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ハヤカワ文庫SFリスト
2009年(SF1695〜)
 
 早川書房が刊行している「ハヤカワ文庫」のSFレーベルのみのリストです。発売年ごとにまとめてあります。
 簡単な内容紹介をおつけしてみました。なお、紹介データは早川書房(公式Webサイト、または文庫裏表紙の紹介文、もしくは文庫解説目録)か「BOOK」データベースから引用しています。特に記載のないものは独自に作成したものです。

2024年(SF2428〜)/ 2023年(SF2393〜)/ 2022年(SF2350〜)/ 2021年(SF2311〜)
2020年(SF2264〜)/ 2019年(SF2212〜)/ 2018年(SF2161〜)/ 2017年(SF2110〜)
2016年(SF2046〜)/ 2015年(SF1985〜)/ 2014年(SF1935〜)/ 2013年(SF1885〜)
2012年(SF1836〜)/ 2011年(SF1791〜)/ 2010年(SF1739〜)/ 2009年(SF1695〜)
2008年(SF1647〜)/ 2007年(SF1595〜)/ 2006年(SF1543〜)/ 2005年(SF1496〜)
2004年(SF1466〜)/ 2003年(SF1429〜)/ 2002年(SF1385〜)/ 2001年(SF1340〜)
2000年(SF1296〜)/ 1999年(SF1256〜)/ 1998年(SF1217〜)/ 1997年(SF1175〜)
1996年(SF1128〜)/ 1995年(SF1089〜)/ 1994年(SF1045〜)/ 1993年(SF0997〜)
1992年(SF0958〜)/ 1991年(SF0909〜)/ 1990年(SF0852〜)/ 1989年(SF0803〜)
1988年(SF0752〜)/ 1987年(SF0699〜)/ 1986年(SF0646〜)/ 1985年(SF0593〜)
1984年(SF0541〜)/ 1983年(SF0501〜)/ 1982年(SF0460〜)/ 1981年(SF0420〜)
1980年(SF0374〜)/ 1979年(SF0326〜)/ 1978年(SF0274〜)/ 1977年(SF0221〜)
1976年(SF0181〜)/ 1975年(SF0155〜)/ 1974年(SF0134〜)/ 1973年(SF0078〜)
1972年(SF0047〜)/ 1971年(SF0014〜)/ 1970年(SF0001〜)
 


 
 
SF1695『無限思考者』エルンスト・ヴルチェク&H・G・フランシス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ356》
《ソル》は“セネカの雷鳴”のため惑星ラスト・ストップに足どめされていた。ローダンはこの現象が小銀河バラインダガル全域におよぶものかどうか確認するべく、ガルブレイス・デイトンひきいる探検隊を派遣する。だが、部隊は意外な敵と遭遇してしまう。この小銀河にはSVE艦が遊弋していたのである。なぜこの宙域にラール人が出没しているのか……? その謎を究明するため、イホ・トロトとグッキーが偵察に出るが!?
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1696プロバビリティ・スペース』ナンシー・クレス(2009/1)
 ジョン・W・キャンベル賞受賞作。
 ケンブリッジの自宅から物理学者カペロが誘拐された! 現場を目撃した娘のアマンダは身の危険を感じ、心理学者のマーベットを頼って月へ、そして火星へと向かう。だが、マーベットはカウフマンとともに世界 (ワールド)へと向かっていて不在。しかも軍強硬派のピアース大将がクーデターを起こし、火星は戦場と化していた。やがて実権を掌握したピアースは、敵を殲滅すべく、最強の武器である人工物をフォーラーの母星系に送りこむが……!?
(引用:早川書房)
 
SF1697『パームサンデー 自伝的コラージュ』カート・ヴォネガット
 エッセー集『ヴォネガット、大いに語る』につづき、手紙、短篇、講演原稿、書評、さらには、ヴォネガット家のルーツ、息子マークと作家ジャック・ケルアックとが対決したエピソード、自分の質問にみずから答える自己インタビュー、自作の成績表、核問題、敬愛する作家、わいせつ性についての話など……。さまざまな文章を著者自身が編纂し、あいだにつなぎのおしゃべりをはさんで、ある種の自伝とした第二のエッセー集。
(引用:早川書房)
 
SF1698『《ソル》の子供たち』クルト・マール&H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ357》
 ラスト・ストップからスタートできないでいる調査船《ソル》のローダンたちは、ケロスカーの謎の装置、いわゆるガジェットがなんらかの鍵となっていると考え、その捜索にのりだした。やがて《ソル》乗員のヴィルマとサンチェクスは、赤いイモムシの谷にある空き地で、大きなガジェットを発見する。だが、そこに《ソル》のハイパーインポトロニクス、セネカの端末であるロボット二体、ロミオとジュリエットが現われた……
(引用:早川書房)
 
SF1699ヘミングウェイごっこ』ジョー・ホールドマン(2009/4)
 ヘミングウェイの未発表原稿が失われてから75年。ジョン・ベアトはヘミングウェイの贋作つくりを持ちかけられた。ためらうベアトだったが、研究書という形での出版で諒承。のめりこんでいくが、目の前に〈ヘミングウェイ〉が現れて……。
   
SF1700『タイタンの妖女』カート・ヴォネガット・ジュニア
     旧版『タイタンの妖女(2004/11)
 時空を超えたあらゆる時と場所に波動現象として存在する、ウィンストン・ナイルズ・ラムファードは、神のような力を使って、さまざまな計画を実行し、人類を導いていた。その計画で操られる最大の受難者が、全米一の大富豪マラカイ・コンスタントだった。富も記憶も奪われ、地球から火星、水星へと太陽系を流浪させられるコンスタントの行く末と、人類の究極の運命とは? 巨匠がシニカルかつユーモラスに描いた感動作を訳も新たにした新装版。(解説爆笑問題・太田 光)
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1701『異次元からの災厄』H・G・エーヴェルス&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ358》
 「ソル」の留守をあずかるメントロ・コスムは、ハイパーインポトロニクスのセネカに裏切られ、ほかの乗員もろとも麻痺させられてしまう。一方、ケロスカーたちは巡洋艦「プレシア」を奪い、「ソル」のもとに向かった。テラナーの艦船2隻を使って種族の貴重な機器を“大いなる黒いゼロ”から守ろうというのだ。テラナーでただひとり「プレシア」にのこったジョスカン・ヘルムートは、それをなんとか阻止しようとするが。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1702反逆者の月3 −皇子と皇女−(上)』デイヴィッド・ウェーバー(2009/5)
 銀河辺境星域から襲来したアチュルタニ軍団を打ち破り、第五帝国を樹立したコリン・マッキンタイア。だがそんな彼にたいし、怖るべき陰謀が進んでいた。反乱者アヌ大佐一派の生き残りが、帝国政府内部に潜入し、帝国軍が開発した超兵器の設計図を強奪するとともに、地球で壮絶なテロを繰り返す。さらにその男は、帝位継承者の暗殺を企てた! ターゲットは、双子の兄妹ショーン皇子とハリー皇女。果たして、ふたりの運命は。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1703反逆者の月3 −皇子と皇女−(下)』デイヴィッド・ウェーバー(2009/5)
 怖るべきテロ行為により、戦列艦インペリアル・テラは2万名の乗員とともに爆砕した! かろうじて生き残ったのは、艦載艦イスラエルで脱出したショーン皇子をはじめとする士官候補生5名のみ。生き残りをかけ、亜光速航法しかできない艦載艦で、一行はもっとも近いタリク星系へとむかった。だがそこで発見した惑星パーダルに接近するや、艦載艦めがけ防衛兵器による容赦ない攻撃が襲いかかってきた! 3部作、堂々完結。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1704ベガーズ・イン・スペイン』ナンシー・クレス(2009/10)
 21世紀初頭、遺伝子改変技術により睡眠を必要としない子供たちが生まれた。高い知性、美しい容姿だけでなく驚くべき特質を持つ無眠人は、やがて一般人のねたみを買い…「新人類」テーマの傑作と高く評価され、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、アシモフ誌読者賞、SFクロニクル読者賞を受賞した表題作をはじめ、ネビュラ賞、スタージョン記念賞を受賞し、“プロバビリティ”3部作のもととなった「密告者」など全7篇を収録。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF1705『バラインダガル銀河の最期』ウィリアム・フォルツ&ハンス・クナイフェル
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ359》
 ハイブリッド脳セネカはようやくケロスカーの七次元計算システムのセタンマルクトと融合をはたした。ローダンは行動の自由をとりもどし、ついにセネカの秘密を知る。一方、アラスカ・シェーデレーアとイホ・トロトはケロスカーの計算者ドブラクを救出すべく、惑星ソーグに向かう。その能力がセタンマルクトに不可欠なのだ。だが、その間も大いなる黒いゼロは膨張をつづけ、バラインダガル銀河に終末の瞬間が迫っていた。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF1706スターシップ −反乱−』マイク・レズニック(2009/5)
 巡視鑑“セオドア・ルーズベルト”に着任したウィルソン・コール中佐−過去に三度の勲章を授けられた有能な士官だが、ことなかれ主義を嫌い独断専行にはしるため、上層部の不興を買い、この銀河辺境宙域に、しかも総勢60名足らずの老朽艦に左遷されたのだ。だがこんなことで挫ける彼ではない。第2副長として最初の当直中に、敵対するテロニ連邦に加盟したばかりのボーテル2の航宙艦を発見するや、ただちに行動を起こすが。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1707犬は勘定に入れません(上) あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』コニー・ウィリス(2009/5)
 人類はついに過去への時間旅行を実現した。その技術を利用し、オックスフォード大学は、第二次大戦中、空襲で焼失したコヴェントリー大聖堂復元計画に協力している。史学部の大学院生ネッドは、大聖堂にあったはずの "主教の鳥株" を探せと計画の責任者レイディ・シュラプネルに命じられた。だが、21世紀と20世紀を何度も往復して疲労困憊、とうとう過労で倒れてしまった!? SFと本格ミステリを絶妙に融合させた話題作。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞。
(引用:早川書房)
 
SF1708犬は勘定に入れません(下) あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』コニー・ウィリス(2009/5)
 時間旅行の無理がかさなり過労に陥ったネッドは、二週間の絶対安静を命じられるが、レイディ・シュラプネルのいる現代ではゆっくり休めるはずもない。そこで、指導教官ダンワージー教授はネッドをのどかな19世紀ヴィクトリア朝へ派遣する。だが、時間旅行ぼけでぼんやりしていたネッドは、自分に時空連続体の存亡を賭けた任務があるとは夢にも思っていなかった……ヒューゴー賞・ローカス賞受賞の時間旅行ユーモア小説。解説:岸本佐知子
(引用:早川書房)
 
SF1709『ラスト・ホープ突入コマンド』H・G・フランシス&H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ360》
 レジナルド・ブルと合流をはたしたロワ・ダントンは、次なる計画を実行にうつした。オヴァロンの惑星に向かって、そこを免疫保持者の最後のかくれ場としようというのだ。惑星からきた使者4名の協力も得て、さっそくポルタ・パトで発見した古レムール船《ファラオ》のスタート準備がはじまった。一方、ブルは《ファラオ》がぶじ地球を脱出できるよう、ネーサンを攪乱する援護作戦をたてると、みずからルナに出撃した……
(引用:早川書房)
   
SF1710スパイダー・スター(上)』マイク・ブラザートン(2009/7)
 遙か太古に栄えた異星種族の遺跡が数多く残るポラックス星系の惑星アルゴを、突然の災厄が襲った。月の遺跡を調査中のチームが、古代の攻撃兵器のスイッチを入れてしまったのだ! 月から送られたパルスは太陽中心部に隠された怖るべき兵器を稼働させ、燃え盛る小惑星が次々とアルゴめがけて飛来する。このままでは人類に未来はない。調査の結果、危機を回避する鍵が伝説の星スパイダー・スターにあることがわかるが……!?
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1711スパイダー・スター(下)』マイク・ブラザートン(2009/7)
 2476年、ダークハート号はついにスパイダー・スターに到着した。伝説のとおり、スパイダー・スターは恒星でも、惑星でもなく、中性子星をめぐる軌道上に存在する特異空間であった。クモの巣のように張りめぐらされた黄金の力場のなかに、一行はかつて存在した交易商人を求めて入っていく。だが、そこで彼らを待ち受けていたのは、想像を絶する脅威の世界だった……現役天文学者が描くセンス・オブ・ワンダーに満ちたハードSFアドヴェンチャー!
(引用:早川書房)
 
SF1712彷徨える艦隊2 −特務戦隊フュリアス−』ジャック・キャンベル(2009/6)
 命運を賭けた決戦に大敗し、満身創痍となった艦隊を敵本拠星系から無事に脱出させたギアリー大佐。次々と策を用いて敵の裏をかきながら故郷をめざす途中、シュトラー星系で捕虜収容所を発見、救出に成功した! だが、その捕虜のなかには、ギアリー同様“伝説の英雄”と讃えられるファルコ大佐がいた。野心家の彼は艦長たちを扇動し、39隻の艦をひきいて艦隊を離脱、一路故郷の宙域をめざすが、そこには怖るべき敵の罠が!?
(引用:早川書房)
 
SF1713太陽系最後の日』アーサー・C・クラーク(2009/6)
 《ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク1》
 太陽は七時間後にノヴァと化し、太陽系全体の壊滅は避けられない運命だった。だが、一隻の銀河調査船が、その星系の第三惑星に住む知性体を救うべく全速航行していた! 人類のために奮闘する異星人たちを描いた表題作のほか、名作『幼年期の終り』の原型短篇「守護天使」、作品集初収録の中篇「コマーレのライオン」、大戦中の空軍士官クラークの体験をつづるエッセイ、年譜などを収録した日本版オリジナル短篇集第一弾
(引用:早川書房)
 
SF1714『死者たちの声』エルンスト・ヴルチェク&H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ361》
 人類の新たな帝国、新アインシュタイン帝国をひきいるアトランは、公会議勢力に対する反転攻勢を決意した。その一環として、USOスペシャリストのロナルド・テケナーがマークスのもとに派遣される。アンドロメダ星雲の水素呼吸生物マークスにも協力を要請しようというのだ。だが、ウルトラ戦艦三隻でマークスの軍事拠点であるルックアウト・ステーションに飛んだテケナー一行が発見したのは、思いもよらないものだった!
(引用:早川書房)
   
SF1715トランスフォーマー/リベンジ』アラン・ディーン・フォスター(2009/8)
 コンボイ総司令官が放った呼びかけに応えて、銀河にちらばっていたサイバトロン戦士が続々と地球に集結しつつあった。だがその一方で、デストロン軍団もまた飛来してきたのだ! ローマ、上海をはじめとする世界各地で、人類・サイバトロン連合軍とデストロン軍団との死闘が繰り広げられる! やがて深海に封じこめられていたメガトロンの奪回に成功した軍団は、恐怖の存在“堕落せし者”を復活させるべく動き始めるが……。
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1716最後の星戦 老人と宇宙3』ジョン・スコルジー(2009/8)
 コロニー防衛軍を退役したジョン・ペリーは、植民惑星のハックルベリーで、ゴースト部隊出身の妻ジェーンと養女ゾーイとともに平穏な日々を送っていた。だが、ある日、思いもよらない要請を受ける。かつての上司リビッキー将軍から新たな植民惑星ロアノークを率いる行政官になってくれと頼まれたのだ。やがて、ジョンは新たな戦いに巻きこまれていくが……『老人と宇宙』のジョンがふたたび大活躍するシリーズ、第三弾!
(引用:早川書房)
 
SF1717『反逆者の秘密会議』クラーク・ダールトン&クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ362》
 公会議に対抗する一環としてマルティ・サイボーグの可能性を探っていたアトランは、サイボーグたちを未開惑星ワンダーファルグに送りこんだ。人類のため植民地を建設させようとしたのだ。だが、サイボーグたちはこれに反発し、創造者である人間に頼らず独自の植民地を築こうとする。16年後、サイボーグたちのようすを調査するため、“スピニング・ホイール”で向かったジュリアン・ティフラーが惑星で見たものとは…。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1718艦長の子』カリン・ロワチー(2010/1)
 戦闘輸送艦“マケドニア”の勇猛な艦長が父であり、母は著名な政治家、そしてアースハブ政府の最高指導者の一人を祖父に持つライアン・アザーコン。その莫大な財産、美しい容貌、あふれる若さから「もっともホットな独身貴族」ともてはやされる彼だったが、その実体は、孤独でナイーブでわがままな青年だった。だが、ジョスと呼ばれるひとりの青年との出会いが、すべてを変えていった…傑作戦争SF巨篇、待望の第2弾。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF171990億の神の御名』アーサー・C・クラーク(2012/6)
 《ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク2》
 高性能の計算機で、神の御名のすべてを記そうとするラマ僧の奇想天外な計画を軽妙に語る表題作のほか、地球から3000光年かなたの星雲調査におもむいた天体物理学者が発見した衝撃の事実を描くヒューゴー賞受賞作「星」、月面の天文台を訪ねたダフネの胸おどる休暇旅行の物語——本邦初訳の中篇「月面の休暇」、名作『海底牧場』の原型短篇、キリスト生誕を告げた星の正体を探るエッセイや年譜などを収録した短篇集第二弾。
(引用:早川書房)
   
SF1720『ギャラクティカーの同盟』ハンス・クナイフェル&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ363》
 ハルト船の乗員は、SVE艦隊の攻撃をうけた惑星が核火災で燃えつきるのを目撃した。アトランが秘密会議の開催地に指定した惑星である。ラール人がその情報を入手して先制攻撃をかけたのだ。だが、この惑星は囮だった。ハルト人たちはあらたな座標データをうけとって、テラナーが北極星と呼ぶ恒星に向かう。実際の会議はその恒星を対探知の楯にしたウルトラ戦艦《ブルーリッジ・マウンテン》で開催されようとしていた!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1721彷徨える艦隊3 −巡航戦艦カレイジャス−』ジャック・キャンベル(2009/8)
 予想外の針路をとることでシンディック軍司令部を翻弄することに成功したアライアンス艦隊。バルター星系では、ギアリーの用兵によりあまりにも自軍の損害が少ないことに混乱した自動兵站システムの誤作動で原料の不足という思わぬ事態に陥るが、補給物資の強奪にも無事成功。次々に転移する星系で敵艦隊を撃破し、まさに順風満帆に思われた。だがその行く手には、艦隊を壊滅の危機に陥れる怖るべき罠が待ち受けていた!
(引用:早川書房)
 
SF1722ノパルガース』ジャック・ヴァンス(2009/8)
 まさかこんなことが! 国防総省所属の科学者ポール・バークは愕然とした。謎の異星人に突然拉致され、焦土と化したその母星へと連行されたのだ。自らをトープチュと称する彼らは、通常は見ることも触ることもできない怖るべき寄生生命体ノパルを殲滅すべく戦っているのだという。そして、ノパルの発生源ノパルガースを浄化する協力をバークに求めたのだが、なんと、そのノパルガースとは!? 鬼才ヴァンスが放つ戦慄の異世界
(引用:早川書房)
 
SF1723『闇のスペシャリスト』H・G・フランシス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ364》
 ツグマーコン人のオルウは、ツグマーコンの数万年にわたる歴史を語りはじめる……オルウの父である天才的な科学者ガルコン・エルヨグは、とてつもない計画をたてていた。アルヤド星系の惑星グロジョッコには、巨大なブラックホールが近づいており、ツグマーコン人は宇宙船で星系から脱出しようとしていた。だが、エルヨグは惑星がブラックホールに突入しても、その向こうの宇宙に無事に抜けられると主張していたのだ!
(引用:早川書房)
 
SF1724『都市と星[新訳版]』アーサー・C・クラーク
     旧版『都市と星(2007/11)
 遙か未来、銀河帝国の崩壊によって地球に帰還することを余儀なくされた人類は、誕生・死さえも完全管理する驚異の都市ダイアスパーを建造、安住の地と定めた。住民は都市の外に出ることを極度に恐れていたが、ただひとりアルヴィンだけは、未知の世界への憧れを抱きつづけていた。そして、ついに彼が都市の外へ、真実を求める扉を開いたとき、世界は……。20世紀SF界の巨匠が遺した、『幼年期の終り』と並ぶ思弁系SFの傑作、待望の完全新訳版。解説:中村融
(引用:早川書房)
   
SF1725泰平ヨンの航星日記[改訳版]』スタニスワフ・レム(2009/12)
 隕石と衝突し、突如操舵不能になった宇宙船。しかも悪いことは重なるもので、なんと船はピンケンバヒヤ重力渦に突入、時間の流れがめちゃくちゃになった結果、月曜日の私からはじまって火曜、水曜、木曜……と無数の私が出現! てんやわんやの大騒動に……広大無辺の大宇宙を旅する泰平ヨンが出会うさまざまな奇想天外・珍無類のできごとを、東欧SF界の巨星レムが奔放な筆致で描きあげた連作短篇集、待望の改訳決定版!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1726ノーストリリア』コードウェイナー・スミス(旧版/2002/7)
 時は〈人間の再発見〉の第一世紀。銀河随一の富める惑星ノーストリリアで、ひとりの少年が地球という惑星を買い取った。少年は地球へやってきて、なみはずれた冒険を重ねたすえに、本当にほしいものを手に入れて、無事に帰ることができた。お話はそれだけだ。さあ、これでもう読まなくていい!  ただ、こまかいところは別。それは、この本のなかに書いてある。ひとりの少年が出会った真実の愛と、手に汗にぎる冒険の日々が……。
(引用:早川書房)
 
SF1727『ゼロ守護者』H・G・エーヴェルス&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ365》
《ソル》はブラックホールの次元トンネルをぬけ、エネルギー暈につつまれた領域にぶじ到着した。一方、ツグマーコンの執政官であるゼロ守護者たちはテラナーの出現を脅威に感じ、闇のスペシャリスト、プィを囮にした殲滅作戦をたてる。ローダンはプィの恋人オルウのため、グッキーやトロトらを惑星レニイスに派遣し、プィを救出しようとした。だがレニイスでは、短期間で世代交代し突然変異する危険な生物が待っていた!
(引用:早川書房)
 
SF1728クリスタル・レイン』トバイアス・S・バッケル(2009/10)
 ナナガダは孤立した惑星だった。300年前、異星種族テトルの侵略を阻止するためワームホールを破壊した際に、先進テクノロジーも同時に失ってしまったのだ。苦難の末に植民地を再建したものの、現在では蒸気機関による飛行船や鉄道が人々の生活を支えていた。だが、怖るべき事態が起こった! 生き残った少数のテトルは、 峻険な山脈で人類植民地と隔てられた地にアステカと呼ばれる帝国を築きあげ、大進攻を開始したのだ!
(引用:早川書房)
 
SF1729海賊の子』カリン・ロワチー(2010/1)
 ユーリ・ミハイロヴィッチ・テリソフ−海賊ファルコンがみずからの後継者として育てあげた青年。戦闘輸送艦“マケドニア”の艦長に捕えられた彼は、いまアースハブの中心、地球の極北にある軍刑務所に収容されていた。だが、「海賊組織の壊滅に協力すれば自由にする」との当局の申し出を受け、酷寒の地獄から脱出した彼を待っていたのは、さらなる過酷な運命だった。『戦いの子』『艦長の子』につづく戦争SF3部作完結篇。
(引用:「BOOK」データベース)
   
SF1730メデューサとの出会い』アーサー・C・クラーク(2015/6)
 《ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク3》
 人類初の木星大気圏の探査に気球で挑むハワード・ファルコンの驚異にみちた冒険をスリリングな筆致で描き、ネビュラ賞を受賞した表題作、電磁加速ランチャーで月面から地球に帰還しようとして事故に遭ったクリフ・レイランドの顛末を物語る「メイルシュトレームII」などの中短篇、海洋、動物の超感覚、『2001年宇宙の旅』シリーズの総括、宗教と、さまざまなテーマを扱ったエッセイ四篇、年譜を収録した、短篇集第三弾。
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1731『ベラグスコルス強奪』ウィリアム・フォルツ&ハンス・クナイフェル
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ366》
 アラスカ・シェーデレーアは悩んでいた。イホ・トロトの秘密を知ってしまったのだ。ハルト人は寿命に達し、子孫をのこして死のうとしていた。だが、それを知らないローダンはふたりとグッキーに出撃を命じた。ラール人の惑星に飛んでケロスカーの神秘的装置ベラグスコルスを奪取する作戦である。やがて、一行は拿捕したツグマーコン船でラール人銀河に到達し、オルウをくわえた四名が惑星ヴォルターハーゲンに飛んだが!?
(引用:早川書房)
 
SF1732彷徨える艦隊4 −巡航戦艦ヴァリアント−』ジャック・キャンベル(2009/12)
 戦闘準備を整えたギアリー大佐ひきいるアライアンス艦隊は、ふたたびラコタ星系に突入した。ギアリーの思惑どおり、敵は戦闘能力を保持する全艦船を追撃艦隊につぎこんだため、そこに残っていたのはスターゲートを警備する小艦隊だけで、あとはおびただしい損傷艦とそれを修理する民間船だけであった。敵損傷艦の撃破、味方捕虜の救出、補給物資の強奪など、ギアリーの立案した作戦はことごとく成功するかに思えたが…。
(引用:早川書房)
 
SF1733『2010年宇宙の旅』アーサー・C・クラーク
     旧版『2010年宇宙の旅(2001/7)
 2010年、宇宙船アレクセイ・レオーノフ号は地球を旅立とうとしていた。10年前に遙か木星系で宇宙飛行士4人が死亡、1人が失踪した事件を調査し、遺棄された宇宙船ディスカバリー号を回収することがその任務だった。はたして真相は究明されるのか? そして、木星軌道にいまも浮かぶ謎の物体モノリスの目的とは……前作を上回る壮大なスケールで全世界に興奮を巻き起こした傑作にあらたな序文・あとがきを付した新版
(引用:早川書房)
 
SF1734オペレーション・アーク1』デイヴィッド・ウェーバー(2010/2)
 《セールホールド戦史》
 24世紀、人類は突如謎の異星人による攻撃を受けた。それは一方的な殲滅で、人類の植民惑星は次々と消し去られていく。どうやら敵は、科学が一定以上の水準に達した星系を破壊しているらしい。半世紀後、人類は生き残りをかけた最後の植民計画、〈オペレーション・アーク〉を実施する。中世文明程度の社会を築けば、敵の目を逃れ生きのびられると考えたのだ。かくて多大の犠牲を払い、人類最後の植民星は建設されたが……。
(引用:早川書房)
   
SF1735『独裁者への道』ハンス・クナイフェル&クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ367》
 人類の避難先を探そうとした調査艦隊の任務は失敗におわった。テラに戻る途中、調査失敗の原因をめぐり、艦隊を率いるホッジ提督とその副官、トレヴォル・カサル準提督のあいだで争いが起き、ホッジ提督はカサルに味方する将校に撃たれて死んでしまう。一方、テラでは、レジナルド・ブルが非アフィリーとなり反政府組織OGNのもとに逃げたため、空席となった国家首席の座をめぐり、熾烈な覇権争いがはじまっていた……
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1736新任少尉、出撃!』マイク・シェパード(2010/10)
 《海軍士官クリス・ロングナイフ》
 海軍少尉、クリス・ロングナイフ。父はウォードヘブン星の首相、祖父は財界の支配者という著名な政治家一家の娘でありながら、政略結婚をもくろむ両親に反発し、海軍に入隊。士官学校を優秀な成績で卒業したのち配属されたのが、カミカゼ級戦闘宇宙艦タイフーン号だった。新任少尉としての初任務は、誘拐された少女の奪回。勇猛な海兵隊員を率い上陸用強襲艇で降下するも、そこには誘拐犯の恐るべき陥穽が待ち受けていた!
(引用:早川書房)
 
SF1737オペレーション・アーク2』デイヴィッド・ウェーバー(2010/2)
 《セールホールド戦史》
 セェレブ王子の暗殺を防ぎ、ティリアン公の陰謀を暴いたことで、チャリス王国に地歩を固めた地球連邦宇宙軍士官ニミュエ・アルバンの化身マーリン・アスラウェス。聖人としての地位を利用し、着々と王国の文明化を進めていく。ソロバンの導入、火薬・銃・大砲の改良、ガレー船からスクーナー帆船への移行と、次々に新機軸を打ち出していった。だが、その国力増大を危惧する教会は、チャリス王国に対し怖るべき陰謀を…。
(引用:早川書房)
 
SF1738『ヘリックスの孤児』ダン・シモンズ
 永住の地を求めて旅をするヘリックスの民は、400年後にアウスターからの救難信号を受け取ったが……現代SFの頂点を極める《ハイペリオン》シリーズの後日談を描いてローカス賞を受賞した表題作をはじめ、古典的人類の最後の日々を描く《イリアム》シリーズ前日譚「アヴの月、九日」、傑作異次元SF「ケリー・ダールを探して」など、本邦初訳を含む5篇を収録し、当代随一のオールジャンル作家の魅力を凝縮した傑作集
(引用:早川書房)
 
 

 
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