平面航法が開発され、人類の宇宙進出は大きく前進した。間もなく、平面航法で突入する宇宙空間に邪悪な生物が棲んでいることが発見される。竜のように見えるそいつを相手に、テレパシー能力を持つピンライターとパートナーの猫たちは戦いを挑むが……。(表題作)
 
SF472『アイソトープ・マン』チャールズ・エリック・メイン
「つべこべいうなデラニー、さっさと産院の開所式を取材してこい!」敏腕記者のぼくをつかまえて、編集長はがなりたてた。目の前に特種のネタがころがっているのにだ!それは犯罪担当記者がとってきた一枚の写真だった。淡い霊気で包まれた男が担架に寝かされている。その男の顔には見覚えがあった。たしか原子物理学者だ。ぼくは写真をポケットにつっこみ、美人カメラマンのフライデイをひきつれて編集室をとびだした。むろん産院になどいくものか。だが雑誌記者が虫の知らせを感じるとロクなことはない。やがて、それを身をもって悟るはめになるのだが……。
(引用:早川書房)
 
SF473『恐怖の鏡』クルト・ブラント&クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ80》
  銀河中の惑星に突如あらわれたホルンシュレッケとシュレックヴルムは、すでに三百近くの有人惑星で猛威をふるっていた。すべての物質を溶かし食べてしまうホルンシュレッケと、あらゆるエネルギーを吸収し、それをエネルギー・ビームとして口から吐くシュレックヴルム。これらの二種の怪生物についてローダンらが知るところは、あまりに少ない。そこで全長二十メートルものシュレックヴルムを生け捕り、調査するという危険な作戦がたてられた。指揮をひきうけたグッキーがくりひろげる捕獲作戦の正否は……!?
(引用:早川書房)
 
SF474天の光はすべて星』フレドリック・ブラウン(2004/5)
     新装版『天の光はすべて星(新装版/2012/12)
 人々の興味が宇宙から離れていった1997年。頓挫している宇宙探検計画を実現させるため、元・宇宙飛行士のアンドルースは、再開を指示する上院議員候補ギャラハーを当選させようと、画策するが……。
   
SF475『小惑星要塞を粉砕せよ!』マンリー・W・ウェルマン
 《キャプテン・フューチャー19》
 太陽系功労賞の授賞式から逃げだして、小惑星へ物見遊山の旅としゃれこんだフューチャーメンー行に、とんでもない知らせが舞いこんだ。留守番役のクラッグともども、月が消滅減したというのだ。異次元にでもすべりこんだのか? ただちに捜索を開始したキャブテン・フューチャーは、ある次元空間上で、ついに月を発見した。だがその月は、緑のジャングルにおおわれていた! しかも、驚くキャプテンの目の前にあらわれたターバン姿の人影??なんとそれは、太陽に突入し死んだはずの〈火星の魔術師〉ウル・クォルンであった。はたしてかれは何を企んでいるのか?
(引用:早川書房)

 

 
 
SF476『剣の女王』マイクル・ムアコック
 《紅衣の公子コルム2》
 剣の騎士をたおした後、ようやくめぐってきたコルムとラリーナの安逸な日々も、旅人ジャリーの告げる不吉な知らせによって破られた。リル大王が大軍を結集し、ラリーナの故国リゥム・アン・エッシュに攻めいるというのだ。急を知らせに、リゥムへかけつけるコルムら。だが、その大軍の前に味方の軍勢はあまりにも少ない。かれらに残された唯一の道は、救援を求め隣りの次元界へおもむくことだった。しかし、その次元界こそ、恐るべき剣の女王キシオムバーグの支配下にあるのだ!−−〈法〉と〈混沌〉の神々の戦いを華麗な筆致で描きあげた傑作シリーズ第2弾!
(引用:早川書房)
 
SF477『ラジウム怪盗団現わる!』エドモンド・ハミルトン
 《キャプテン・フューチャー20》
 どこからともなく現われては、ラジウムだけを狙う〈ラジウム怪盗団〉。いったいその目的は、そして本拠地はどこにあるのか? 折しも貨物宇宙船〈オリオン〉からの救難信号が、太陽系警察機構本部に入った。“本船は航行不能! 盗賊の移乗にまかすしかない”そして、いったん途切れたあと、電信コードで入ってきた通信は、“リーダーは、天王星人のルウ・グウル!” ——死んだと思われていた悪の天才科学者だ。しかも、襲われた船には、捜査に着手していたキャプテン・フューチャーが乗り組んでいたのだ。キャプテン・フューチャー・シリーズ棹尾を飾る傑作長篇
(引用:早川書房)
 
SF478『死への飛翔』ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ81》
 月のハイパー・インポトロン脳ネーサンは、驚くべきテーゼを出した。シュレックヴルムにはある主の知性があるはず、というのだ!全長20メートルをこし、頭の大きさは5メートルにおよぶシュレックヴルム——伝説の怪物、竜を思わせる異様な怪生物には知性があるのだろうか? 2326年12月、4人のUSOスペシャリストが、その真偽をたしかめるべく地球から8314光年の惑星エウヒヤに派遣された。あらゆるエネルギー・ビームをものともしない不死身のシュレックヴルムにたいして、USOのスペシャリストたちの運命は!?
(引用:早川書房)
 
SF479『ケスリス』C・J・チェリイ
 《色褪せた太陽1》
 大宇宙にその版図を拡げた人類は、やがて全く異なる思考体系を持つ異星生命体——レグル族と遭遇、銀河の覇権をめぐって、ここに人類=レグル戦争が勃発した。超科学兵器を用いた集団戦闘に長けた人類に対しレグル族は徴用、激しい戦闘は40年以上におよんだ。だが、長かった戦争も、ついに人類の勝利で終止符がうたれ、全権公使スタブロスは、レグル族から譲渡された惑星ケスリスに向かう途上にあった。しかし、そこには老獪なレグル族によって、恐るべき罠がしかけられていたのだ! 米SF界きっての人気女流作家が描く宇宙叙事詩!
(引用:早川書房)
   
SF480イタルバーに死す』ロジャー・ゼラズニイ(2009/5)
 マンハッタン宇宙港のもっとも高い塔の中に、彼は坐っていた、ただひとり帝国に対峙して。窓の外には、かつてニューヨーク・シティであったものの残骸が、放射性の焔に照らしだされ、燃えさかっていた。合同連盟との戦いに破れ、廃墟と化した地球の姿であった。もと地球艦隊司令官マラカー・マイルズは、強大な銀河の中心勢力、合同連盟にいままで徒手空拳で立ちむかってきた。だがいま、恐るべき武器の存在を示す情報を入手したのだ!これさえ手に入れば……ヒューゴー賞受賞作家が、そのたぐいまれな想像力、流麗洒脱な筆致を用いて、美事に綴りあげた傑作宇宙叙事詩!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF481『第二帝国』クラーク・ダールトン&クルト・ブラント
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ82》
 USOのスペシャリスト四人は、怪生物シュレックヴルムとともに異星船に閉じこめられながらも、その怪生物とのコンタクトに成功した。かれらを回収すべく、自らテラ宇宙艦隊を率いて赴くローダン。だがシュレックヴルムの収納作業中、突如第二帝国の宇宙艦隊があらわれた。シュレックヴルムを支配するなぞの種族、恵み多きものたちの艦隊だ。ローダンらのコンタクトの試みもむなしく、第二帝国の艦隊はすぐさま攻撃を開始した。それに対しローダンは、まず敵の正体を探るべくグッキーとツバイを潜入させるが!?
(引用:早川書房)
 
SF482失われた遺産』ロバート・A・ハインライン(2009/7)
 《ハインライン傑作集1》
 ジョーンは驚くべき能力を身につけた。読心能力はもとより、コンピューター顔負けの記憶能力や演算能力、はては透視能力までも……すべて、これまでの医学理論ではただの夢物語とされていたものである。しかもジョーンは、大学教授フィルとベンとともに、その理論を公表しようとしたときから、三人は恐るべき運命の渦中へとまきこまれていく……! 表題作のほか、異次元へ自由に移動できるようになった教授と学生たちの奇妙な冒険を軽快に描く「時を越えて」など、アメリカSF界の巨匠ハイラインの四中短篇を収録する傑作集第一弾。
(引用:早川書房)
 
SF483竜の戦士』アン・マキャフリイ(2001/3)
SF483竜の戦士』アン・マキャフリイ(2007/6)
SF483竜の戦士』アン・マキャフリイ(2016/5)
 《パーンの竜騎士1
 ヒューゴー賞受賞(第一部)
 ネビュラ賞受賞(第四部)
 惑星パーンでは、200地球年ごとに兄弟星が接近し、大地に死をもたらす「糸胞」がふりそそぐ。ところが、平穏な歳月が400年もつづいたため、糸胞に立ち向かう竜と竜騎士は疎んじられてしまい……。
 
SF484『ションジル』C・J・チェリイ
 《色褪せた太陽2》
 人類と敵対していた傭兵種族ムリ族の故郷を発見せよ——スタヴロス総督の密命を受け、ステン・ダンカンはムリ族最後の二人を従え宇宙船に乗りこんだ。だが、船の指揮権をかれらに奪われたダンカンは、生きのびるためにムリ族に忠誠を誓う破目に陥った。一方、ケスリスでムリ族を壊滅状態に追いこんだレグル族は人類と同盟し、ムリ族殲滅をはかるのであった。背後に迫る人類=レグル族の宇宙船団に気づかぬまま大宇宙を故郷めざして疾駆するムリ族の宇宙船。しかし、かれらの目の前に広がるのは、数多の死に絶えた惑星だった……ますます佳境に入る好評シリーズ第2弾!
(引用:早川書房)
   
SF485『コンタクト船≪テラニア≫』クルト・ブラント&クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ83》
 シュレックヴルムはすぐれた知性を持っていた! そのすぐれた精神能力を種族最大の秘密として、かれらの支配者である恵み多きものたちにさえ隠していた。ところがその一体、ペーテルレがUSOスペシャリストの活躍で、その種族のおきてを破り、秘密を明らかにしたのだ。ただちにローダンは科学者二人とペーテルレをその母星トムストーンに派遣し、ひそかにシュレックヴルムと同盟を結ぼうとする。だが、かれらがトムストーンに降りたつや、いく百体ものシュレックヴルムがかれらを取り囲み攻撃をかけてきた!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF486竜の探索』アン・マキャフリイ(2001/4)
SF486竜の探索』アン・マキャフリイ(2007/6)
 《パーンの竜騎士2
 惑星パーンに死をもたらす「糸胞」が降りはじめてから七巡年後。400年の過去から救援のためやってきた竜騎士と、現代の竜騎士とが対立してしまう。そんなおり、周期をはずれた糸胞がパーンを襲来して……。
 
SF487『輪廻の蛇』ロバート・A・ハインライン
 《ハインライン傑作集2》
 輪廻の蛇——自分の尻尾を無限に呑みつづけるギリシャ神話の蛇のようにめぐりめぐる時間の輪。その中を駆けめぐる航時局員の活躍は……タイム・パラドックスものの傑作として名高い表題作のほか、自分の職業が何なのかわからず自らの尾行を依頼してきたホーグ氏の行動を探るうち、思いもよらぬ事件にまきこまれてしまう私立探偵夫婦の冒険譚「ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業」、生きているつむじ風をめぐってまき起る大騒ぎをユーモラスに描きだす「わが美しき町」、トポロジーものの代表作「歪んだ町」などアメリカSF界の巨匠の六中短篇を収録する傑作集第二弾!
(引用:早川書房)
 
SF488『クタス』C・J・チェリイ
 《色褪せた太陽3》
 自ら進んでムリ族と人類との和平交渉の使者となったステン・ダンカン。しかし、惑星クタスの砂嵐に巻きこまれたかれは、他部族のムリの戦士の追跡に遭遇した。一方人類=ムリ族の提携を疑うレグル族は、秘密裡に恐るべき作戦計画をたてていた。レグル族の動向を知るすべもない人類とムリ族。一人、ジャアノム部族のシーパンとなったメレインのみは、ある予見をもとに、クタスに残る全ムリ族の結集を計るのだったが……ムリ族の故郷、惑星クタスをめぐって繰り広げられる、人類、レグル族、ムリ族、三つどもえの攻防は、やかて壮大なフィナーレを迎える! 三部作、堂々完結。
(引用:早川書房)
 
SF489『氷の罠』クルト・マール&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ84》
 あらゆるエネルギー兵器をものともせず、トランスフォーム砲さえ歯がたたぬ無敵のモルケックス艦を擁するブルー族。この恐るべき敵の秘密を探るべく、ローダンはタコ・カクタ、フェルマー・ロイドを含む四人のテラナーをブルー族の惑星アパスに送り込んだ。その四人は小型ヒュノプ=メカ・プロジェクターにより驚くべき姿に変身できるのだ。なんと二枚の皿を重ねあわせたような巨大な頭と四つの眼、折れてしまいそうな細長い顎をもつブルー族に! 四人は計画どおりブルー族の一人と接触に成功するが……!?
(引用:早川書房)
   
SF490『星ぼしに架ける橋』チャールズ・シェフィールド
 世界最大の橋、台湾橋を建設したばかりの一流工学者ロブ・マーリンは、ロケット王レグロから台湾橋よりもさらに長大な橋の建設を依頼された。地上と静止軌道をつなぐ十万キロにも及ぶ宇宙エレベーターの建設だ。その計画を推進中ふとしたことからロブは20年来疑って手いた両親の死因を解く手がかりをつかんだ。謎の生物ゴブリンとレグロのもとで働くモレルがそれを解く鍵らしい。ロブは建設をすすめながら、その秘密を探っていくが……!? 米宇宙航行学協会の会長をも務める科学者作家がその該博な知識を生かし、迫真の筆致で描きだした傑作。A・C・クラークの序文を収録。
(引用:早川書房)

 

 
 
SF491『剣の王』マイクル・ムアコック
 《紅衣の公子コルム3》
 突如、プロ・アン・ヴァドハー大陸全土に、恐るべき怪病が広まった。取り憑かれると、ただやみくもに人を殺したくあんる奇病であった。容赦なくコルムらを襲う、狂気のような発作。このままでは、同士討ちの末に、自滅してしまう……コルムの仇敵グランディスが影で操っているのはまず間違いなかった。アーキン神の助言を請うべく、〈法の寺院〉へと空中船を駆るコルム一行。だが、かれらの眼下に広がるのは、荒廃したリュム・アン・エッシュの姿だった!〈紅衣の公子〉コルムをめぐって綾なされる運命の糸は、やがて新たな展開をもたらす——三部作遂に完結!
(引用:早川書房)
 
SF492火星人の方法』アイザック・アシモフ(2004/2)
 火星では、水は必要不可欠な資源なのだが、供給は地球に頼らざるを得なかった。ところが、地球で節水運動が高まり、火星の人々は“浪費者”呼ばわりされる始末。ついに輸出の制限まで受けてしまうが……。
 
SF493『星のジャングル』K・H・シェール&クルト・ブラント
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ85》
 フェルト星系第14惑星の氷中にもぐりこんだ《トリスタン》はブルー族に発見され、メルバル・カムソやテラナーたち48名が捕らえられた。捕虜からブルー族に連合帝国の重要な情報が漏れてしまえば、帝国の命運は尽きたも同然だ! そこでシガ星の直径6メートルの重巡《ルヴィノ》が、捕虜を解放すべく急遽派遣された。ブルー族の本拠、フェルト星系第5惑星ガタスは、厳重な警戒下にある。そこに侵入できるのは、体が小さいシガ星人しかいないのだ。ガタスに展開される奇想天外な捕虜解放作戦とは……!?
(引用:早川書房)
 
SF494『レイダース失われた《聖櫃》』キャンベル・ブラック
 風雲急を告げる1936年、ヒットラーはひとつの失われた遺宝を捜し求めていた。《契約の櫃》——これを擁する軍隊は向う所敵なし、常に勝利を得るという伝説の、モーゼの十戒を納めた聖櫃だ! この情報を察知したアメリカ陸軍諜報部は、考古学教授にして神秘学の大家、ムチの名手にして不死身の冒険家であるインディアナ・ジョーンズを起用し、ヒットラーの手に渡る前に、この《聖櫃》を奪いとってほしいと依頼したのである。かくして、世界をまたにかけるインディアナ・ジョーンズの大冒険の幕は切って落された! 全世界で大ヒットした傑作SF冒険映画の原作
(引用:早川書房)
   
SF495『西の反逆者』フレッド・セイバーヘーゲン
 《東の帝国1》
 遥かな未来、最終戦争後の地球は、邪悪な魔法の力をふるう〈東の帝国〉の支配下にあった。だが、その圧制に対して敢然と叛旗を翻す者たちがいた。かれら〈自由の民〉こそ、人々の最後の希望だった。しかし、圧倒的多数をほこる〈東方〉勢力は、容赦なくかれらを追いつめてゆく。かれらの指導者〈老翁〉も、〈東方〉の太守エイクマンに拷問の末に処刑された!自由をめざしての闘争は、ここについえるかと思われたが……ファンタジイとサイエンス・フィクションを見事に融合させて新境地を開く一大シリーズ、遂に登場。
(引用:早川書房)

 

 
 
SF496白い竜』アン・マキャフリイ(2001/5)
SF496白い竜』アン・マキャフリイ(2007/6)
 《パーンの竜騎士3
 若きルアサ城砦ノ太守ジャクソムは、大巌洞の孵化に立ち会い、自身も竜と感合してしまった。太守は竜騎士を兼ねることはできないが、白い竜ルースは小さすぎて長生きできそうもない。両立が認められるが……。
 
SF497『四勢力の戦い』クラーク・ダールトン&クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ86》
  無人の星系にシュレックヴルムを輸送する任務をひきうけた《コスタナ》からの救難信号を受けたヒーセ大佐率いるエクスプローラ船《EX=5207》は、ただちにブルーラヴ=3星系に向かった。だが《EX=5207》がトリオに到着したときにはすでにコスタナは完全に破壊され、乗員はその星系の住人により皆殺しに……! ブルーラブ=3は無人ではなかったのだ。そこでヒーセはテラナーたちの仇を討つべく、無意味な報復戦を開始した。ところがその事態を誤解したシュレックヴルムのために、さらに災難が待ちうけていた!
(引用:早川書房)
 
SF498『魔法株式会社』ロバート・A・ハインライン
 《ハインライン傑作集3》
 建築業を営むアーチボルトが店へ出かけていくと、店内はめちゃくちゃに荒らされていた。まるで泥棒、火事、そして洪水の三つに同時に襲われたようなありさま。魔術で呼びだされた精霊のしわざだ!地の精が大地から掘りだされたものを運び去り、サラマンダーが可燃物を燃やし、水の精がセメントや石灰を駄目にしていったのだ。だが魔術でやられたものは魔術でもとに戻せる。さっそく町でも評判の魔法使いに店の復元を依頼したが……!? 表題作のほか自由軌道上にある無重力の家で、地球上の工業界を牛耳る天才的な発明王の活躍を軽快に描きだした中篇「ウォルドウ」を収録。
(引用:早川書房)
 
SF499『黒の山脈』フレッド・セイバーヘーゲン
 《東の帝国2》
 峨々たる山峰を連ね聳えたつ〈黒の山脈〉——そこには、〈東方〉勢力を代表する〈死者〉ソムが城砦をかまえていた。かれこそ、〈東方〉の太守エイクマンを倒した〈西方〉の人々の次なる攻撃目標であった! だが、空から奇襲でもしない限り、その難航不落の城砦は落ちそうにもない。一方、敗残の元太守チャップの眼前に突如、悪魔が出現した。〈荒地〉の若者ロルフから、金髪で編まれた護符を奪いとり、彼の許婚チャーミアンのもとへ届けよというのだ。はたして、その護符とは……〈黒の山脈〉を舞台に、ますます佳境に入ってゆく、好評シリーズ第2弾!
(引用:早川書房)
 
SF500血は異ならず』ゼナ・ヘンダースン(2009/4)
 《ピープル・シリーズ》
 メリスとマークの夫妻は、ある嵐の翌朝、親とはぐれてしまったらしい小さな女の子を見つけた。ふたりは少女を家に連れ帰り面倒を見るが、飛ぶ姿にびっくり。やがて少女の父親が現れて……。(表題作)
 
 

 
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