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ハヤカワ文庫SFリスト
1991年(SF0909〜)
 
 早川書房が刊行している「ハヤカワ文庫」のSFレーベルのみのリストです。発売年ごとにまとめてあります。
 簡単な内容紹介をおつけしてみました。なお、紹介データは早川書房(公式Webサイト、または文庫裏表紙の紹介文、もしくは文庫解説目録)か「BOOK」データベースから引用しています。特に記載のないものは独自に作成したものです。

2024年(SF2428〜)/ 2023年(SF2393〜)/ 2022年(SF2350〜)/ 2021年(SF2311〜)
2020年(SF2264〜)/ 2019年(SF2212〜)/ 2018年(SF2161〜)/ 2017年(SF2110〜)
2016年(SF2046〜)/ 2015年(SF1985〜)/ 2014年(SF1935〜)/ 2013年(SF1885〜)
2012年(SF1836〜)/ 2011年(SF1791〜)/ 2010年(SF1739〜)/ 2009年(SF1695〜)
2008年(SF1647〜)/ 2007年(SF1595〜)/ 2006年(SF1543〜)/ 2005年(SF1496〜)
2004年(SF1466〜)/ 2003年(SF1429〜)/ 2002年(SF1385〜)/ 2001年(SF1340〜)
2000年(SF1296〜)/ 1999年(SF1256〜)/ 1998年(SF1217〜)/ 1997年(SF1175〜)
1996年(SF1128〜)/ 1995年(SF1089〜)/ 1994年(SF1045〜)/ 1993年(SF0997〜)
1992年(SF0958〜)/ 1991年(SF0909〜)/ 1990年(SF0852〜)/ 1989年(SF0803〜)
1988年(SF0752〜)/ 1987年(SF0699〜)/ 1986年(SF0646〜)/ 1985年(SF0593〜)
1984年(SF0541〜)/ 1983年(SF0501〜)/ 1982年(SF0460〜)/ 1981年(SF0420〜)
1980年(SF0374〜)/ 1979年(SF0326〜)/ 1978年(SF0274〜)/ 1977年(SF0221〜)
1976年(SF0181〜)/ 1975年(SF0155〜)/ 1974年(SF0134〜)/ 1973年(SF0078〜)
1972年(SF0047〜)/ 1971年(SF0014〜)/ 1970年(SF0001〜)
 


 
 
SF909『夢の海』クルト・マール&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ167》
 オクストーン人は、震動守護者アセル・キンを捕虜にして、いずこに通じているとも知れぬ転送機に震動守護者を送り込んだ。その転送先が、海王星の夢の島と呼ばれるメタンの海であることがついに判明した。そこでアセル・キンをあらためて捕らえるべく、レッドホース率いる突撃コマンドは海王星をめざす。震動守護者トロ・コンの操るオールド・マンとその超弩級戦艦群が包囲している海王星でかれらを待ちうけるものとは…!?
(引用:早川書房)
 
SF910パーキー・パットの日々』フィリップ・K・ディック(2001/11)
 《ディック傑作集1》
 火星人との戦争で人類はかつての豊かな生活を奪われた。地下シェルターに暮らすカリフォルニア地区の住民に残された楽しみといえば、パーキー・パットという女の子の人形と古き良き時代の町の模型を使うシミュレーション・ゲームだけ。そんなある日、オークランド地区ではパットよりずっと成熟した女性人形を使っているという噂が…。表題作ほか、処女短篇「ウーブ身重く横たわる」など鬼才ディックの傑作短篇10篇を収録。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF911時間飛行士へのささやかな贈物』フィリップ・K・ディック(2003/1)
 《ディック傑作集2》
 アメリカで行なわれた国家的なタイム・トラベル実験で、タイム・トリップ中に爆発事故が起きた。ひとつの空間に同時に複数の物体は存在できないという原則を破ってしまったらしい。時間飛行士たちの運命は…。表題作。ある日チャールズは、ガレージにいる父親がふたりになっているのに気がついた…。「父さんに似たもの」など、読む者を現実と非現実のはざまへと引きずりこむ、名手ディックならではの悪夢にみちた9篇。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF912電脳麻薬ハンター』ウィリアム・シャトナー(2013/3)
 ハイテクの粋を凝らしたインテリジェント・ビルが林立する大都市グレート・ロサンゼルス−だがそこは、脳に究極の快楽をもたらす電脳麻薬“テク”が支配する汚れた街でもあった。いまこの街に一人の男が帰ってきた。無実の罪で冷凍睡眠刑に処されたものの、友人の尽力で仮釈放された元刑事ジェイク・カーディガン。かれは私立探偵として働きながら、自分を陥れたテク・ディーラーの卑劣な罠をあばこうとするが…。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF913太陽の炎』ジョージ・アレック・エフィンジャー(2004/8)
SF913太陽の炎』ジョージ・アレック・エフィンジャー(2007/8)
 《ブーダイーン》
 陰謀うずまく近未来アラブの犯罪都市ブーダイーン。この暗黒街で一匹狼を気どってたおれ、マリードも、今じゃ顔役“パパ”の雇われ警官だ。金と権力こそあれど、しょせん使い走り同然の身。なじみの女や友人の、冷たい視線が気にかかる。おまけにお膝元のこの街に、怪しい気配が立ちこめてきた。幼児売買に謎の殺人。名誉挽回のチャンスとばかり、捜査に乗りだすおれを待つものは? 好評『重力が衰えるとき』続篇登場。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF914『グラス・ハンマー』K・W・ジーター
 大戦の余波で、地球の環境は激変していた。苛酷な気候となったアメリカ。軍事衛星の監視するその荒野を特別仕様車で走り、命がけで禁制のハイテク部品を闇市に運ぶ、それが“スプリンタ”だ。彼らの冒険の一部始終はヴィデオに撮られ、衛星放送で全世界に流されている。だがスプリンタのひとりスカイラーは、その裏にうごめく巨大な陰謀の存在に気づいた…。華麗なスタイルで衝撃の近未来ヴィジョンを呈示するSF問題作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF915『銀河の勇者たち』デイヴィッド・ビショフ
 《星界の猟犬2》
 天才科学者キャル・セムザックが異星人ジャクスドローンに誘拐された。サイボーグ諜報員ローラは対策をとらぬ銀河連邦を飛びだして、単身この愛する弟の救出にむかった。ローラが身を寄せたのは宇宙海賊〈スターボウ〉。だが捜索は遅々として進まない。一方、銀河連邦とジャクスドローンの戦争のかげでは、両種族の命運を左右する陰謀がひそかに進行していたのだ。痛快スペースオペラ〈星界の猟犬〉第二部登場。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF916『コブラ部隊出撃!』ティモシイ・ザーン
 《宇宙戦記2》
 かつての宿敵トロフト星人が、人類の植民に最適といって五つの星系を推薦してきた。だが、そのうちのひとつ、惑星クァサマには排除すべき異星人がいるという。そこで人類は五つの星系にコブラ部隊員と通常人との混成調査団を派遣する。調査団が惑星クァサマで見いだした驚愕の事実とは…? 体内にコンピュータはもちろんのこと、レーザー・ガンや各種兵器を組みこんだ超戦士コブラたちの戦いを描く傑作アクションSF。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF917『無敵のオールド・マン』H・G・エーヴェルス&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ168》
 四週間以上も海王星の衛星トリトンの地下都市をさまよっていたオクストーン人の親子、クロノトとペリシュ・モカルト。二人は、トリトンに不時着した太陽系艦隊中佐イリヤ・マルーメと遭遇した。やがて三人は地下都市で古代レムール人の装備と武器を入手する。これで超巨大ロボットのオールド・マンに立ちむかえるかもしれない。完全装備の三人は奇策をめぐらし、ついにオールド・マンの中枢部内に侵入するのだが…!?
(引用:早川書房)
 
SF918『スター・チャイルド』フレデリック・ポール&ジャック・ウィリアムスン
 《スター・チャイルド2》
 小生物ヒューゾリアンが酸素を供給し、人間が居住できる〈宇宙の珊瑚礁〉。冥王星軌道の外側にその星域は広がっていた。そこは巨大コンピュータ〈計画機械〉の支配から逃れた人々の楽園だ。〈機械〉に忠誠を誓う青年少佐ボイジー・ガンは密命を受け、〈宇宙の珊瑚礁〉に潜入する。〈機械〉への脅威は早急に取り除かなければならない。だが、かれがそこで見たものは、〈機械〉どころか宇宙そのものも揺るがす陰謀だった。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF919必殺の冥路』ウォルター・ジョン・ウィリアムズ(2018/5)
 クローンとなって死から甦った企業傭兵スチュワール。だが、“前世”の自分が記憶を更新していなかったため、生涯最後の15年分の記憶は欠落している。なぜ死ななくてはならなかったのか? 自分を殺した犯人は? 謎を解明する鍵は、惑星〈冥土〉をめぐる企業抗争にあるらしい。過去の自分の足路をたどるスチュワールが、記憶の冥路の果てに見た真相とは? 好評『ハードワイヤード』に続くサイバーアクション超大作登場。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF920ハリダンの紋章(上)』ジャック・マクデヴィット(2012/4)
SF920ハリダンの紋章(上)』ジャック・マクデヴィット(2015/11)
 辺境の惑星で古美術商を営むアレックスのもとに悲報が届いた。唯一の肉親のおじが、恒星間飛行中に死亡したのだ。遺品を調べるうち、アレックスはおじが情熱を傾けていた調査に興味をひかれた。アシュール人と人類の戦史に燦然と輝く英雄クリストファー・シム−おじはこの英雄の謎に満ちた実像を解明しようとして、志なかばに倒れたのだ。おじの遺志を継ぎ、歴史をたどる銀河の旅に出発したアレックスだったが…?

 

 
 
SF921ハリダンの紋章(下)』ジャック・マクデヴィット(2012/4)
SF921ハリダンの紋章(下)』ジャック・マクデヴィット(2015/11)
 銀河英雄の伝説のヴェールをはぐアレックの旅は、開幕から不吉な様相を帯びてきた。おじが調査結果のいっさいを記録していたファイルが、何者かに盗まれてしまったのである。だれが、なんの目的で盗んだのか? おじは何を見つけようとしていたのか? 見えざる敵の妨害に悩まされながらも、アレックスは厚い時間の壁にはばまれた歴史の謎に果敢に挑んでいく。新鋭マクデヴィットが雄渾の筆致で放つ宇宙SF決定版。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF922『鋼鉄の砦』ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ169》
 故郷銀河から3200万光年離れた島宇宙M-87で、宇宙航行種族を求めてさまようローダンたちは、微弱なハイパー・インパルスをキャッチした。発信源をたどった《クレストIV》は、巨大赤色恒星の周回軌道上で驚くべきものを発見した。発信源は、三百隻ずつの転子状宇宙船がでたらめに接合された総計三千隻の大宇宙船団だったのだ。ローダンは発信者とコンタクトをとるため、コマンド隊員とともに転子状船に乗りこむが…!?
(引用:早川書房)
 
SF923エイリアン・チャイルド』パメラ・サージェント(2010/10)
 わたしの名前はニタ。15歳になったばかりの女の子。“研究所”と呼ばれる建物で、描型エイリアンのリペルと暮らしている。リペルは外に出ちゃダメっていうし、わたし以外に人間はいないしで、毎日たいくつ。でも、リペルに入ってはいけないといわれた建物に行ってみたら、同じ年ごろの男の子がいたのだ。その子と二人でリペルを説きふせ、わたしたちは人間がいなくなった理由を調べに、研究所の外へ冒険の旅に出た…。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF924故郷から10000光年』ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア(2004/11)
 粒子加速研究所の大惨事が、地球を壊滅させ、ひとりの男を時間の乱流へと押し流した。だが男の意志は強かった。彼はおのれの足で失われた "故郷" へと歩いて帰るべく、遙かなる旅に出立したのだ——「故郷へ歩いた男」ほか、ティプトリーの華麗なるキャリアの出発点である「セールスマンの誕生」、最高傑作と名高い「そして目覚めると、わたしはこの肌寒い丘にいた」など、全15篇を収録するSFファン待望の第一短篇集!
(引用:早川書房)
 
SF925第二創世記(上)』ドナルド・モフィット(2005/5)
 銀河を越えて送られてきた遺伝子情報をもとに、十肢生物ナーによって作られた人類。だが、人類をあくまで庇護しようと考えるナーと、自らの独自性を追求する人類とのあいだには、深刻な対立が生じてしまった。人類がその解決策として選んだのは、ナーに別れを告げることだった。宇宙を航行する巨大なスペース・ツリー〈イグドラシル〉に乗りこみ、自分たちの故郷、3700万光年の彼方にある地球めざして旅立つのだ…。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF926第二創世記(下)』ドナルド・モフィット(2005/5)
 遥かな地球をめざす壮大な銀河間航宙の途上で人類は、二つのブラックホールが一つに融合しようとする、恐ろしい光景に遭遇した。しかもそこから発生する膨大なエネルギー流が、前方に迫ってきている。スペース・ツリー《イグドラシル》も瞬時に呑みこまれてしまうだろう。人類が助かるには、ブラックホールとブラックホールのあいだのわずかな隙間を、決死の覚悟で通りぬけるしか方法はない…。好評『創世伝説』の続篇。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF927『大宇宙の岐路』H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ170》
 M-87銀河の軍事司令長官スコアルトを救出するべくローダン一行は、青い肌のトルクタン人に変装して惑星トルクタンに潜入した。だが、鋼の要塞を守るロボットにヴァイブレーション兵器でローダンとマーシャルは撃たれ捕まってしまった。兵器の後遺症で全身麻酔状態で要塞に連行された二人を待ちうけていたものとは…。一方、捕まらなかったラス・ツバイたちは惑星トルクタンの調査をつづけ、意外な存在と遭遇する!
(引用:早川書房)
 
SF928『帝国の秘宝』ウォルター・ジョン・ウィリアムズ
 《銀河怪盗伝1》
 機略縦横、神出鬼没、絶世の美女に甘い恋をささやきながら狙った宝は断じて逃さない。それが、異星人コーサリイの支配下にある銀河貴族社会で、ひときわ人気の高い《公認盗賊》ドレイク・マイジストラルだ。だがこの快盗でさえ、今回の獲物には手こずっていた−。銀河帝国の命運を左右する究極の“秘宝”を盗みだすというのだから。全宇宙が注視する中で、虚々実々の駆引きの幕は切って落とされた…。シリーズ開幕篇。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF929永遠(上)』グレッグ・ベア(2014/8)
 地球上空に忽然と出現した小惑星〈ストーン〉−。未来の地球人がつくったこの巨大な恒星船の内部には、ハイテク都市ばかりか、さらに地球人の想像を絶する秘密がひそんでいた。無限へと通じる超空間通廊〈道〉が発見されたのである。この〈道〉が異星人ジャルトの侵略をはばむために閉鎖されてから40年の歳月が流れた。荒廃した地球と〈ストーン〉、そして〈道〉で、いままた新たなる壮大無比の物語がその幕をあける。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF930永遠(下)』グレッグ・ベア(2014/8)
 復興をめざす地球と〈ストーン〉の対立が深刻化するなか、かつて〈道〉の彼方に消えたロシア人将校が地球に現れた。その目的は? 異星人ジャルトの真意はどこに? 〈道〉の神秘を解明すべく、おのれの身を捧げた天才科学者パトリシアの運命は? そして無限の時空をつらぬく〈道〉の再結合は宇宙と人類にどんな運命をもたらすのか? 人気作家ベアが前作『永劫』を遥かに上まわるスケールではなつ、ファン待望の続篇登場。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF931竜の貴婦人(上)』アン・マキャフリイ(2001/8)
SF931竜の貴婦人(上)』アン・マキャフリイ(2007/6)
 《パーンの竜騎士・外伝2
 惑星パーンに地球からの植民者が入植して1500年−周期的に襲ってくる、空からの侵入生物、糸胞を竜と竜騎士が迎え討つという社会体制もかたまり、人々は繁栄の一途をたどっていた。だが、ルアサ城砦の早駆け獣のレースで、出走していた早駆け獣が突然、倒れて死亡する事件が発生。しかも、それはほかの皮切りだった。獣のみならず人間までもが、この原因不明の疫病にかかり、つぎつぎと命を落としはじめたのだ…。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF932竜の貴婦人(下)』アン・マキャフリイ(2001/8)
SF932竜の貴婦人(下)』アン・マキャフリイ(2007/6)
 《パーンの竜騎士・外伝2
  空に糸胞があるかぎり、竜騎士は飛んで、糸胞を殱滅しなければならない−。しかし、惑星パーンの安寧をあずかる竜騎士のあいだにすら疫病は蔓延してしまった。療法師ノ長キャピアムが苦心のすえ開発したワクチンも、パーンのあらゆる地点へ瞬時にして運び、人びとに集団接種しなければ効果がない。フォート大巖洞の洞母にして女王竜オルリスの騎士モレタはこのワクチン配付のため、危険きわまる時ノ跳躍に挑むのだった。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF933『ゴールド・コースト(上)』キム・スタンリー・ロビンスン
 さんさんと照り輝くカリフォルニアの明るい太陽。ところ狭しと並ぶ超高層ビル。その間隙を縫うように走る電磁軌道道路網には、コンピュータにより自動制御されたハイテク車が目まぐるしく行きかう。時は21世紀。カリフォルニアの中心部オレンジ郡は、とどまるところを知らぬテクノロジーの進歩がつくりだしたユートピア社会を謳歌していた。だが、この夢のような社会にも、見えざる陥穽がぽっかりと口をあけていたのだ。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF934『ゴールド・コースト(下)』キム・スタンリー・ロビンスン
 ロックとドラッグと車、仲間とのパーティ。それが青年ジムの生活を支配していた。だが刹那的な快楽に溺れながらも、ジムは正体不明の焦燥感をおぼえている。一方巨大軍事企業に勤務するジムの父デニスも、ペンタゴンの新プロジェクトへの参画を契機に、自分たちの生活に疑問を抱きはじめていた。そしてある日、ジムが地下組織の存在を知ったことで、二人の軌跡は微妙に交差しはじめる…。俊英が満を持して放つ雄渾の大作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF935『牢獄惑星』クラーク・ダールトン&クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ171》
  遠距離偵察に出かけたハルト人、イホ・トロトとファンカン・タイクの消息がとだえてから二週間。その二人から微弱なハイパー・シグナルが届いたが、なんとそれは救難信号だった。防護服なしでも真空の宇宙空間で数時間生存が可能、からだの細胞構造をダイアのように硬くすることさえ自由にできるハルト人たち−無敵を誇るはずの二人が窮地に陥ったというのだ。ローダンはさっそくミュータントたちを救援に派遣するが!?
(引用:早川書房)

 

 
 
SF936『エルトダウンの炎』ウォルター・ジョン・ウィリアムズ
 《銀河怪盗伝2》
 リゾート小惑星シルヴァーサイドがついに完成した。華やかな開幕セレモニーにつめかけたあまたの名士や貴婦人たちのなかに、われらが快盗マイジストラルの姿もあった。狙いは、銀河に名高い宝石《エルトダウンの炎》。だがこの宝石を狙っているのは彼だけではない。宿命のライバル、フウ・ジョージも、この警戒堅固な小惑星に乗りこんできていたのだ。エレガントな快盗の胸のすく活躍をえがく人気沸騰シリーズ第2弾。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF937『星々へのキャラバン(上)』マイクル・P・キュービー=マクダウエル
 人類の長年の夢がようやく実現した。太陽系外の星系への植民がついに可能になったのだ。多国籍企業アライド・トランスコンの傘下にあるディアスポラ事業団は、すでに最初の恒星間世代宇宙船ウル号を2083年にイプシロン・エリダニへ向けて出発させた。さらにタウ・セチをめざす巨大な第二の宇宙船、乗員1万人のメンフィス号の完成も目前に迫っている。だが、この宇宙計画に反対するテロ・グループが暗躍しはじめていた…。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF938『星々へのキャラバン(下)』マイクル・P・キュービー=マクダウエル
 星々に憧れ、なんとかメンフィス号に乗り組む1万人の開拓者に選ばれたいと望む人々とは対照的に地球の貴重な資源と人材を宇宙へ送るのは無意味だと考えるグループがいた。なかでも、エレミアに率いられるホームワールドは、宇宙計画をすすめる企業アライド・トランスコンに対しつぎつぎと妨害活動をしかけてくるが…。宇宙開発にたずさわる人々の姿を最新の科学知識を縦横に駆使して迫真の筆致で描きだす力作長篇。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF939『歓楽世界ゲーギヴァル』ウィリアム・フォルツ&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ172》
  ローダン一行はトルクタンでの作戦で、球状銀河M-87の支配的カーストに属している基地のエンジニアの存在を知った。かれらはM-87を支配する中枢部の設計者の側近だ。もしコンタクトに成功すれば、故郷の銀河への帰還も夢ではない。スコアルから得たデータをもとに、トルク星系から6718光年離れた休暇惑星ゲーギヴァルに潜入したローダンは、ロウ・ダントンやミュータントたちとともにとほうもない作戦を開始した!
(引用:早川書房)
 
SF940星々の聖典(上)』ドナルド・モフィット(2005/7)
 太陽系のみならず近傍星系までもイスラム教勢力によって支配されている近未来−。火星首長国では三十年ぶりに、首長の頭部を切断し、若いクローンの体に接合させる〈打首の儀式〉が行われようとしていた。クローニング技術者ハミード・ジョーンズは、証人としてこの儀式に参列した。ところが手術の最中に、客席にまぎれこんでいた過激派が銃を乱射。ハミード・ジョーンズの目のまえで、首長の頭部は鮮血に染まった。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF941星々の聖典(下)』ドナルド・モフィット(2005/7)
 瀕死の重傷をおった首長を見かぎり、太政大臣と宦官長官はクローンを用いて偽首長の擁立をはかった。偶然この秘密を知ったハミード・ジョーンズは大臣や長官、はては過激派から命を狙われる。そのうえ、砂漠に潜む王位僣称者アル・シャルク、イスラムの盟主を目指すアルファ・ケンタウリの帝王も、ハミード・ジョーンズの持つ情報を得ようと躍起になっていた…。気鋭の作者が壮大なスケールで描く奇想天外なイスラム宇宙。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF942空洞地球』ルーディ・ラッカー(2003/8)
 1830年代、南北戦争前のアメリカ・ヴァージニア州の少年メイスンは、ひょんなことから殺人をおかしてしまった。逃げまわるメイスンが出会ったのは、なんと崇拝する作家エドガー・アラン・ポウ。この奇矯な天才と運命的な出会いが、メイスンを驚異の旅へいざなうことになった−地球内部にひろがる広大な空洞を探険する冒険旅行へと。鬼才が自由奔放な想像力で先達ポウに挑み、SF界の絶賛を博した傑作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF943『新たなる誕生』フレデリック・ポール&ジャック・ウィリアムスン
 《スター・チャイルド3》
 知性ある星々との共生関係こそ、巨大コンピュータ〈計画機械〉の支配から解放された人類の、宇宙進出への足がかりだった。ところが、知性ある星をみずから作ろうとした科学者の実験が失敗。すべてのものを敵視する災厄の星、ローグ・スターが作りだされてしまった。宇宙そのものを破滅に導きかねないローグ・スターを制御するため、人類は知性ある星々に助けを求めるのだが…。〈スター・チャイルド〉三部作ここに完結。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF944『彼岸からの警報』H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ173》
 ローダンたちは基地のエンジニアのひとり、アゲン・トルムブをようやく捕虜にした。故郷の銀河に帰還するには、かれの協力とディメトランス・エンジンの入手が不可欠なのだ。だが、尋問をはじめると、アゲン・トルムブは未知の力に肉体の原子のエネルギーを吸い取られて死んでしまった。しかも、太陽系艦隊のチャイ・クールー、タルフォル人のラムドル、雪ゴリラのジェファーソンも同じ恐るべき運命に見舞われてしまった!
(引用:早川書房)
 
SF945キルリアンの戦士』ピアズ・アンソニイ(2013/9)
 《クラスター・サーガ1》
 時は24世紀。天の川銀河ソル星圏に、中心部の星圏から使者が訪れた。アンドロメダ銀河が天の川のエネルギーを盗もうとしており、これを阻止するためには各星圏が連合を結成して、敵工作員を発見する必要があるという。この急報の伝令に選ばれたのが、天の川最高度のオーラの持ち主フリント。かくして惑星さいはてのフリントは、オーラ転移による星間旅行に旅立った。〈魔法の国ザンス〉の作者による一大冒険SF開幕篇。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF946『コブラの盟約(上)』ティモシイ・ザーン
 《宇宙戦記3》
 体内にコンピューターやサーボ・モーターを内蔵し、手足にレーザー・ガンを組みこんだコブラ部隊員−。見かけはふつうの人と変わらないが、全身がまさに武器庫の超戦士である。そのコブラ部隊員ジョニー・モロウのたてた計画により、惑星クァサマの脅威は排除された。だが、三十年ちかくがすぎ、惑星クァサマの軌道上に投入された偵察衛星に不審な機能停止が発生した。そこでコブラ部隊員の派遣が決定されたのだが…。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF947『コブラの盟約(下)』ティモシイ・ザーン
 《宇宙戦記3》
 惑星クァサマをひそかに調査するのに必要な連絡宇宙艇は、トロフト星人だけが持っている。そのトロフト星人は、派遣するコブラ部隊員にかつて活躍したジョニー・モロウの血縁を入れるように要求してきた。そこでコブラ隊員養成学校で初めての女性訓練生、ジョニーの孫娘で成績優秀なジャスミンが派遣されることになった。厳しい訓練のすえに、ついに惑星クァサマに到着したコブラ部隊員たちを待っていた恐るべき罠とは?
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF948『五次元の罠』ウィリアム・フォルツ&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ174》
  基地のエンジニア、アゲン・トルムブの要塞を制圧したのもつかのま、ローダンたち6人のテラナーはトルムブの計略により捕らわれの身になってしまった。ドゥムフリー艦隊が付近の星域を封鎖するなか要塞はまたたくまに修復され《クレストIV》のアトランも介入はできない。さらにトルムブは捕虜たちにかれらを惑星ドウェリオンに護送すると告げた。そこにいる内なる心理の探索者がローダンたちを治療するというのだが…。
(引用:早川書房)
   
SF949『超宇宙への門』デイヴィッド・ビショフ
 《星界の猟犬3》
 人類は、謎の異星人ジャクスドローンと泥沼化した戦争をつづけていた。その帰趨を左右する鍵が、超空間〈オメガ宇宙〉だ。囚われの天才科学者キャルは、ジャクスドローンから〈オメガ宇宙〉の神秘を解明せよと迫られる。一方、人類連邦を飛び出したキャルの姉で凄腕のパイロットのローラもまた海賊船の船長ノーザン一行とともに、この〈オメガ宇宙〉をめざしていた……壮大なスケールのモダン・スペースオペラ三部作完結!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF950星々の教主(上)』ドナルド・モフィット(2005/7)
SF951星々の教主(下)』ドナルド・モフィット(2005/7)
 クローニング技師のアブドル・ハミード=ジョーンズは、火星首長国大政大臣ルビンシュタインの失脚に巻き込まれ、懸賞金をかけられてしまった。やむなく、アルファ・ケンタウリへと亡命したハミード=ジョーンズ。帝王(スルタン)に謁見し情報とひきかえに仕事を得るが、スルタンは、火星破壊計画を暖めていた……。
『星々の聖典』の続編。
 
SF952『ロボット・パトロール』クルト・マール&K・H・シェール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ175》
 《クレストIV》は基地のエンジニアの巨大宇宙要塞に繋留されていた。アゲン・トルムブとキボシュ・バイウォフの計略により、旗艦は乗員ごと捕獲されたのだ。脱出に成功したグッキーとミュータントたちの活躍で、要塞はリニア飛行ができなくなっているものの、修理が終われば脱出不可能な場所に連行されるにちがいない。テラナーにとり最後の希望は、グッキーたちだけ。ローダンはかれらにパルチザン作戦を始めさせたが!?
(引用:早川書房)
 
SF953タローの乙女』ピアズ・アンソニイ(2013/9)
 《クラスター・サーガ2》
 天の川銀河のエネルギー奪取をもくろんだアンドロメダ銀河の野望が阻止されてから、10世紀。だがその平和もついに破られた。アンドロメダがオーラの弱い者に強制的に乗り移る技術を会得、新たな侵攻作戦を開始したのだ! 宿敵打倒のため呼ばれたのは、現存する最高オーラの持ち主で、タローを操るミンタカ星のメロディ。彼女はソル人美女の肉体に転移し、宇宙艦隊へと送りこまれたが…。風雲急を告げるシリーズ第2巻。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF954『レッドシフト・ランデヴー』ジョン・E・スティス
 超空間宇宙船〈レッドシフト〉−その船内では、光の速度は秒速10メートル、音速にいたっては、わずか6.6メートル。走るだけで音速は超えられ、赤方偏移も起こってしまう。そんな船内で殺人事件が発生した。〈レッドシフト〉は超空間階層の間を航行中で、外部の世界とは隔絶しているから、乗員か乗客が犯人であることは間違いない。一等航行士ジェイスン・クラフトはさっそく捜査を始めるが…。話題の長篇ついに登場。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF955『巨人奴隷』ウィリアム・フォルツ&ハンス・クナイフェル
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ176》
 FpF艦を擁する太陽系艦隊は、震動守護者トロ・コンが率いるドランの地球攻撃部隊をようやく撃退した。だが、ローダンの留守をあずかるブリーは警戒をゆるめていなかった。そのブリーのもとに、敗走するドラン部隊から一体が脱落したとの報が入った。旗艦《ワイオミング》で現場に急行したブリーは、タコ・カクタ、ドン・レッドホース、カマロン・オレクを偵察に派遣する。ドラン内に侵入した三人が見たものとは!?
(引用:早川書房)

 

 
 
SF956ネリルカ物語』アン・マキャフリイ(2001/8)
SF956ネリルカ物語』アン・マキャフリイ(2004/2)
SF956ネリルカ物語』アン・マキャフリイ(2007/6)
 《パーンの竜騎士・外伝3
 原因不明の疫病がはやり、療法師ノ長の命により、パーン全土に検疫体制が敷かれた。フォート城砦ノ太守の娘ネリルカは、ルアサの市に行った母と妹たちを、この疫病で失ってしまった。すぐに後妻を娶った彼女の父トロカンプ太守は、病人を収容所に押しこめ、ろくな援助も与えない。ネリルカはそんな父親に反発し、看護の腕をいかして自分の人生を切り開いていこうと考えるのだった…。『竜の貴婦人』のサイド・ストーリイ。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF957『治療者の戦争』エリザベス・アン・スカボロー
 闇夜を切り裂く銃火、大地を揺るがす迫撃砲の轟音、そして傷病兵の悲鳴…。従軍看護婦キティが見たベトナム戦争は、まさにこの世の地獄だった。だが、高齢のベトナム人患者からふしぎな護符を譲られたことで、彼女の運命は一変した。その護符の力で、キティは名実ともに“癒す者”となったのである。気鋭の女流作家が、みずからの体験をもとに魔術的な筆致でベトナム戦争を描き、全米に衝撃を与えたネビュラ賞受賞作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
 

 
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