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ハヤカワ文庫SFリスト
1989年(SF0803〜)
 
 早川書房が刊行している「ハヤカワ文庫」のSFレーベルのみのリストです。発売年ごとにまとめてあります。
 簡単な内容紹介をおつけしてみました。なお、紹介データは早川書房(公式Webサイト、または文庫裏表紙の紹介文、もしくは文庫解説目録)か「BOOK」データベースから引用しています。特に記載のないものは独自に作成したものです。

2024年(SF2428〜)/ 2023年(SF2393〜)/ 2022年(SF2350〜)/ 2021年(SF2311〜)
2020年(SF2264〜)/ 2019年(SF2212〜)/ 2018年(SF2161〜)/ 2017年(SF2110〜)
2016年(SF2046〜)/ 2015年(SF1985〜)/ 2014年(SF1935〜)/ 2013年(SF1885〜)
2012年(SF1836〜)/ 2011年(SF1791〜)/ 2010年(SF1739〜)/ 2009年(SF1695〜)
2008年(SF1647〜)/ 2007年(SF1595〜)/ 2006年(SF1543〜)/ 2005年(SF1496〜)
2004年(SF1466〜)/ 2003年(SF1429〜)/ 2002年(SF1385〜)/ 2001年(SF1340〜)
2000年(SF1296〜)/ 1999年(SF1256〜)/ 1998年(SF1217〜)/ 1997年(SF1175〜)
1996年(SF1128〜)/ 1995年(SF1089〜)/ 1994年(SF1045〜)/ 1993年(SF0997〜)
1992年(SF0958〜)/ 1991年(SF0909〜)/ 1990年(SF0852〜)/ 1989年(SF0803〜)
1988年(SF0752〜)/ 1987年(SF0699〜)/ 1986年(SF0646〜)/ 1985年(SF0593〜)
1984年(SF0541〜)/ 1983年(SF0501〜)/ 1982年(SF0460〜)/ 1981年(SF0420〜)
1980年(SF0374〜)/ 1979年(SF0326〜)/ 1978年(SF0274〜)/ 1977年(SF0221〜)
1976年(SF0181〜)/ 1975年(SF0155〜)/ 1974年(SF0134〜)/ 1973年(SF0078〜)
1972年(SF0047〜)/ 1971年(SF0014〜)/ 1970年(SF0001〜)
 


 
 
SF803『宇宙駅攻略』ウィリアム・フォルツ&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ147》
 散弾転送星系に対するテフローダー艦隊の攻撃はセントラル・ステーションという宇宙駅から行われたことが判明した。テフローダー艦の航続距離は百万光年。アンドロメダ星雲から四十万光年、散弾転送星系まで十五万光年のセントラル・ステーションは格好の基地だったのだ。かつてマークスが、アンドロメダと銀河をつなぐ橋として作った宇宙駅システム−その三つの主要ステーション、セントラル、ミッドウエイ、ルックアウトが今や島の王たちの邪悪な目的のために使われている。そこでローダンは宇宙駅を攻略しようと…
(引用:早川書房)
 
SF804ナイト・ムーヴズ』ウォルター・ジョン・ウィリアムズ(2010/9)
 人類はついに星々を征服した。画期的なフォクナー・ジェネレータの開発で光速の90パーセント近い速度での宇宙飛行が可能になったのだ。だが発明者フォークナー博士は、人口の激減した地球で無聊の日々を送っていた。そこにはるかなアマテラス星から、テレポーテーションができる動物が見つかったという知らせが届く。博士はさっそく、物質転送の鍵を秘めたこの動物の調査に赴いたが、謎はますます深まるばかりだった! 遺伝子工学で生み出されたケンタウロスの奏でる竪琴のメロディにのせて、新鋭が情感ゆたかに紡ぎ出す神話的SF叙事詩!
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF805『大いなる天上の河(上)』グレゴリイ・ベンフォード
 広大な宇宙へ向かって人類はようやく進出しはじめていた。だが、有機生命を敵視する機械文明との遭遇が、人類の運命を大きく変えてしまった。有機生命の抹殺をもくろむ機械文明により、地球と人類は徐々に破滅の道へと追いやられていく…それでも人類は生き延びていた。銀河中心にある年老いた恒星をめぐる惑星スノーグレイド。メカと呼ばれる機械生命の惑星改造のため、寒冷化と砂漠化が進められているこの惑星で、人類は戦いつづけていたのだ! 科学者作家ベンフォードが、人類と機械文明の未来を壮大なスケールで描きだす傑作ハードSF。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF806『大いなる天上の河(下)』グレゴリイ・ベンフォード
 定住の地〈城塞〉を機械生命のメカに破壊されて流浪の民となった人類は、メカに見つからぬよう逃げまわるだけの存在になりはてている。だが、そのメカに対抗すべく人類はみずからの体を機械化していた。あらゆるデータを網膜に直接投影したり、電波を臭気として感じることもできる。死亡直後の脳髄から情報を取りだし、それをチップの形で生き残った者の体に埋めこみ、死者との会話も可能になっているのだ。圧倒的な力を持ち、人類を虫けら同然に見なす機械生命のメカに戦いを挑む人々の姿を、ネビュラ賞受賞作家が迫力ある筆致で描く傑作長篇。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF807流れよわが涙、と警官は言った』フィリップ・K・ディック(2001/1)
 [ジョン・W・キャンベル記念賞受賞]三千万の視聴者から愛されるマルチタレントのタヴァナーは、ある朝安ホテルで目覚めた。やがて恐るべき事実が判明した。世界中の誰も自分のことを覚えていないのだ!
(引用:早川書房)
   
SF808モナリザ・オーヴァドライヴ』ウィリアム・ギブスン(2003/6)
 久美子は、たったひとりで成田発ロンドン直行便にチェックインした。激化する経済抗争を避けるため、《ヤクザ》の大物である父親の指示でイギリスに身を隠すことになったのだ。だが久美子は知るよしもなかった−13歳の自分が、ミラーシェードを埋めこんだ女ボディガードにひきずられ、擬験の大スターのアンジイや、伝説的ハッカーのボビイをも巻きこんだ大冒険に出発し、電脳空間の神秘をかいま見ることになるとは! 全世界注目の作者が、疾走感あふれるシャープな展開で満を持して放つ、ファン熱望の《電脳空間》3部完結篇ついに登場。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF809『ゲイトウエイ4 −ヒーチー年代記−(上)』フレデリック・ポール
 《ヒーチー年代記》
 ヒーチー人の超テクノロジーの恩恵を受け、人類は飛躍的な発展をとげた。唯一の問題は、暗殺者たちと呼ばれるエネルギー生物の存在だった。かれらは、テクノロジーが発達した文明をいくども破壊し、宇宙の物理法則そのものを変えようとしている。ヒーチー人も人類もかれらとの共存は不可能だ。暗殺者たちが潜む球電の近くに監視ホイールが建設され、完全警戒態勢がとられることとなった。しかし、暗殺者たちが球電から現われるとき何が起こるのか、ヒーチー人さえも知らなかったのだ…! 人類とヒーチー人の新たな歴史がここに幕をひらく!
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF810『ゲイトウエイ4 −ヒーチー年代記−(下)』フレデリック・ポール
 《ヒーチー年代記》
 暗殺者たちが潜む球電に向けて、地球から謎のメッセージが送信された。地球に暗殺者の協力者がいたのか? メッセージの送信所は、南太平洋のムーレア地区。しかも、メッセージが送信された直後に、この地区ではヒーチー人の少年と東洋系の少女が行方不明となっていた。機械貯蔵の知性となったロビネット・ブロードヘッドは、アインシュタイン・プログラムの助力もあおいで、事実の究明に乗りだすが…宇宙創成と“失われた質量”の関係、そしてヒーチー人が畏怖する暗殺者たちの実体がついに明かされる! 巨匠ポールの好評シリーズ第4部。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF811『星の女王』クラーク・ダールトン&クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ148》
 三つの宇宙駅を占領したローダン一行は、その一つルックアウトの司令から重要な情報を入手した。島の王たちの権力中枢といわれる惑星マルチドンの存在である。その惑星のデュプリケータで、島の王たちの艦隊やデュプロが無限に作りだされているのだ。そこさえ消滅すれば島の王たちも恐れるにあたらない。だがマルチドンは重力嵐吹きあれる暗黒星雲ウクランの中にある。優秀なマークスの特務機関でさえ一度入ったら戻ってこない恐るべき星雲だ。それでもローダンは、グッキーらを突入させ、マルチドン破壊をもくろんだ!
(引用:早川書房)
 
SF812『モンキー・ハウスへようこそ 1』カート・ヴォネガット・ジュニア
 日に三回の道義避妊ピルの服用、そして街角には自殺ホーム——人口過剰の未来社会でとられた政策は、セックスの禁止と自殺の奨励だった。だが、性の解放を謳う反逆者が、一人また一人と現われる……表題作はじめ、役を演じるたびにその人物になりきってしまうアマチュア役者ハリーと、かれに恋する女性ヘリーンとの一風変わったラブ・ロマンス「こんどは誰に?」、十六人の生命を賭けて共産ゲリラの隊長とチェスをさすアメリカ人大佐の苦難を描く「王様の馬がみんな……」など、ヴォネガットの多彩な魅力を結集した傑作短篇集、待望の文庫化。
(引用:早川書房)
   
SF813『モンキー・ハウスへようこそ 2』カート・ヴォネガット・ジュニア
 バーンハウス教授のささやかなサイコロ実験が、ことの始まりだった。サイコロを自在に動かせるその力は、バーンハウス効果と名付けられ、やがて全世界の軍備を即座に破壊できるまでに大きくなる…。ヴォネガットのデビュー作「バーンハウス効果に関する報告書」ほか、オペレーターの女性に恋をして、五百篇もの詩を捧げた、世界最大のコンピューターの物語「エピカック」、長寿薬普及の結果もたらされる六世代同居の悲喜劇「明日も明日もその明日も」など、SFからユーモア、恋愛小説まで、ヴォネガットの幅広い魅力が満喫できる傑作短篇集。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF814『アストロ・パイロット』ローラ・J・ミクスン
 全人類宇宙からエリートを結集し、一人前のアストロ・パイロットに育てあげる養成学校にジェイスンという名のとてつもない新入生があらわれた。上級生のアンドレア伊藤は、ジェイスンの発散する危険な香りに心をひかれてゆくが、彼がやってきた真の目的や、彼の胸に秘められた野望には、気づくよしもなかった…。広大な宇宙に夢をかける痛快冒険SFの傑作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF815『超要塞タマニウム』H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ149》
  島の王たちの本拠惑星がルーム星系にあることを知ったローダンは4000隻の新型宇宙艦に発進命令を下した。マークスの大艦隊とともに今度こそ島の王たちの息の根を止めるのだ! だが、そのころ島の王たちは、とてつもない陰謀をたくらんでいた。時間転送機で435 年過去へさかのぼり、そこにいるテフローダー戦艦を太陽系に進出させる。その目的は1971年6月10日に太陽系第三惑星の衛星で不時着しているアルコン調査巡洋艦の破壊。ローダンがアルコン人と遭遇しなければ太陽系帝国の成立も不可能になる。時を越え陰謀が…!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF816『次元交錯星域』A・バートラム・チャンドラー
 《銀河辺境/外伝7》
 銀河辺境星区のさらに外側の宇宙空間に、誰もその正体を解明していない謎の建造物があった。その中には、人類よりはるかに進んだ科学と技術が秘められているはずだ。そこで銀河連邦、辺境星区連合はもとよりシャアラ帝国やウォルドグレン公国が、それぞれに遠征隊を派遣した。だが、そのことごとくが悲惨な最後を遂げたのだ。ある遠征隊は全員行方不明、またある遠征隊は廃人同様になった一人を残し全員死亡した。そこにウォルドグレン公国がまた遠征隊を派遣したという情報が入った。そこで公国に対抗すべく辺境星区連合はグライムズ准将を派遣したが……!?
(引用:早川書房)
 
SF817宇宙探偵ラスティ』ブルース・コーヴィル(2007/11)
 ぼくの名前はラスティ・マクフィー。スペース・コロニー、ICE−3で生科学を勉強している。口うるさい両親はいるし、学課には遅刻するばかりだけど、コロニー生活はいたって快適……のはずだった。ダスト・コンヴァーターの中で、男の腐乱死体を発見するまでは。紛争処理局に連絡するあいだに、死体は強力溶解液のせいで溶けてしまうし、コンピュータで検索しても、スペース・コロニーの居住者に行方不明は見あたらない。それ以来、ぼくは命を狙われる破目に……“存在しない死体”の謎を探る、ラスティ少年の冒険を軽快に描く、近未来SFミステリ!
(引用:早川書房)
   
SF818『ハードワイヤード(上)』ウォルター・J・ウィリアムズ
 超音速戦闘機や装甲ホバーに乗りこんで21世紀アメリカの荒廃しきった中西部をつっ走り、危険なブツを命がけで運ぶパンツァーボーイ。その中でも、カウボーイは伝説的存在だった。全身にハイテク機器を埋めこんで、航法コンピュータや攻撃システムと脳を直結できる“ハードワイヤード”として、彼は危険にみちた灼熱の砂漠や夜の闇を疾走する。だが自由を愛する彼の心には、地球を荒廃させておきながら、軌道上で甘い汁を吸うばかりのコンツェルンへの憎悪が、次第にふくらんでくるのだった…。ハイテクとバイオレスあふれる話題の近未来SF。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF819『ハードワイヤード(下)』ウォルター・J・ウィリアムズ
 カウボーイの怒りは爆発した。軌道コンツェルン同士の抗争のあおりをくって、彼の属する運び屋グループが、別の集団に不意うちされたのだ。地球を荒廃させおれたちを食い物にしながら、人工コロニーで安逸な暮らしを送るあいつらに、目にもの見せてやる! かくしてカウボーイは、美人ハードワイヤードで腕ききボディガードのサラと手を組み、仲間たちの力を結集して、圧倒的な戦闘力と経済力をあわせもつコンツエルンを相手どり、乾坤一擲の大勝負にうって出た…。冒険SFの期待の新星が放つファン待望のフルスピード・サイバーアクション。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF820『権力の果て』ウィリアム・フォルツ&K・H・シェール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ150》
 太陽系帝国とマークスの連合軍は、島の王たちの本拠惑星タマニウムをついに攻略した。惑星は連合軍により封鎖され、着陸禁止令がしかれている。その水も漏らさぬ包囲網を抜けて一機のモスキートが着陸した。島の女王ミロナ・テティンとアトランである。島の王たちの想像を絶する科学技術、その秘密をタマニウムのポジトロニクスから探り出そうというのだ。だが、タマニウム潜入に成功したアトランを待っていたのは、ただひとり生き残った島の王との対決だった。崩壊寸前の惑星での壮絶な戦いを開始した二人の運命は?
(引用:早川書房)

 

 
 
SF821『エンタープライズの反乱』ロバート・E・ヴァーデマン
 《宇宙大作戦28》
  ロムラン帝国に近い、オリオン・アームのアムドン=ジャーナモリア星間で全面戦争勃発の危機が生じた。事態を重視する宇宙連邦は調停のための外交団を〈エンタープライズ〉号で派遣することを決定した。だが、宇宙基地でのオーバーホール直前だった同号のエンジンの調子は悪く、上陸休暇をあてにしていた乗組員の士気もあがらない。しかも外交団のザーヴ大使は短気で、乗組員とのいさかいがたえなかった。漂流中の美女ローレライを救助することに大使が反対したことで、〈エンタープライズ〉号の乗組員の反感が爆発。カーク艦長の手に負えなくなってしまった!
(引用:早川書房)
 
SF822『蝉の女王』ブルース・スターリング
 寒冷や酷暑、真空、低重力、容赦なくふりそそぐ宇宙線…。苛酷きわまりない大宇宙に生きるため、人類はおのれの肉体そのものを改造しはじめた。ある者は遺伝子工学を駆使して肉体そのものを改変し、ある者は肉体とハイテクの融合に未来を見出した。やがてそれが〈工作者〉〈機械主義者〉という二大勢力となり、他の党派をもまきこむ抗争をくりひろげるが、遥かに進歩した異星人〈投資者〉も、太陽系への進出を画策していた…。サイバーパンク派の旗手の未来史SFを日本で独自に結集した、ファン待望の傑作短篇集登場。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF823ロカノンの世界』アーシュラ・K・ル=グィン(2002/5)
SF823ロカノンの世界』アーシュラ・K・ル=グィン(2006/7)
SF823ロカノンの世界』アーシュラ・K・ル=グィン(2012/11)
 《ハイニッシュ・ユニバース》
 全世界連盟から派遣されたフォーマルハウト第二惑星調査隊は、隊長のロカノンを残して全滅した。この惑星にひそむ連盟への反逆者が、調査隊を襲ったのだ。ロカノンはこの星のヒューマノイド、アンギャール族の協力を得て、なんとかこの事実を母星に知らせようとするが……SF界の女王の記念すべき長篇第一作。
(引用:早川書房)
 
SF824『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』ロブ・マグレガー
 考古学者にして無類の冒険家インディ・ジョーンズは、ナチスの暗雲たれこめるヨーロッパをめざした。伝説の聖杯と行方不明の父を探しだすために。ニューヨーク、ベニス、ベルリン、トルコ…。海陸空を縦横無尽に駆けめぐるインディの大冒険。驚異のSFXと息もつかせぬ展開で世界を熱狂させるルーカスとスピルバーグの傑作映画原作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF825『銀河辺境の彼方』A・バートラム・チャンドラー
 《銀河辺境/外伝8》
 辺境星区宇宙軍予備役グライムズ准将の部下が、幻覚症状で宇宙船〈リム・カリブー〉を発進させて事故を起こした。辺境星区では違法とされている麻薬“夢を紡ぐ草”を吸っていたのだ。辺境星区宇宙軍に復帰させられたグライムズは麻薬捜査にかりだされるはめにおちいった。麻薬取引の情報を入手したグライムズは、さっそく惑星エブリスへ向かう。噴煙を上げる火山、強風、地震、雷などで地獄のような景観を持つエブリス。それにもかかわらず、エブリスはリゾート地として栄えている。そこで観光客に変装して潜入したグライムズを襲う恐るべき事件とは?
(引用:早川書房)

 

 
 
SF826『老いたる霊長類の星への賛歌』ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
 理想の植民星を発見した探査船ケンタウルス号。だが、その唯一の帰還者で、異星生物を持ち帰った女性生物学者の報告が明かす恐るべき真実とは? …性心理を探求する「一瞬のいのちの味わい」、太陽フレアにまきこまれ、NASAとの接触を失ったサンバード号の乗務員が見た未来の地球の異様な姿を通して、ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞の栄冠に輝く「ヒューストン、ヒューストン、聞こえるか?」など、つねにSF界に衝撃を与えつづけたティプトリーが、現代SFの頂点をきわめた傑作中短篇7篇をここに結集!
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF827アザー・エデン』クリストファー・エヴァンズ&ロバート・ホールドストック(2018/7)
 《イギリスSF傑作選》
 無生物にとって神とは何か? この命題をいとも軽快に描きあげるイアン・ワトスン「アミール時計」、放射能で汚染された雨の降る近未来を舞台に、母娘の愛憎を情感豊かに歌うタニス・リー「雨にうたれて」、人跡未踏の惑星で探険隊が発見するものは…マイクル・ムアコック「凍りついた枢機卿」、相対性理論がもたらす“ウラシマ効果”にブライアン・オールディスがひねりのきいた結未をつける「キャベツの代価」など、本邦初紹介の新鋭から、さらに円熟味を増した大家まで、今日のイギリスSFを代表する作家の傑作中短篇14篇を収録。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF828『恐怖のプラットフォーム』ウィリアム・フォルツ&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ151》
 縦と横が50キロメートルの巨大宇宙母艦プラットフォームから射出された超弩級戦艦群が、惑星ルビンを包囲していた。《ブラック・ヒルズ》は、そこに釘づけのローダン一行を救出しようとするが、撃墜されてしまった。十数人の生き残りとともにかろうじて脱出したドン・レッドホースは、スペース=ジェットで包囲網突破をもくろむ。だが、戦艦群の攻撃をかわしきれず、やむなくプラットフォームに不時着、何者が操縦するのかもわからない巨大艦の内部に突入するが!?
(引用:早川書房)
 
SF829『ファーポイントでの遭遇』デイヴィッド・ジェロルド
 《新宇宙大作戦1》
 あまたの偉業と名声に包まれた、栄光の航宙艦〈エンタープライズ〉。その艦長に就任したジャン=ルーク・ピカード大佐は、ファーポイント・ステーションへの航宙を命じた。100年近く前、いまや伝説的人物のカーク艦長が行なった深宇宙探査が、ピカード艦長率いる〈エンタープライズ〉号の任務なのだ。だが、〈エンタープライズ〉号は宇宙連邦軍史上類を見ない、異常な出来事に遭遇した…。艦長、クルーを一新した〈エンタープライズ〉号の新たな冒険がここに始まる。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF830渦状星系の深淵』ポール・クック(2007/8)
 謎の存在が作りあげた人工天体〈中院〉から、マンダラのように伸び広がる神秘の星域〈眷属〉。この空間の特殊なパワーが、ついに人類の超光速飛行を可能にした。人類は地球を捨て、果てない宇宙へと飛び出した。だが、その前途に思わぬ強敵が立ちふさがった−神出鬼没でなみの武器では倒せない怪物が、平和なコロニーや宇宙船を血の海に変えはじめたのだ! この事態を解決すべく、分子破壊銃を手に掃討作戦を開始した不死者の総括官コルランは、恐るべき真相に一歩、また一歩と迫ってゆく…壮麗な宇宙を舞台に新鋭が放つSFアクション!
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF831辺境の惑星』アーシュラ・K・ル=グィン(2003/9)
 《ハイニッシュ・ユニバース》
 五千日も続く冬の到来を前に、竜座の第三惑星では大混乱が生じていた。原住種族ヒルフのなかでも蛮族として知られるガールが、他部族の食糧を略奪しに北から移動してこようとしていたのだ。この惑星に移住して、何世代もたつ異星人ファーボーンは、ガールの大軍に立ち向かうべく、ヒルフの温和な部族トバールと同盟を結ぶ。だが、ファーボーンの頭アガトとトバールの族長の娘ロルリーが出会ったとき、事態は大きく展開するのだった…異種族間の相克を、ル・グィンがみずみずして筆致で鮮やかに描いた、『ロカノンの世界』につづく長篇第2作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF832『オールド・マンへの奇襲』H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ152》
 人類の想像をはるかに越える驚異の敵が出現した。直径二百キロメートル、搭載する超弩級戦艦は一万隻以上、強力無比のバリアを持ち、事実上無敵の巨大ロボット艦・・それがオールド・マンだ。この敵をなんとかしなければ、太陽系帝国に未来はない。ローダン、アトラン、自由商人ロウ・ダントンらは、大胆不敵な作戦を実行に移した。グッキー親子が拿捕したオールド・マンの搭載戦艦を偽装し、そこに乗りこんだローダンらが戦艦ごとオールド・マンに潜入したのだ!
(引用:早川書房)
   
SF833『マン・プラス』フレデリック・ポール
 西暦2024年。世界人口は80億を越え、全世界は食糧不足と国際緊張にあえいでいた。コンピューターによれば人類滅亡の可能性は90パーセント以上。この危機を乗り越えるには、火星に植民するしかない。そこでアメリカは総力をあげて《マン・プラス》計画に挑んだ。苛酷な火星環境に適応させるため、人間をサイボーグ化しようというのだ。サイボーグ第1号は実験中に死亡し、すべては第2号であるロジャー・トラウェイの双肩にかかっていた。だがそのロジャーにも危険信号が…。ポールがサイボーグをテーマに人間と機械の新たな関係を描く力作SF。ネビュラ賞受賞作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF834『超戦士コブラ』ティモシイ・ザーン
 《宇宙戦記1》
 コブラとは、体内にコンピュータとサーボ・モーターを内蔵し、手足にレーザー・ガンやアークスロワーを組みこんだ全身まさに武器庫の超戦士だ。コンピュータと連動する視覚システムでレーザー・ガンの自動照準も可能。サーボ・モーターで高いビルもひとっとび、象ほどもある野獣も一撃で倒してしまう。この驚異的な能力がなければ、人類に突如襲いかかってきたトロフト星人に対抗できないのだ…。恐るべき異星種族と戦うコブラ部隊の活躍を描く戦争アクションSF。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF835『戦艦≪オマゾ≫絶体絶命』クルト・マール&コンラッド・シェパード
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ153》
 全長1500メートルの洋梨型宇宙船が、突如モルゲンロート封鎖星域に侵入してきた。マゼラン星雲の方向からやってきたその未知宇宙船は、警告通信にも応答しないし、威嚇射撃にも反応しない。太陽系帝国艦隊の戦艦《オマゾ》は宇宙船をやむなく攻撃、破壊した。だが、爆発の雲からグリーンに輝く巨大なクリスタルが出現し、宇宙船のとっていたコースどおりに光速の10パーセントの速度で飛んでいくのだ。《オマゾ》の艦長は、この奇妙な物体の監視を命じられたが…!?
(引用:早川書房)

 

 
 
SF836重力が衰えるとき』ジョージ・アレック・エフィンジャー(2003/9)
SF836重力が衰えるとき』ジョージ・アレック・エフィンジャー(2007/8)
SF836重力が衰えるとき』ジョージ・アレック・エフィンジャー(2012/10)
 《ブーダイーン》
 おれの名はマリード。アラブの犯罪都市ブーダイーンの一匹狼。小づかい稼ぎに探偵仕事も引きうける。今日もロシア人の男から、行方不明の息子を捜せという依頼。それなのに、依頼人が目の前で撃ち殺されちまった! おまけになじみの性転換娼婦の失踪をきっかけに、血まなぐさい風が吹いてきた。街の秩序を脅かす犯人をつかまえなければ、おれも死人の仲間入りか。顔役に命じられて調査に乗りだしたものの、脳みそを改造した敵は、あっさりしっぽを出しちゃくれない。…実力派作家が近未来イスラーム世界を舞台に描く電脳ハードボイルドSF。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF837『進化の使者(上)』ウォルター・ジョン・ウィリアムズ
 星界を征服し、あまたの植民星を築いた人類に、災厄がふりかかった。度重なるワープ航法が空間を歪ませ、時空から秩序が失われた結果、大半の植民星が孤立化を余儀なくされたのだ。地球文明と切り離された人々は、やがてみずからの出自も忘れていく…。そうした星の一つ惑星エキドナにひとりの旅人が訪れた。中世さながらの状態にとどまっているエキドナの住民にとって、惑星イガラから訪れた旅人フィオナが語る星の世界の物語は、想像を絶するものだった。そのおりもおり、エキドナに史上最大規模の戦乱が発生した。新鋭が描くSF叙事詩。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF838『進化の使者(下)』ウォルター・ジョン・ウィリアムズ
 フィオナの目的は、自分たちの進んだ科学知識をエキドナにわけ与えて、文明を段階的に進化させ、人類の再統合のいしずえを築くことにあった。だが多くの都市国家に吹き荒れる戦乱と、複雑な階級制度の生み出す権謀術数の渦にまきこまれ、“進化の使者”としての使命達成は困難をきわめた。その反面で彼女は、名誉と誇りを重んじるこの星の文化に心を惹かれていく。そして、心から理解しあえる相手とめぐりあった彼女を、思わぬ陥穽が待ちかまえていた…。大型新人ウィリアムズが、進歩を求めてやまぬ人類の姿を描く雄渾のSFスペクトル巨篇。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF839『クリスタルの脅威』K・H・シェール&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ154》
 グリーンに輝く巨大なクリスタルの破壊を命じられた戦艦《オマゾ》が消息を絶って十四時間がすぎた。自由意志を奪って人間を思いのままに操るヒュプノ・クリスタルに《オマゾ》は乗っ取られてしまったにちがいない。その報告を受けたアトランと自由商人ロウ・ダントンは、ダントンの宇宙船《フランシス・ドレーク》で《オマゾ》捜索に乗りだした——ようやく所在をつきとめたかれらは《オマゾ》艦内に侵入して、乗員たちを救出しようと奇策をめぐらすのだが・…!?
(引用:早川書房)
 
SF840ソフトウェア』ルーディ・ラッカー(2000/4)
 《ウェア・シリーズ》
 明るい陽光、バームツリーと白い砂浜。隠退老人たちのリゾート天国、フロリダで余生を送る元天才ロボット学者のコッブは、自分とそっくりの男の訪問を受けた。月に行ってくれれば、代償に新たな肉体を提供するというのだ。月では、かつてコップに自意識を与えられ、人間に対して叛乱を起こしたロボットたちが、独自の都市を築いている。いぶかしく深いながらも招待に応じたコップは、いつしかロボット同士の大抗争にまきこまれてしまった! マッドSFの鬼才ラッカーが、奇想天外な大騒動をポップなタッチで描いたディック記念賞受賞。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF841『消えたサンフランシスコ(上)』ブライアン・ハーバート
 ゴールデンゲート・パークでアヒルに餌をやっていた少女ミシェルは目を見はった。池の対岸が見えなくなるほどの濃霧が、あっというまに一面に立ちこめてしまったのだ。しかも異変は、そこだけにとどまらなかった。サンフランシスコを中心とする一帯がこの異常な霧に包まれ、航空機や船舶の事故が相つぐ。霧に影響されないはずの超音速地下列車すら不通になるありさま。外部との通信もいっさい途絶し、サンフランシスコ市民は不安と混乱の一夜をむかえた。翌日、霧の晴れたサンフランシスコ上空に異星人の奇妙な宇宙船が姿を現わした。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF842『消えたサンフランシスコ(下)』ブライアン・ハーバート
 アリオン人と名のる異星人はサンフランシスコ市民に驚くべき事実を知らせた−実験材料として、サンフランシスコを母星アリオンに持っていくというのだ。巨大バブルに包まれたサンフランシスコは、いま、恐るべき速度で宇宙空間を移動しているらしい。傍若無人なアリオン人のやり方に、サンフランシスコ市民も黙ってはいられない。市民による大暴動デモが各所で繰り広げられ、ハミルトン空軍基地と市の行政部も協力して、アリオン人に対する強力な抵抗運動を展開していく。…気鋭作家が、奇想天外な設定と緻密な構成でリアルに描くSF大作。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF843『JEM』フレデリック・ポール
 空中を浮遊する風船虫、地上を這いまわるひしゃげ蟹、そして空中を掘り進む穴掘屋−宇宙生物学者ダニー・デイルハウスは狂喜した。双子座の惑星ジェムには、三種類もの知的生物が存在しているのだ。そのうえジェムは地球型環境の惑星だから、人口増加と資源枯渇に悩む地球にとって、願ってもない植民惑星となる。デイルハウスの調査結果をうけ、食料ブロック、燃料ブロック、人民ブロックにわかれた地球では、ただちに各ブロックごとの探険隊が組織された。他ブロックより先にジェムを獲得するために三つどもえの熾烈な競争が始まったのだ。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF844『マゼラン星雲の奴隷世界』H・G・エーヴェルス&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ155》
 ローダン一行は、ヒュノプ・クリスタルにあやつられる超弩級戦艦四隻を追跡していた。長い航行の末、四隻はマゼラン星雲の縁にある惑星キーグに着陸する。その偵察に派遣された五人の部下は、無数の洋梨型宇宙船が停泊する大宇宙港を発見。さらに詳しく調査しようと考えたローダンは、ロウ・ダントンらとともにスペース=ジェットで惑星キーグに潜入する。だが、ヒュノプ・クリスタルが支配するキーグには、テラナーたちには思いもよらぬ罠がしかけられていたのだ!
(引用:早川書房)
 
SF845ウェットウェア』ルーディ・ラッカー(2001/2)
 《ウェア・シリーズ》
『ソフトウェア』の騒動から30年。スタアン・ムーニーと名前を変えて、月で探偵稼業にいそしむステイ=ハイに、ユカワ博士から女性助手の行方をさがしてほしいと依頼があった。遺法の麻薬“マージ”がらみの事件らしい。“マージ”は人体のタンパク質をどろどろに溶かし、この世のものとも思えぬ法悦境を味わわせるという代物。しかもロボットがこの麻薬を悪用し、人間・ロボット双方を超越する存在をつくりだそうとしたことから、ムーニーはとんでもない事件に巻きこまれていく…。ディック記念賞受賞のシュールでポップな正統派マッドSF。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF846『悪夢の並行世界(上)』マイクル・P・キュービー=マクダウエル
 1966年。アメリカ人ウォルター・エンディコットがフィラデルフィアのホテルに滞在中、部屋に異変が生じた。いきなり照明が消え、ラジオの音がとぎれ、フロントへの電話もまるで通じない。しかたなく下へ降りてみるとホテルの様子ががらりと変わっていた。設備はみすぼらしく老朽化しており、自分の泊まっていたホテルとは似ても似つかぬものだった。外に出てみると、そこにはホテルに着いたときとまるで違った風景がひろがっていた。そもそも、ここはフィラデルフィアなのか? 真相を追求すべく、エンディコットは街をさまよい歩くが…?
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF847『悪夢の並行世界(下)』マイクル・P・キュービー=マクダウエル
 エンディコットの入りこんだのは、彼自身の世界とは様相の異なる並行世界だった。並行世界の存在を知ったエンディコットはこの世界のアメリカ政府に、上院議員の地位と引き換えにその情報を売った。ほかの並行世界に通じるポイントを次々と発見したアメリカ政府は、各世界の資源・情報を収集すべく、現地に秘密工作員を送りこんだ。のみならず大統領ロビンソンは、並行世界の存在を利用して世界を破滅に導きかねない恐ろしい計画をひそかに進行させていた…。多重世界をめぐる国際的陰謀を背景に新鋭が壮大なスケールで描く傑作SF長篇。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF848『ゴーストバスターズ2』エド・ナーハ
 幽霊退治ならまかせとけ! 幽霊を捕まえるためならば、たとえ火の中、水の中、ヘドロやスライムだってへっちゃらさ。クリスマス・シーズンのニューヨーク、そのにぎやかな街なみの裏にひそむ恐るべき敵の気配を察知したゴーストバスターズは、ただちに活動を開始するが…最新のSFXとスリルにみちた展開で描きだす傑作映画の原作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF849『雨の惑星の秘密』クルト・マール&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ156》
  ローダンらテラナー五人は、敵の洋梨型宇宙船に乗りこみ惑星キーグから脱出した。だがその宇宙船は、知的生物を思いのままに操るクリスタル工作員に支配されていた。しかも、船内にはクリスタル工作員の奴隷である、縦横一メートル半の奇怪な宇宙人“将軍”がひしめき、ローダンらを捕らえようとしているのだ。一方《クレストIV》を指揮するアトランは、キーグから発進した八隻の敵宇宙船のいずれかにローダンらが乗っているにちがいないと八隻を追跡しはじめるが!?
(引用:早川書房)
 
SF850『星の海のミッキー』ヴォンダ・N・マッキンタイア
 12歳の少女バーバリは、ようやく夢にまで見た宇宙ステーションに行けることになった。新しい生活への期待に胸をふくらませるバーバリ。けれどもシャトルに乗りこむ彼女の上着のポケットには、ちっちゃな秘密が隠されていた−大好きな子猫のミッキーを、こっそりしのばせていたのだ。たとえ宇宙に行ったって、ぜつたいこの子といっしょにいたい。でも、もし見つかったらどうしよう…? 元気いっぱい夢いっぱいの、かわいい少女と小猫が星空を走りまわって大冒険。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF851『チャンピオンたちの朝食』カート・ヴォネガット・ジュニア
 次々と傑作を発表しながら、ポルノ小説と誤解される不遇のSF作家キルゴア・トラウト。三度の結婚にも失敗し、話し相手はオウムだけ——そんな彼のもとに、ある日、アート・フェスティバルの招待状がまいこんだ。開催地は中西部にあるミッドランド・シティ。その地でトラウトは、人生の一大転機をむかえることに……エンドウマメ、恐竜、トラック、国旗、商標など、著者自筆のイラストを多数収録する涙と笑いの傑作長篇!
(引用:早川書房)
 
 

 
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