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ハヤカワ文庫SFリスト
1994年(SF1045〜)
 
 早川書房が刊行している「ハヤカワ文庫」のSFレーベルのみのリストです。発売年ごとにまとめてあります。
 簡単な内容紹介をおつけしてみました。なお、紹介データは早川書房(公式Webサイト、または文庫裏表紙の紹介文、もしくは文庫解説目録)か「BOOK」データベースから引用しています。特に記載のないものは独自に作成したものです。

2024年(SF2428〜)/ 2023年(SF2393〜)/ 2022年(SF2350〜)/ 2021年(SF2311〜)
2020年(SF2264〜)/ 2019年(SF2212〜)/ 2018年(SF2161〜)/ 2017年(SF2110〜)
2016年(SF2046〜)/ 2015年(SF1985〜)/ 2014年(SF1935〜)/ 2013年(SF1885〜)
2012年(SF1836〜)/ 2011年(SF1791〜)/ 2010年(SF1739〜)/ 2009年(SF1695〜)
2008年(SF1647〜)/ 2007年(SF1595〜)/ 2006年(SF1543〜)/ 2005年(SF1496〜)
2004年(SF1466〜)/ 2003年(SF1429〜)/ 2002年(SF1385〜)/ 2001年(SF1340〜)
2000年(SF1296〜)/ 1999年(SF1256〜)/ 1998年(SF1217〜)/ 1997年(SF1175〜)
1996年(SF1128〜)/ 1995年(SF1089〜)/ 1994年(SF1045〜)/ 1993年(SF0997〜)
1992年(SF0958〜)/ 1991年(SF0909〜)/ 1990年(SF0852〜)/ 1989年(SF0803〜)
1988年(SF0752〜)/ 1987年(SF0699〜)/ 1986年(SF0646〜)/ 1985年(SF0593〜)
1984年(SF0541〜)/ 1983年(SF0501〜)/ 1982年(SF0460〜)/ 1981年(SF0420〜)
1980年(SF0374〜)/ 1979年(SF0326〜)/ 1978年(SF0274〜)/ 1977年(SF0221〜)
1976年(SF0181〜)/ 1975年(SF0155〜)/ 1974年(SF0134〜)/ 1973年(SF0078〜)
1972年(SF0047〜)/ 1971年(SF0014〜)/ 1970年(SF0001〜)
 


 
 
SF1045『けだもの目覚める』ハンス・クナイフェル&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ197》
 小マゼラン星雲の辺縁で旗艦《クレストV》を待つエクスプローラー船《EX=8703》にハイパーカムが届いた。“SOS-PR”−ローダンが危地におちいったときだけに使用される救難信号だ。船長のボンテイナー大佐はただちに発信源に《EX=8703》で急行した。一方、グリーンの幽霊と化したローダン一行のいる惑星ネオIIには、核火災が迫り、惑星が爆発するまであとわずかしかなかったが…!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1046フリーゾーン大混戦』チャールズ・プラット(2002/4)
 無法者たちのパラダイス、フリーゾーンへようこそ。ここではドラッグは使い放題、税金はなし、他人に迷惑さえかけなければ何をやってもかまわない。ところが、お調子者のハッカーがタキオン発生機を作ってしまったために時空が大混乱。巨大カタツムリ、未来のロボット、ナチの突撃隊などが入り乱れ、ただでさえハチャメチャなこの街を史上最大最悪の大戦動に巻き込んでしまう…。ファン必読、大爆笑の痛快SFコメディ。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1047『百万年の船(3)』ポール・アンダースン
 3000年以上を生きてきたハンノはさまざまな偽名を駆使して世界的な企業を経営し、その情報網を使って各地に隠れひそむ不老不死の仲間を集めようとしていた。さらには不老不死の秘密を解明するために研究所を設立する。だが、ハンノの正体に不審をいだいたアメリカの上院議員モリアーティが、ハンノの身元調査を始めていた。新たなる世界を探し求める不老不死の人々の波乱にみちた冒険を、巨匠が雄大に描く傑作、堂々完結。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1048『スポックの世界』ダイアン・デュエイン
 《宇宙大作戦32》
 スポックの故郷ヴァルカン星では宇宙連邦脱退の気運が高まっていた。もし脱退が決定すれば、スポックは故郷を失うことになってしまう。その議決をくだす国民投票の証人として招聘されたカーク、マッコイ、スポックらはヴァルカンへ赴くが、そこでは思いがけない謀略が進行していた…。ヴァルカンの宇宙連邦脱退を阻止すべく奔走するカークらの活躍をヴァルカンの有史以前からの物語をまじえて描く、ファン必読の話題作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1049キャプテン・ジャック・ゾディアック』マイクル・カンデル(2001/9)
 街に核爆弾が落ちた朝。男やもめのクリフォードは一念発起、恋人マーシャの家を訪れた。家出中の子供たちを連れ戻し、彼女と共に新しい家庭を築くことが彼の夢なのだ。だがなぜかマーシャの母親はこの結婚に猛反対。おまけに子供たちは怪しげなドラッグの作用で宇宙の彼方に飛ばされているらしい…。深刻化する核戦争もなんのその、あくまで家庭問題にこだわるクリフォードの奮闘を描くSFスラップスティック・コメディ。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF1050『冬長のまつり』エリザベス・ハンド
 24世紀アメリカ。生物兵器で文明が壊滅したのちも、人間工学研究所では文明の残滓をもちいて倫理を超えた生体実験が行なわれていた。ここで育ったウェンディは実験対象とされた結果、電極を介して人の心に潜入し、精神を擬体験する能力をもっていた。その能力に目をつけ武器として利用しようとする権力の魔手をのがれ、ウェンディは逃亡の旅に出る。行く手に待ち受ける数奇な運命も知らずに…。テクノゴシックの話題作。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF1051『未来のかくれ場』クルト・マール&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ198》
 帰還した軽巡《スケンダーラ》の報告はローダン一行に新たな希望をもたらした。物質の橋を漂流しているバラモの円盤船の航法装置には、謎の第一震動力の手がかりが残されているはずはずなのだ。ローダンはさっそくテンダーを派遣して円盤船の調査を開始する。しかも、人類の故郷銀河に戻ってきたハルト人イホ・トロトが、重要な情報をもってきた。時間警察が支配する超種族−ウレブの正体がついに明らかにされたのだ…!
(引用:早川書房)
 
SF10522010年宇宙の旅』アーサー・C・クラーク(2001/7)
 2010年、宇宙船アレクセイ・レオーノフ号はいま地球を旅立とうとしていた。10年前に遥か木星系で宇宙飛行士4人が死亡、1人が失踪した事件を調査し、遺棄された宇宙船ディスカバリー号を回収することがその任務だった。果たして真相は究明されるのか? そして、木星軌道にいまも浮かぶ謎の物体モノリスにはどんな奇怪な目的が秘められているのか…。前作を上回る壮大なスケールで全世界に興奮を巻き起こした傑作長篇。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1053占星師アフサンの遠見鏡』ロバート・J・ソウヤー(2001/5)
SF1053占星師アフサンの遠見鏡』ロバート・J・ソウヤー(2006/3)
SF1053占星師アフサンの遠見鏡』ロバート・J・ソウヤー(2011/9)
 見習い占星師のアフサンは危険な巡礼の船旅にでかけたおり、船長から最新発明品である遠見鏡を借りて天体観測を行った。その結果、従来とはまったくちがう世界の構造を思いつく。それは、一族の存亡にかかわる重要な発見なのだが、民衆が支持する宗教の教えと対立するものだった。アフサンは一族を救おうとするが……。
 
SF1054『ドランたちの最期』ウィリアム・フォルツ&ハンス・クナイフェル
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ199》
 第一震動力の中央世界に侵入したダントンたちは十三の衛星系を現実世界にもどすことに成功した。しかし、報復を決意したウレブたちの追跡は執拗をきわめ、一行は窮地に陥る。そのころ、惑星ポート・グラドのウレブ基地を調査していたアトラン、イホ・トロトたちは奇妙な転送機を発見する。おりから両マゼラン星雲をおそった構造震動により発動した転送アーチを見たアトランは、スペース=ジェットでその中に突入したが!?
(引用:早川書房)
   
SF1055『ヴァルカンの栄光』D・C・フォンタナ
 《宇宙大作戦33》
 宇宙連邦軍に入隊して五年、スポックは第二副長として航宙艦〈エンタープライズ〉に配属された。パイク艦長指揮下、惑星アレータの視察へ向かった同艦は、その途上、何年にもわたって行方不明だった宝石〈ヴァルカンの栄光〉の回収に成功する。ところがヴァルカンの魂のシンボルとされるこの宝石をめぐり、思わぬ事件がスポックらを待ち受けていた……〈エンタープライズ〉に着任したばかりの、若き日のスポックの活躍!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1056『マンハッタン強奪(上)』ジョン・E・スティス
 ニューヨークのマンハッタンにとつぜん黒い謎の飛行物体が何機も現われ、高出力のレーザーを発射しはじめた。都市全体を土地や建物ごと陸地から切りはなそうとしているのだ。つづいてマンハッタン全体をシャボン玉のような膜でおおった。さらには、直径百キロメートル以上もある巨大な黒い宇宙船が出現し、マンハッタンをまるごと吊りあげて地球外へと運びだしてしまった。異星人の宇宙船に誘拐された人々の運命は…。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1057『マンハッタン強奪(下)』ジョン・E・スティス
 巨大宇宙船の内部に都市ごと収容されたマンハッタンは、透明なドームで密閉されていた。宇宙船内に広がる灰色の大平原には、同じように他星系から誘拐されたドーム都市がいくつもあった。この宇宙船は知的生命体の都市を集めているのだ。ここは、巨大な動物園なのか、それそも実験室−ほかのドームの異星人とコンタクトし真相を探るべく遠征隊がドーム外へ抜けだすが…破天荒な設定と壮大なスケールで描く冒険SF。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1058薄明の人類』H・G・エーヴェルス&K・H・シェール(2001/4)
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ200》
 太陽系帝国はドランの侵攻をかろうじてくいとめたが、地球は焦土と化し、太陽系艦隊も大打撃をうけた。しかも、ウレブの本拠のエネミー星系は難攻不落のパラトロン・バリアに守られ、攻撃はおろか侵入もできない。対策に苦慮するローダンにさらなる凶報がもたらされた。銀河中枢部、惑星ハルト近傍に六万隻の巨艦からなる未知の艦隊が出現したのだ。地球と人類の存亡をかけた戦いに赴くローダンやダントンの運命は…!?
(引用:早川書房)
 
SF1059『戦士の誇り(上)』トニー・ダニエル
 人類初の恒星間宇宙船が惑星キャンドルに到着したとき、人々は空飛ぶカヌーを操るインディアンと遭遇した。13世紀に光速飛行術を見出したインディアンの一群がカヌーで地球を離れ、この星に移住を果たしていたのだ。数百年後この星を訪れた新聞記者ウィルは平和共存を続けているはずのインディアンと入植者との間に深刻な対立があることを知る。異星の地で、開拓時代そのままの激烈な戦いが、いま始まろうとしていた。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF1060『戦士の誇り(下)』トニー・ダニエル
 インディアンの光速飛行法の秘密が隠された“クレイ”の所有権をめぐって政情不安におちいった惑星キャンドル。クレイ埋蔵地を保有する娘ジェイニイは、入植者とインディアンとの間で窮地に立たされる。ウィルは彼女を救うため友人でインディアンの指導者でもあるトーマスとともにカヌーで地球に旅立ったが、そこで彼らを待っていたものは…? 90年代SF期待の新人が、奇想天外な設定のもとに描く迫真のSFドラマ。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF1061地球の記憶』オースン・スコット・カード(2011/10)
 《帰郷を待つ星1》
 惑星ハーモニーに人類が入植して四千万年。平和な文明の栄えるこの星は、じつは軌道上のマスター・コンピューター“オーヴァーソウル”に密かに管理されている。ところがその機能が低下し、世界を制御できなくなってしまった。このままでは人類が自滅への道をたどるのは必至。守護者としての使命をまっとうすべく、オーヴァーソウルは一人の少年にメッセージを託すのだが…遠未来に生きる人類の姿を壮大に描く傑作長篇。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1062シェイヨルという名の星』コードウェイナー・スミス(2002/9)
 《人類補完機構》
 第一級の犯罪者だけが送りこまれる、究極の流刑地シェイヨル。この星でどんな苛酷な刑罰が実施されているのか、知る者はいない。分かっているのはただひとつ、シェイヨルが“死”のない世界だということ。つまり、受刑者の苦難は永遠に続くのだ…表題作ほか下級民の反乱を率いた犬娘の悲哀を描く「クラウン・タウンの死婦人」など全四篇を収録。現代SFきっての名匠が抒情ゆたかに綴る謎と魅惑に満ちた未来史の世界。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1063夜明けのロボット(上)』アイザック・アシモフ(2001/7)
 かつて銀河系へ進出した地球人の末裔が宇宙国家連合を形成し宇宙をわがものとしている現在、地球は孤立し、宇宙進出もままならない。その地球に、宇宙国家連合の指導者格である惑星オーロラが助けを求めてきた。人間そっくりのヒューマンフォーム・ロボットの破壊事件がおこり、その捜査を刑事ベイリに依頼してきたのだ。ただ一人の容疑者はそのロボットの生みの親ファストルフ博士。ベイリはさっそくオーロラへ赴くが。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1064夜明けのロボット(下)』アイザック・アシモフ(2001/7)
 惑星オーロラで、ベイリはジスカルドとダニールというふたりのロボットとともにロボット破壊事件に取りくむが、捜査は難行をきわめる。容疑をかけられたファストルフ博士は、オーロラきっての親地球派。その博士が失脚すれば、地球の宇宙進出を封じようとする過激論者が主導権を握り、銀河系での地球の立場が危うくなる。地球人80億人の命運がかかったこの事件をベイリは解明できるのか。巨匠が放つSFミステリの傑作。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF1065『ローダン・ハンドブック』早川書房編集部
 第1巻から200巻までの内容紹介など。

 

 
 
SF1066『銀河のUFO』ウィリアム・フォルツ&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ201》
 かつて人類が植民し、のちに忘れさられた世界、サパ星系−3434年、その衛星コニアーズからテラナーの子孫が、核戦争の悲劇をのりこえ、大宇宙をめざしていた。フラマン・パンタローネ船長率いる四段式宇宙船《ヴァンガード》が打ち上げられたのだ。だが、目的地である惑星フィルマーでは、独裁帝国ダブリファがサバ侵略計画を着々と進めていた。ようやく宇宙への第一歩踏み出したサパ人たちに帝国の魔手が迫る…!
(引用:早川書房)
 
SF1067『臨界のパラドックス』ケヴィン・J・アンダースン&ダグ・ビースン
 反核活動家エリザベスは破壊工作中に事故にまきこまれ、50年まえの世界にタイムスリップしてしまった。行きついた先は1943年のアメリカ。そこではマンハッタン・プロジェクトが着々と進められ、いままさに世界初の核兵器が開発されようとしていた。なんとか開発を阻止しようとするエリザベスの行為が思わぬ結果を招き、やがてナチスの手に核兵器が握られることに…期待の共作コンビによるサスペンスあふれる傑作SF。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1068スチール・ビーチ(上)』ジョン・ヴァーリイ(2002/11)
 強力なエイリアンの侵攻で人類が地球を追われたのも今は昔。ルナの新聞記者ヒルディは、地球侵略二百周年をひかえた特集記事の取材に余念がない。ところが、取材中の彼にルナを管理するセントラル・コンピュータが接触し、驚くべき事実を告げる。ヒルディには潜在的な自殺願望があり、何度も自殺未遂を繰り返しているというのだ。しかもこの傾向は全人類に広がり、ルナ全土で自殺率が急上昇しているらしいのだが…。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1069スチール・ビーチ(下)』ジョン・ヴァーリイ(2002/11)
 自らの自殺願望に気づいたヒルディは、今までの生活を一新すべく大胆にも女性に性転換してしまった。同時に、自殺率上昇の原因について、ひそかに調査を開始する。病気も貧困もないこの世界で何が人々の心を蝕んでいるのか。そんなとき、月面に遺棄された宇宙船ロバート・ハインライン号の周辺に幽霊が出没しているという噂が、ヒルディの記者魂を刺激した。小気味よい語りと愉しいアイデアに彩られた傑作SF長編。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF1070『宙賊レディ』H・G・エーヴェルス&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ202》
  太陽系がATGフィールドにより5分間の相対未来に移行して13ケ月。ローダンはまったく新しい輸送システム、コンテナ街道を稼働させた。時間通路と巨大転送機が太陽系と自由商人の惑星オリンプをむすび、オリンプはたちまち銀河最大の交易拠点となったのだ。だが、ダブリファ帝国がこれを見逃すはずがなかった。ダブリファの不穏な動きを察知した自由商人の皇帝アーガイリスは、その特殊能力を駆使して反撃を開始した!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1071ブルー・シャンペン』ジョン・ヴァーリイ(2001/10)
 《八世界》
 ヒューゴー賞受賞/ネビュラ賞受賞
 精緻な金細工や宝石で飾られた人工骨格〈黄金のジプシー〉。宇宙にただ一台しかないこの夢の機械を装着した時から、少女メガンの人生は一変した。四肢麻痺患者として孤独な生活を送ってきた彼女が、自由に跳ねまわれるようになったばかりか、一躍世界的な人気スターとなったのだ。だが、その代償は、とびきり苦いものだった…表題作をはじめ、世界のSF各賞に輝いた名品6篇を収録する人気作家ヴァーリイの傑作短篇集。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1072『ゼノサイド(上)』オースン・スコット・カード
 エンダー・ウィッギンが死者の代弁者として植民惑星のルジタニアにやってきてから、三十年が過ぎた。原住種族ピギーに殺された異類学者のために代弁をしたあと、エンダーは現地の女性と結婚し、そのままルジタニアにとどまっていたのだ。だが、人類に致命的な病気をもたらすデスコラーダ・ウィルスの蔓延を恐れるスターウェイズ議会が、ウィルスを惑星ごと殱滅しようと粛清艦隊を派遣。その到着が目前に迫っていた…。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1073『ゼノサイド(下)』オースン・スコット・カード
 ルジタニア粛清艦隊はどこに消えたのか。中国系の植民星パスで神の声を聞く者として人々の尊敬を集めているハン・フェイツーはひとり娘ハン・チンジャオに専門家でさえ解明できない謎を解くように命じた。だが、それは親子の運命を変える恐るべき難問だった…ヒューゴー賞とネビュラ賞を2年連続受賞した傑作『エンダーのゲーム』『死者の代弁者』のカードが、壮大なスケールと前代未聞のアイディアで描く長篇SF。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1074『未来からの報告』ハンス・クナイフェル&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ203》
 銀河のあちこちで謎のミュータント、リバルド・コレッロの暗躍がはじまっていた。強力な催眠暗示で人々をあやつり、生体フィクティヴ転送機ともゆうべき能力をもつコレッロの正体をつきとめるため、ローダンは本格的調査に乗りだす。おりから、惑星アステラで人間があやつり人形のようになる事件が発生した。太陽系秘密情報局の特殊工作員ノーマン・ヨーダーは、自由商人の協力を得て単身アステラへの侵入を試みたが……
(引用:早川書房)
   
SF1075『ヴァルカン大使スポック』ジェリ・テイラー
 《新宇宙大作戦2》
 栄光の航宙艦初代〈エンタープライズ〉の活躍から約一世紀後、五代目〈エンタープライズ〉は新たな文明をもとめて航海を続けていた。その指揮をとるピカード艦長に、思いがけない極秘任務がもたらされた。初代〈エンタープライズ〉の副長で現ヴァルカン大使であるスポックが敵対国ロムランに亡命したと思われるので、至急調査せよというのだ…。ピカード艦長以下、クルーを一新した〈エンタープライズ〉の新たなる活躍。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF1076『フライデイ(上)』ロバート・A・ハインライン
 あたしの名前はフライデイ。職業は戦闘伝書使−秘密文書を正確かつ迅速に運ぶのが任務。でも、この仕事は危険がいっぱい。先日も謎の武装集団に捕えられ、手ひどい拷問を受けたばかりだ。はやく休暇を取って、ニュージーランドに住む3人の夫のもとに帰りたい。だけど、彼らはどう思うだろう。あたしが遺伝子操作で作られた人工人間だと知ったら…ハインラインの著作中、最も魅力的なヒロインが活躍する傑作長篇。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1077『フライデイ(下)』ロバート・A・ハインライン
 ひょんなことから出生の秘密を洩らしたばかりに、あたしは懐かしいわが家から追い出されてしまった。だが、悲しんでいるひまはない。すぐにボスのもとに戻り、次なる任務に就かねばならないのだ。ところがそんな折、全世界的なテロ事件が発生し、すべての国境が閉鎖されてしまった。危険きわまりない封鎖線をどうやって突破するか、今こそあたしの力量が試される…SF界の巨匠ハインラインが放つ冒険SFの決定版。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1078『ミュータントたちの暴走』H・G・エーヴェルス&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ204》
 未開惑星をわたり歩く銀河の探鉱者プロスペクター。その族長のひとりデルボラヴは、破壊された僚船で新元素インケロニウムのサンプルを発見した。巨万の富を約束する新元素のシュプールを追ってデルボラヴ率いるグラチア氏族がたどりついたのは、イーストサイドの惑星マヴェリック。だがそれを追うように反物質世界の知性体アッカローリーが出現した! 新元素をめぐるテラナーと反物質知性体との争奪戦のゆくえは……
(引用:早川書房)
 
SF1079ヴァーチャル・ガール』エイミー・トムスン(2004/11)
 左右色違いの大きな瞳が魅力的な美少女マギーは、コンピュータの天才アーノルドが自分の伴侶とすべく造りあげたロボットだった。だが人工知能の研究が禁じられている今、正体がばれれば即座に破壊されてしまう。二人は追跡の手を逃れ危険な旅に出るが……純真なロボット少女の成長と冒険を描く、心温まる物語!
(引用:早川書房)
   
SF1080『天界の殺戮(上)』グレッグ・ベア
 20世紀末、地球は未知の異星種族の手になる惑星破壊機械の襲来を受けて炎上、壊滅した。べつの異星種族に救出された数千人の人々は、太陽の軌道上の宇宙船に収容されて“銀河法典”の教育を受ける。この法典によれば、破壊機械を送り出してほかの惑星を壊滅させた文明は、みずからもまた滅ぼされなければならないという。地球壊滅から八年後、生存者のなかから選ばれたマーティンら八十五人の子供たちが復讐の旅に出た。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF1081『天界の殺戮(下)』グレッグ・ベア
“銀河法典”の定めに従って復讐の旅に出た子供たち。母なる地球の仇敵をもとめる旅を続けること五年、ついに探索チームが破壊機械の発進元と見られる星団を発見した。いよいよ復讐のときだ−子供たちは勇躍戦闘機を駆って問題の星団をめざすが、はたしてそこで、本当に地球を壊滅させた文明を発見し滅ぼすことができるのか。俊英ベアが奔放な想像力を駆使して壮大に描くSFスペクタクル。『天空の劫火』続篇登場。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1082『コペルニクス極秘指令』クラーク・ダールトン&ハンス・クナイフェル
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ205》
  3432年、銀河中枢リング部に位置する惑星アンコロートにイワン・イワノヴィッチ・ゴラチンが派遣された。謎のスーパー・ミュータント、リバルド・コレッロの陰謀が進行中との報告がもたらされたのだ。敵の動きを探る双頭のミュータントの前に、やがて正体不明の球型船が出現、コンタクトを求めてくる。だが、呼びかけに応じたゴラチンを迎えたのは、敵戦闘部隊の圧倒的な砲火だった。ゴラチンは必死の反撃を試みるが…
(引用:早川書房)
 
SF1083やけっぱち大作戦』ジョー・クリフォード・ファウスト(2012/2)
 《エンジェルズ・ラック1》
 広い宇宙に不運な男は数あれど、メイ船長は特別だった。短気な性格が災いしてか、儲け仕事はすべてフイ。相棒の副操縦士にも裏切られ、辺鄙な惑星にとり残される始末。このまま泣き寝入りしてたまるか! とばかりに酒場で出会った若者デュークを副操縦士に雇い入れ、一攫千金狙って再出発したはいいものの、これがさらなるトラブルニつながろうとは…!? ユーモアSF活劇〈エンジェルズ・ラック〉三部作、堂々の開幕。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1084『ハムリンの子供たち』カーメン・カーター
 《新宇宙大作戦4》
 ピカード艦長ひきいる航宙艦〈エンタープライズ〉が、謎の異星人に襲われ大破した航宇艦〈フェレル〉から生存者を収容した。その中にいた宇宙連邦特命大使を名乗る男によると、〈フェレル〉を襲った異星人は五十年前に惑星ハムリンの入植者を虐殺したコライー人で、その船には今なお囚われたままの人類があるという。特命大使に命じられるままに、〈エンタープライズ〉は補虜を救出すべくコライー人との接触を試みるが。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF1085『太陽の死の罠』ハンス・クナイフェル&H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ206》
 プロスペクターの族長ジョーク・カスカルは惑星コペルニクスに潜入、そこで時間実験を計画する科学者たちとの接触に成功した。ローダンの極秘指令をうけたカスカルの次なる使命は、かれらが開発したゼロ時間デフォルメーターで2909年の過去界に赴くこと。そこで、やがて銀河の脅威となるリバルド・コレッロの誕生をはばもうというのだ! 時間を遡行したカスカル一行は太陽系をめざす。だが。そこには思わぬ障害が…!?
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1086狙われた使節団』ジョー・クリフォード・ファウスト(2012/2)
 《エンジェルズ・ラック2》
 どうにかシンジケートを撃退したとはいうものの、メイの不運はまだまだ続く。豪華客船に拾われたまではよかったが、そこで会ったのが昔の女房。しかも凄腕の司令官になっていようとは。ただでさえ気まずいこの状況下で、狂暴化したデュークが異星の大使に怪我を負わせてしまい、メイの立場はますます微妙になってゆく…おなじみ悪運コンビが、今度は美女やエーリアンを向こうにまわして大暴れ。好調シリーズ第二弾。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1087宇宙のランデヴー2(上)』アーサー・C・クラーク&ジェントリー・リー(2001/3)
SF1088宇宙のランデヴー2(下)』アーサー・C・クラーク&ジェントリー・リー(2001/3)
 外宇宙より飛来した謎の飛行物体ラーマ——人類の理解をはるかにこえたこの異星人の構築物は、人類の必死の調査にもかかわらず、多くの謎を残したまま太陽系から去っていった。それから七十年後、第二のラーマが……名作『宇宙のランデヴー』で解明されぬまま残された謎に、地球人類が再び挑むファン待望の続篇
(引用:早川書房)
 
 

 
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