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ハヤカワ文庫SFリスト
1993年(SF0997〜)
 
 早川書房が刊行している「ハヤカワ文庫」のSFレーベルのみのリストです。発売年ごとにまとめてあります。
 簡単な内容紹介をおつけしてみました。なお、紹介データは早川書房(公式Webサイト、または文庫裏表紙の紹介文、もしくは文庫解説目録)か「BOOK」データベースから引用しています。特に記載のないものは独自に作成したものです。

2024年(SF2428〜)/ 2023年(SF2393〜)/ 2022年(SF2350〜)/ 2021年(SF2311〜)
2020年(SF2264〜)/ 2019年(SF2212〜)/ 2018年(SF2161〜)/ 2017年(SF2110〜)
2016年(SF2046〜)/ 2015年(SF1985〜)/ 2014年(SF1935〜)/ 2013年(SF1885〜)
2012年(SF1836〜)/ 2011年(SF1791〜)/ 2010年(SF1739〜)/ 2009年(SF1695〜)
2008年(SF1647〜)/ 2007年(SF1595〜)/ 2006年(SF1543〜)/ 2005年(SF1496〜)
2004年(SF1466〜)/ 2003年(SF1429〜)/ 2002年(SF1385〜)/ 2001年(SF1340〜)
2000年(SF1296〜)/ 1999年(SF1256〜)/ 1998年(SF1217〜)/ 1997年(SF1175〜)
1996年(SF1128〜)/ 1995年(SF1089〜)/ 1994年(SF1045〜)/ 1993年(SF0997〜)
1992年(SF0958〜)/ 1991年(SF0909〜)/ 1990年(SF0852〜)/ 1989年(SF0803〜)
1988年(SF0752〜)/ 1987年(SF0699〜)/ 1986年(SF0646〜)/ 1985年(SF0593〜)
1984年(SF0541〜)/ 1983年(SF0501〜)/ 1982年(SF0460〜)/ 1981年(SF0420〜)
1980年(SF0374〜)/ 1979年(SF0326〜)/ 1978年(SF0274〜)/ 1977年(SF0221〜)
1976年(SF0181〜)/ 1975年(SF0155〜)/ 1974年(SF0134〜)/ 1973年(SF0078〜)
1972年(SF0047〜)/ 1971年(SF0014〜)/ 1970年(SF0001〜)
 


 
 
SF0997『死の地下迷宮』ハンス・クナイフェル&H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ187》
 二次制約者に対抗する兵器−平和転換機を求めて惑星ハルトに降りたローダンは、ようやく長老ワクソ・カナの協力をとりつけた。しかし平和転換機がかくされていると見られる地下世界は、ハルト人のみに作用する謎の“死のゾーン”に守られている。テラナーはやはり独力てその兵器を入手しなくてはならないのだ。ローダンの命令でボンテイナーはふたたび探検コマンドを率い、死のゾーンをこえて地下世界に挑んだが……!?
(引用:早川書房)
 
SF0998『ファルコン(上)』エマ・ブル
 遥かな未来。惑星国家カムルーの王子ニキの運命は、ある日大きく一転した。わずか数時間のうちに愛する家族をことごとく惨殺され、みずからも命を狙われる身となったのだ。政権奪取を狙う銀河の一大勢力〈調和連盟〉の陰謀だった。単身カムルーを脱出したニキは特殊手術を受け、宇宙船の電子回路と神経を直結させたゲシュタルト・パイロットとして生まれかわるのだが…? 新鋭がはなつニュー・スペースオペラの快作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF0999『ファルコン(下)』エマ・ブル
 稀代の天才歌手ハリスの依頼を受けて、ニキは惑星ラミアに急行した。ラミアはもっか調和連盟の監視下にあり、外部の者の出入りはおろか交信すら禁じられ、住民は餓死の危険にさらされている。待ち受ける連盟艦隊をうちやぶり、ラミアの封鎖を解除するのだ。だがその間にも、ゲシュタルトに必須のドラッグの作用で、ニキの体は着実に蝕れつつあった。迫りくる死の予感に怯えながら果敢に仇敵に立ち向かう彼の運命は?
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF10002001年宇宙の旅 −決定版−』アーサー・C・クラーク(2000/3)
SF10002001年宇宙の旅 −決定版−』アーサー・C・クラーク(2007/10)
SF10002001年宇宙の旅 −決定版−』アーサー・C・クラーク(2019/9)
 三百万年前に地球に出現した謎の石板は、ヒトザルたちに何をしたか。月面に発見された同種の石板は、人類にとって何を意味するのか。宇宙船のコンピュータHAL9000は、なぜ人類に反乱を起こしたのか。唯一の生存者ボーマンはどこへ行き、何に出会い、何に変貌したのか……作者の新版序文を付した傑作の決定版!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1001『ミレニアム・ヘッドライン(上)』ジョン・ケッセル
 1999年。世紀末アメリカ。衰えた国力は回復しようもなく、国民は耐乏生活を強いられていた。貧困と麻薬と伝染病がひろがり、人々の不安を食い物にする新興宗教がはびこっている。その不安をあおるように、アメリカ各地でUFOの目撃例が急増、人間そっくりの謎の存在が超自然的事件を引き起こしていた。巨大ネットワーク局の記者ジョージはこの事件に注目して取材を開始したが、やがて恐るべき確信を抱くようになった。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF1002『ミレニアム・ヘッドライン(下)』ジョン・ケッセル
 なんとしても異星人の存在をあばき、地球侵略を未然に防がなくてはならない−。ジョージはそう確信した。千年王国到来を訴えるテレビ伝道師ギルレイもまた、異星人来訪を確信していた。西暦2000年の訪れと同時に、キリストを司令官とする宇宙船が降臨、最後の審判が始まるというのだ。多彩な人物が狂気のドラマを織りなすあいだにも、新千年紀は刻々と近づいていた。悪意と哄笑と風刺に満ちた、米SF界俊英の野心作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1003『ヴァルカンの悪霊』J・M・ディラード
 《宇宙大作戦31》
 ハイドリラ星区から帰還する探険隊の一部を乗せてヴァルカンを訪れた航宙艦〈エンタープライズ〉。ところがスポックの故郷であるこの星は、先に帰還していた探険隊員によって運びこまれた精神寄生物に汚染され、悪の巣窟と化していた。人々にとりついて兇暴化させる寄生物の魔の手は、スポックの父母や〈エンタープライズ〉のクルーにまで伸びる。カークらは、狂気が蔓延するこの星に平和を取りもどすことができるのか。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1004第二の接触』マイク・レズニック(2002/3)
 宇宙軍のベッカーは、軍法会議の弁護人に任ぜられた。被告は、突如ふたりの部下を射殺した軍艦の艦長。目撃者がいたにもかかわず、艦長は“自分はふたりを殺していない”と主張している−。彼らは異星人だったから、殺人ではないという理由で。宇宙軍に異星人が潜入している。半信半疑で調査をはじめたベッカーは、いつしか危険きわまる罠に足を踏みこんでいた。人気絶頂レズニックのエンターテインメントSF快作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1005大潮の道』マイクル・スワンウィック(2006/10)
 植民惑星ミランダは変化の時を迎えていた。極地の氷が解け、陸の大半が水没する時季が近づいていたのだ。この星に星間政府の役人が派遣されてきた。グレゴリアンという男が禁制テクノロジーを使用し、水中生活の可能な改造人種を作りだしているとの報があったのだ。グレゴリアンの足跡を追ううち、役人は美しくも怪異なこの星の罠にからめとられていく…。科学と魔術を華麗に融合させ絶賛を浴びた珠玉のネビュラ賞受賞作。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF1006『サイティーン(1)』C・J・チェリイ
 〈辺境〉星域における反地球勢力〈同盟〉の中心地、惑星サイティーン。ここでは植民政策にともなう人員増強のため、徹底した遺伝子操作とテープ学習によって人間が“製造”されていた。この技術を管理する遺伝子工学研究所は、ひとりの老獪な女性科学者アリアンが全権を掌握している。才能と権力をほしいままにする彼女が極秘のうちにすすめる、きわめて危険な試みとは。ヒューゴー賞に輝く傑作SF巨篇、堂々の開幕。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF1007『過去からの声』H・G・エーヴェルス&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ188》
 テラの国家大臣チアリーニは対二次制約者戦でマークスに援助を要請するべくアンドロメダ星雲に赴いた。だが、そこではテフローダーの地下組織スポクタラが暗躍していたのだ。かれらは、マークス根絶を画策するとともに故郷銀河のアコン人に対極砲をわたし、太陽系帝国に対抗する武器にさせようとしていた。チアリーニはテラ艦隊50隻をひきいて敵の秘密惑星がある星域AnAb6613にみずから乗りこんでいったが…!?
(引用:早川書房)
 
SF1008『獣の数字(1)』ロバート・A・ハインライン
 「あたしのパパが作ったタイム・マシンを見てくださる?」−ぼくの決死のプロポーズに、彼女は笑ってそう答えた。だがそれは単なるタイム・マシンではなく−。多元宇宙を自在に往来できる連続体飛行機だった。この画期的発明を狙う謎の異星人に新婚早々殺されかけたぼくらは、この飛行機を駆って時空を超えた逃避行へと旅立ったのだが…。円熟期を迎えたハインラインの力作長篇、待望の文庫化第一弾。全三巻完結。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1009どろぼう熊の惑星』R・A・ラファティ(2001/4)
 盗みの天才エイリアン〈どろぼう熊〉。着陸直後から宇宙船に侵入したこの奇怪な生物は、文字どおり“あらゆるもの”を盗みはじめた…。惑星調査隊が直面した血も凍る悪夢をブラックに描く表題作はじめ、世界を支配する秘密結社の苦悩をつづる「秘密の鰐について」、大空に浮かぶ巨大な島の物語「また、石灰岩の島々も」などなど、SF界のホラ吹きおじさんラファティの魅力をたっぷりと詰めこんだ日本版オリジナル傑作集。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1010『サイティーン(2)』C・J・チェリイ
 生前みずからが残した詳細なデータをもとに再生されたアリ。なにも知らずに成長した彼女が七歳のとき、突然ママが姿を消してしまう。七歳で実母と死に別れた“初代アリ”と同じ環境を作るため、後見人たちがとった措置だった。やがて自分が、かつて絶大な権力を誇った女性の“複製”であることを知った彼女は、初代アリが残した全遺産の相続権を主張して法廷に立ち、一躍マスコミの寵児となるが。傑作SF巨篇第二巻。ヒューゴー賞受賞。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF1011『怪物惑星』ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ189》
  ローダンはオールド・マンの秘密資料庫で超巨大ロボットが建造された惑星の手がかりを発見した。古レムール人の基地であるその惑星サティアトには、ドランを撃退した超兵器コントラフィールド放射装置の秘密も隠されているにちがいない。さっそくローダンはレムリア史の専門家シュジーエフ博士を同行して、サティアトに赴いた。だが、パラディンとともに惑星表面に降りたローダンを超重力の地獄が待ち受けていた…!
(引用:早川書房)
   
SF1012『獣の数字(2)』ロバート・A・ハインライン
 ジェイクの発明を狙う異星人の行動はエスカレートする一方。ついにぼくら一家の隠れ家は原爆で吹き飛ばされてしまった! かれらの執拗な攻撃から逃れるため連続体飛行機に乗りこんだぼくらは、別の宇宙に転移して火星に着陸した。だがそこは翼竜のような飛行機が空を舞い、宇宙進出を果たしたロシアとイギリスが熾烈な領土争いを繰り広げている奇妙な世界だった…巨匠の奔放な筆致が冴える力作長篇第二巻。全三巻完結。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1013第七の封印』オースン・スコット・カード(2005/7)
 神話と伝承に彩られた惑星イマキュラータ。13歳の少女ペイシェンスは、幼いながらも有能な外交官兼暗殺者として、父とともに王家に仕える身だった。だが彼女には重大な秘密があった−。太古の予言はペイシェンスこそ人類の救世主であり、神を産む聖母になると告げていたのだ。父の死後、放浪の旅に出た彼女だが、その行く手には予言の成就をはばむべく恐るべき敵が待ちうけていた…。人気作家カードが描くSF冒険譚。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1014『サイティーン(3)』C・J・チェリイ
 初代アリは複製の育成のために、公私にわたる莫大な記録をのこしていた。後見人である叔父との確執、仲間の子供たちとの駆引き、性のめざめ−。多くの悩みを抱えるアリに、初代アリはコンピューターを通して語りかけ、アリは初代アリの人生をなぞるかのように成長していく。いっぽう防衛庁内部では、テープ製造を独占しているリシューンの国有化を主張する一派が台頭し、アリの立場を脅かしはじめるが。ヒューゴー賞に輝く傑作巨篇第三巻。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1015『時間コマンド』クルト・マール&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ190》
  メタン惑星スコーチャーに着陸した《クレストV》に警告の通信がはいった。発信者は《ディノ3》のガス・バーナード小佐、オールド・マンの建造者のひとりだ。かれが脳だけの存在になって生き延びている、古レムール人の地下施設が正体不明の敵の攻撃を受けているという。その敵を撃退しないかぎり、太陽帝国は二次制約者に対抗する兵器を入手できない。ローダンはただちに戦闘コマンドを率いて地底世界に突入したが!?
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1016『獣の数字(3)』ロバート・A・ハインライン
 黄色い煉瓦のオズの国、『ガリバー旅行記』の小人国…。多元宇宙を旅するぼくらが見たものは、かつて親しんだ小説そのままの世界だった。本の中の世界はみんな宇宙のどこかに実在していたのだ。だが、どんな宇宙に逃れても、邪悪な異星人は執拗にぼくらを追ってくる。ぼくら一家に安住の地はないのか? そんな時、ぼくらの前に思いもよらぬ人物が現われた…。巨匠が最大の情熱を傾けて描き上げた力作長編、ここに完結。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF1017時の果ての世界(上)』フレデリック・ポール(2004/8)
SF1018時の果ての世界(下)』フレデリック・ポール(2004/8)
 地球から20光年はなれた植民惑星ニューマンホームを目指している恒星間宇宙船〈ニュー・メイフラワー〉だったが、予期されていなかった〈閃光星〉が出現。船のコースは、大きく変えられてしまった。一方、G3型恒星の内部に住むプラズマ生物ワン・ツは、恒星や銀河で“遊ぶ”のを楽しんでいた。戯れに自分の分身をつくるが……
 
SF1019『サイティーン(4)』C・J・チェリイ
 〈同盟〉には、アリの政治的立場だけでなく命まで狙う動きがあった。それを知ったアリは初代アリがコンピューター内にのこしたデータのすべてを手に入れ、後見人である叔父からさえも独立した勢力基盤をひそかにかためはじめる。おりしも首都ノヴゴロドで反体制派による破壊活動が頻発し、アリの身近はさらに緊迫するが…。人間製造の技術を手にした人類の姿をえがいて数々の問題を提示する傑作巨編、堂々の完結。ヒューゴー賞受賞作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1020『死者たちの星域(上)』ティモシイ・ザーン
 銀河有数の金属鉱山を持つソリテア星系は正体不明の〈雲〉に覆われ、通常の方法では進入することができない。唯一の手段は死んだばかりの人間に操縦させることであり、そのためソリテアを訪れる船は必ず死刑囚を2名乗せることになっていた。この星系への運航免許を得たキャリロン社は、読心能力を持つ青年ベネダーを惑星ソリテアに送りこむ。だが、帰路に殺される運命にある女囚カランドラはまったくの無実だったのだ。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF1021『死者たちの星域(下)』ティモシイ・ザーン
 死刑囚カランドラを伴って惑星ソリテアを脱出したベネダーは、隣接する惑星スポウルで知性を持つ植物〈入道雲〉の群を発見した。思いがけないファースト・コンタクトに全ソリテア星系は沸きかえり、ベネダーたちは読心能力を駆使してこの生物との対話に取り組むことになる。やがて〈入道雲〉はソリテア星系を包む〈雲〉にまつわる恐るべき秘密を語りはじめるのだった…。冒険SFの第一人者が新境地を拓く本格宇宙SF。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1022『銀河おさわがせパラダイス』ロバート・アスプリン
 億万長者で宇宙軍大尉でもあるウィラード・フール率いるオメガ中隊は、強力なチームワークと型やぶりな作戦が売り物。そんな彼らに課せられた次なる任務は、なんと開業したばかりのカジノ〈ファット・チャンス〉の警備。楽な仕事かと思いきや、フタを開けてみたら数々の落とし穴が…。個性派ぞろいの中隊員をしたがえて、フール中隊長が持ち前の知力と財力でまたもや大活躍。必笑の痛快ユーモア・ミリタリーSF第2弾。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF1023『リムランナーズ』C・J・チェリイ
 〈会社戦争〉は〈艦隊〉側の敗北で終結した。ステーションで絶望の日々を送る、元〈艦隊〉の軍人ベット。彼女は宇宙に出たい一心で、正体不明の辺境航行船 −リムランナー−に整備工と身分を偽って乗りこむ。ところがその船は、よりによって〈艦隊〉の生き残りを狩るスパイ船だったのだ。くせ者ぞろいの乗組員にかこまれて、一触即発の苛酷な宇宙生活が始まった。ヒューゴー賞受賞作家が放つ現代のスペース・オペラ。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1024『廃墟の惑星』ハンス・クナイフェル&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ191》
《EX=3333》の船長ヴィヴィアー・ボンテイナーは、結婚したてのアリサリとともに南太平洋で休暇を楽しんでいた。ふたりは、テラの富豪ノエル・ミント=キシランのパーティに招かれ、深海ヨット《ポセイドン》による海底探検にさそわれる。発見されたばかりの古レムール人の遺跡を調査しようというのだ。だが、深海に向かったボンテイナーたちを待ち受けていたのは、二次制約者とアコン人による地球破壊の陰謀だった!
(引用:早川書房)
 
SF1025スターバースト』ジェフリー・A・カーヴァー(2005/7)
 超新星爆発を目前に控えた恒星ベテルギウスを周回する宇宙ステーションでは、科学者たちがノヴァ化の進行を観測していた。しかし彼らの真の目的はある極秘計画を実行することであり、そのためには若き天才ウィラード・ラスキンの助力が必要なのだ。だが肝心のラスキンは、すべての記憶を失って遠く離れた惑星カンタノに…。しかも、彼の肉体には驚くべき変化が起こっていた。新鋭がサスペンスフルに描く傑作宇宙SF。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF1026銀の髪のローワン』アン・マキャフリイ(2011/1)
 《九星系連盟1》
 「マミイィ!」助けを求める叫びが、惑星アルタイル中に響きわたった。これほどの思念を送れるとは、たいへんな超常能力の持ち主に違いない。惑星政府は発信者の捜索に全力をあげた。そうして救出されたのは、大規模な地滑りで壊滅した鉱山基地でただひとり生き残った少女ローワンだった。卓抜した才能に恵まれた彼女が、超常能力者として、女性として成長してゆくさまを、人気女性作家が情熱あふれる筆致で描く意欲作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1027『辺境の人々』オースン・スコット・カード
 限定核戦争と細菌戦のために壊滅状態になった近未来のアメリカ。すべての大都市を破壊して、あらゆる州を荒れ地に変えた災厄にもかかわらず、人々は生き延びていた。金や生命を狙う暴徒や浮浪者が徘徊する土地を抜け、数千キロ彼方のユタをめざす旅人たちと一匹狼のティーグを描く「西部」、車椅子の教師と不良生徒たちの物語「辺境」など、コミュニティの中心から離れ“辺境”でたくましく生きる人々を描く傑作連作集。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF1028『見えざる者たちの世界』クラーク・ダールトン&H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ192》
  地球を去ること15万3000光年の小マゼラン星雲で《フランシス・ドレーク》は未知のこま状宇宙船の攻撃を受けていた。しかも敵の一隻に自由商人の王ロウ・ダントンたちが捕らえられている。ブルトザール・クラハラ率いるコルヴェットFD-4は、この危機を故郷銀河のローダンに急報するため、戦場を脱出した。だが、敵船の攻撃でコルヴェットは不時着をしいられる。嵐の吹きすさぶ惑星でクラハラたちが遭遇したものとは!?
(引用:早川書房)
 
SF1029『スターストリーム』ジェフリー・A・カーヴァー
 人類居住宙域と銀河系深部を結ぶゲイトウエイの開通から90年。人類は意欲的に銀河へ進出し、多くの船が新世界めざしてこの天空の水路を下っていった−。少女クローディの乗る〈チャリティ〉もそんな植民船の一つだった。だが航行中の同船は、空間を思いのままに破壊する獰猛な異星人スロッグに襲われる。逃げ場のない水路の中で、一行は生き延びることができるのか…。未知の試練に直面した少女の冒険を描く力作宇宙SF。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1030ナイトサイド・シティ』ローレンス・ワット=エヴァンズ(2007/11)
 発見当初、惑星エピメテウスは自転していないとみなされ、人々は大量の放射線を浴びる昼側を避けて夜側にナイトサイド・シティを築いた。が、その後の調査で惑星の自転が判明。シティは遠からず昼側に移動し、居住不能となる運命だ。シティの片隅で探偵稼業をいとなむカーライルは、ある日依頼人からシティ買い占めの動きがあることを聞く。“夜明け”を間近にしていったいなぜ…。タフな女探偵が活躍するミステリSF。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF1031『ソルからの救援』ハンス・クナイフェル&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ193》
 爆発生血液ペストをまぬがれたロウ・ダントンと《フランシス・ドレーク》の乗員たちは、惑星プリズンIIで必死に生き延びようとしていた。この危地を脱出できるかどうかは、獅子人間グラドに化けている謎の敵の動向にかかっている。だが、にせグラドの真の計画は依然として判明していない。しかも、病気に対抗するために使った血漿共生体に拒絶反応を示す乗員が続出。絶望的な状況で戦い続けるダントンたちの運命は…!?
(引用:早川書房)
 
SF1032『酸素男爵』グレゴリイ・フィーリイ
 時は22世紀。ルナ共和国の住人ガルヴァーニッホは、月に激突しようとしている彗星を破壊すべく月周回軌道に飛び立った。だが地球軌道世界の女工作員タガートの妨害で任務は難航。彗星の爆破は果たしたものの、反共和国勢力が跋扈する月の裏側にタガートと二人墜落してしまう。そこでは恐るべき悪夢が彼を待ちうけていた…テラ化の進行で大きく変貌した月を舞台に、グロテスクな未来社会をリアルに描きあげた異色SF!
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF1033パラダイス −楽園と呼ばれた星−』マイク・レズニック(2002/5)
 「本当の楽園だったときのペポニにいたかった」ペポニにまつわる話を集めるブリーンに思い出を語る者は、一様にそういう。惑星ペポニ−スワヒリ語で楽園を意味する名前のこの星に、人々はなにを求めたのか? 宝石の眼を持つ大型獣の狩猟に命を賭けた凄腕ハンターのハードウィク、独立を望む原住異星人と人類の闘争の時代を生きた女性作家アマンダ…。さまざまな時代の生き証人たちが語る、楽園という名の惑星の年代記。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1034『宇宙から来た神々』H・G・エーヴェルス&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ194》
  ペリー・ローダンの率いる太陽系艦隊の5000隻は、小マゼラン星雲の外縁に展開していた。ローダン一行に救出されたロワ・ダントンは、にせグラドと時間警察が密接な関係にあるとの情報をもたらした。にせグラドのシュプールを追えば第一震動力の謎が解明できるはずだ。そこで、攻撃をかけてきたドラン3000体の大部隊を新兵器コントラフィールド砲で撃破したローダンは、旗艦《クレストV》で星雲の中心部に進出した…!
(引用:早川書房)
 
SF1035世界の果てまで何マイル』テリー・ビッスン(2010/1)
 アメリカの片田舎で自動車整備工場を営む魔法使いトーキング・マン。ひとり娘のクリスタルと気ままな生活を送っている。ところがある日、見知らぬ女に殺されかけたトーキング・マンはお客の大学生ウィリアムズから車を奪い、謎の失踪を遂げてしまった。残された二人はおんぼろクライスラーを駆って、長い長い捜索の旅に出るのだが…。北米大陸から時の果てまで続く冒険旅行をポップなタッチで描いたSFロード・ノヴェル。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF1036アリアドニの遁走曲』コニー・ウィリス&シンシア・フェリス(2005/2)
 アリアドニは16歳。デンヴァー・スプリングズで母親とともに生物ロボットの軍事研究をしていたのに、対ケベックの戦局激化を理由に、中立地域の街に一人で疎開させられてしまった。疎開先で研究を続ける彼女だが、最近故郷からの手紙がとだえたのが気がかり。両親になにかあったのだろうか? 意を決して疎開先を脱走、帰ってみると故郷はすっかり変貌していた…。戦時下をはつらつとして生きぬく少女科学者の青春冒険譚。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1037『反乱の衛星』ハンス・クナイフェル&H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ195》
 惑星ウキアーでエクスプローラー船の生存者を救出したローダン一行は、新たに未知の種族アンシクトスなる存在を知った。小マゼラン星雲の宇宙航行種族は、にせグラドのほかこの昆虫人だけ。しかも、かれらはテラナーとの接触を求めているのだ。ローダンは第一震動力の謎をとくべく、アンシクトスとのコンタクトを決意した。ただちに旗艦《クレストV》でノヴァ化しつつある恒星の近くに定められた会合点にむかった……!
(引用:早川書房)
   
SF1038『タンジェント』グレッグ・ベア
 カリフォルニアの草原の古びた農家で、少年は四次元空間の視覚的イメージを研究する老科学者と出会った。四次元空間では立方体や球はどんなふうに見えると思う? そう問いかけられた少年には、実際に四次元空間が見えていた。もともと音楽好きの少年は、四次元空間へ音楽のメッセージを送るのだが…。ヒューゴー、ネビュラ両賞に輝く表題作など、人気作家ベアの多彩な魅力を伝える八篇を収録した日本版オリジナル短篇集。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1039『百万年の船(1)』ポール・アンダースン
 紀元前のフェニキアで生まれたハンノは不老不死だった。だが、それを普通人に知られると、魔法使いと恐れられ、悪魔と取り引きしたと忌みきらわれる。そこで、やむなくその正体をひたかくしにして生きていく。世界各地でごくわずかな確率で生まれているはずの同じ不老不死の仲間にいつか出会えると信じて…。3000年以上の歴史を生きる不老不死の人々波瀾万丈の冒険を巨匠アンダースンが描く傑作、堂々の開幕。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1040『薔薇の復讐』マイクル・ムアコック
 《エルリック・サーガ8》
 タネローンの平安な日々に飽いてふたたび流浪の旅に出たエルリックの前に,父サドリックの亡霊が現われた。父は、おのれの魂を納めた薔薇模様の小箱を失い、それゆえいまだにこの世に繋ぎさめられているという。父から小箱探しを命じられたエルリックは、詩人ウェルドレイク、〈薔薇〉と名乗る謎の女とともに失われた小箱を追った。想像を絶する運命が待ち受けるとも知らずに…。白き狼のあらたなる伝説、ここに登場。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF1041『死の収穫』H・G・エーヴェルス&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ196》
  ダントン率いるコマンドはパラトロン・バリアをかいくぐり、惑星バイカロブ侵入に成功した。第一震動力が食用にするというバラモの卵にはどんな秘密が隠されているのか? その謎をとくことが強大な敵との戦いを勝利にみちびく鍵となるはずだ。だが、バラカイロブを支配するにせグラドの警戒は厳重をきわめる。ダントンたちはバラモ卵の収穫のため出現したグライダーを追って、にせグラドの基地をめざすことにしたが…。
(引用:早川書房)
 
SF1042異郷の旅人』フレデリック・ポール(2018/7)
 ここが地球、ぼくの故郷なんだ。異星種族ハクーリの恒星船で生まれ育ったサンディーは、22歳にしてはじめて故郷の大地に降り立った。母星の言語や習慣は宇宙で受信したTV放送であらかた研究ずみである。だが、核戦争と温暖化で大きく変貌した地球の生活は彼の知らないことばかり。そのうえ地球人・ハクーリ双方がサンディーをめぐる陰謀を企てているらしいのだ…。宇宙育ちの青年の心の成長をいきいきと描いた傑作長篇。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF1043天の筏』スティーヴン・バクスター(2004/3)
 《ジーリー》
 重力定数が10億倍の宇宙に迷いこんだ宇宙船乗組員の末裔たちは、呼吸可能な大気に満たされた〈星雲〉で生き延びていた。彼らは宇宙船の残骸である円盤状の筏〈ラフト〉を中心にして社会を形成し過酷な環境に耐えてきたのだが、〈星雲〉の寿命が残り少なくなったいま、人々の命運も尽きようとしている…。この危機を打開すべく、勇気と好奇心にあふれる少年リースの冒険が始まった。ハードSFの気鋭が放つ、長篇第1作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1044『百万年の船(2)』ポール・アンダースン
 鎌倉時代の平安京に住む女官オクラ、明朝の中国の農村で村人から師と仰がれるトゥ・シャン、開拓期のアメリカで呪術師をしているペレグリーノ、第二次大戦下のロシアで戦うカーチャ−。世界各地でごくわずかな確率で生まれている不老不死の人々は、さまざまな事件や災厄にもかかわらず、たくましく生きているが…。3000年以上の歴史を生きる不老不死の人々の波爛万丈の冒険を巨匠アンダースンが描く傑作長篇。
(引用:「BOOK」データベース)
 
 

 
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