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ハヤカワ文庫SFリスト
2011年(SF1791〜)
 
 早川書房が刊行している「ハヤカワ文庫」のSFレーベルのみのリストです。発売年ごとにまとめてあります。
 簡単な内容紹介をおつけしてみました。なお、紹介データは早川書房(公式Webサイト、または文庫裏表紙の紹介文、もしくは文庫解説目録)か「BOOK」データベースから引用しています。特に記載のないものは独自に作成したものです。

2024年(SF2428〜)/ 2023年(SF2393〜)/ 2022年(SF2350〜)/ 2021年(SF2311〜)
2020年(SF2264〜)/ 2019年(SF2212〜)/ 2018年(SF2161〜)/ 2017年(SF2110〜)
2016年(SF2046〜)/ 2015年(SF1985〜)/ 2014年(SF1935〜)/ 2013年(SF1885〜)
2012年(SF1836〜)/ 2011年(SF1791〜)/ 2010年(SF1739〜)/ 2009年(SF1695〜)
2008年(SF1647〜)/ 2007年(SF1595〜)/ 2006年(SF1543〜)/ 2005年(SF1496〜)
2004年(SF1466〜)/ 2003年(SF1429〜)/ 2002年(SF1385〜)/ 2001年(SF1340〜)
2000年(SF1296〜)/ 1999年(SF1256〜)/ 1998年(SF1217〜)/ 1997年(SF1175〜)
1996年(SF1128〜)/ 1995年(SF1089〜)/ 1994年(SF1045〜)/ 1993年(SF0997〜)
1992年(SF0958〜)/ 1991年(SF0909〜)/ 1990年(SF0852〜)/ 1989年(SF0803〜)
1988年(SF0752〜)/ 1987年(SF0699〜)/ 1986年(SF0646〜)/ 1985年(SF0593〜)
1984年(SF0541〜)/ 1983年(SF0501〜)/ 1982年(SF0460〜)/ 1981年(SF0420〜)
1980年(SF0374〜)/ 1979年(SF0326〜)/ 1978年(SF0274〜)/ 1977年(SF0221〜)
1976年(SF0181〜)/ 1975年(SF0155〜)/ 1974年(SF0134〜)/ 1973年(SF0078〜)
1972年(SF0047〜)/ 1971年(SF0014〜)/ 1970年(SF0001〜)
 


 
 
SF1791『炎の飛行士』H・G・エーヴェルス&クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ392》
 《ソル》乗員のホンス・プリス=フェルマイデンとセシントラ・ワルドンは、テルムの女帝とフェイヤーダル人との連絡に使われるコンタクト・センターをめざしていた。権力闘争にあけくれて、テルムの女帝にとりついでくれようともしない規律創造者のサトゲノスとレザルスローンには内緒で、コンタクト・センターに侵入しようというのだ。だが、《ソル》で生まれ育った者には想像もつかない困難がふたりを待ちうけていた……
(引用:早川書房)
 
SF1792『第一具象』ウィリアム・フォルツ&ハンス・クナイフェル
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ393》
 アラスカは、黒い異人のフルクース人が築いたステーションにある脳に似た物体の発する心理放射を中和できるかどうか実験をしていた。かつて痴呆化放射を中和するのに使ったGrIkoネットをみずから使ってみたのだ。だが、とんでもないことが起きる。放射を中和するどころか、逆に精神を乗っ取られてしまったのだ。謎の心理放射に命じられるまま、アラスカはラングルを脅し、その宇宙船でステーションに向かうが……!?
(引用:早川書房)
 
SF1793『地球戦線4』ジョン・リンゴー
 《ポスリーン・ウォー2》
 敵の習性を利用した戦略が功を奏し、キートン将軍ひきいる第12軍団は、南下するポスリーン軍を打ち破ってリッチモンド防衛に成功した! 一方、北上するポスリーンの大軍は、首都ワシントンの目前にまで迫っていた。オニール大尉ひきいる第555機動歩兵連隊第1大隊——コンバット・スーツ部隊は、壊滅状態にあった防衛軍を再集結させ、首都を悪鬼の種族から守るため、驚くべき作戦を立案し、敢然と敵に立ち向かったが…。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1794『共和国の戦士2 ─星間大戦勃発─』スティーヴン・L・ケント
 共和国で唯一生き残った最強のクローン兵士、ウェイソン・ハリスは、自らの創造者であるクライバー海軍元帥の密命をおび、反共和国主義者アトキンズ一派の行方を追っていた。テロリストの有力な情報を得たハリスは、軍首脳部の会議が行なわれているゴラン乾ドックへと向かう。共和国に反旗をひるがえした4つの渦状腕が構成する"国家連合"への対応策が討議された会議の終了後、ハリスの目前で、信じられない事態が…。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1795『ブロトグレーネの反徒エルンスト・ヴルチェク&ペーター・テリド
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ394》
 テルムの女帝から行方不明のモジュール捜索を依頼されたローダンは、同行者八名とともに、搭載艦《ハヴァマル》に乗りこんだ。女帝と連絡するための接触サークルが置かれた惑星ブロトグレーネに向かい、モジュールに関するさらなる情報を得るためだ。だが、ローダン一行に対し、フェイヤーダル人たちは非協力的な態度を見せる。これでは任務の遂行もおぼつかないと、超越知性体の意図をはかりかねるローダンだったが……
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1796『モジュールの秘密』H・G・フランシス&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ395》
 モジュール捜索のため、軽巡洋艦《蚕》がコーステボウトの物質の雲のなかに突入すると、そこでは棍棒型の宇宙船が黒い円盤船三隻につぎつぎに撃破されていた。しかも、円盤船は、軽巡にも攻撃をしかけてくる。軽巡は、探知機器がほとんど役にたたない物質の雲のなかを高速で逃げまわるが……いっぽう、コーステボウト星系に数千年前から存在していた生物が未知知性体を感知して、あらたなゲームを開始しようとしていた!?
(引用:早川書房)
 
SF1797『栄光の〈連邦〉宙兵隊 ミッション1 異星使節団を守護せよ』タニア・ハフ
 多くの戦友を失ったハードな戦闘から生還した"連邦"宙兵隊のトリン・カー軍曹が新たに命じられたのは、"連邦"に加盟を検討中のシルスヴィス族への使節団を警護する儀仗兵という、戦闘とは無縁の任務だった。ようやく一息つける気楽な仕事だと、最初は思ったのだが…様々な異星種族で構成されたひとくせもふたくせもある兵士たちを統率し、怖るべき敵に敢然と立ち向かう熱血女性下士官の活躍を描いたミリタリイSF。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1798『コンプとサイバネティカー』クルト・マール&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ396》
 ローダンたちはテルムの女帝の依頼にこたえ、モジュールからコンプを運びだし、《ソル》に収容した。この巨大なタワー状構造物に関しては、データ貯蔵バンクであるということ以外、詳細な機能や性質などなにもわかっていない。だが、コンプの搬入後に、船内で奇妙な事件が次々に起こる。そのひとつは、ジョスカン・ヘルムートとロボット・ペアのロミオとジュリエットが、不思議な「夢」を同時に見たというものだった……
(引用:早川書房)
 
SF1799『細胞活性装置狩り』H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ397》
 シーダー・タウツは、かつてのエルトルス人三巨頭のひとり、テルセル・フラスカーティの腹心である。フラスカーティは細胞活性装置を奪われるのを恐れ、戦艦を改造したカジノ船の内部にかくれていた。カジノ支配人を演じるタウツは、客の超重族から、ホトレノル=タアクが細胞活性装置保持者を捜索していると聞き、フラスカーティを救うために行動する。それは、自分と仲間のかかげる「目標」を達成するためだったが……
(引用:早川書房)
 
SF1800シリンダー世界111』アダム=トロイ・カストロ (2011/5)
 "AI ソース"と呼ばれる人工知性集合体が深宇宙に建造したシリンダー型ステーション"111"。直径千キロ、長さ十万キロにおよぶ巨大構造物で、殺人事件が発生した。この特異な世界に生息するウデワタリという生物を研究中の女性職員の一人が殺されたのだ! 事態を重く見たホモ・サップ連合外交団は、敏腕捜査官アンドレア・コートを派遣したが…奇怪な世界を舞台に美貌の女探偵の活躍を描く傑作ハードSFミステリ。フィリップ・K・ディック賞受賞。
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1801闇の船』サラ・A・ホイト(2011/8)
 アテナは物音で目を覚ました。誰かが船室内にいる! 泥棒? それとも……!? 地球の権力者階級〈善き人びと〉の一員である父親の宇宙船内で、なぜかその部下に襲われたアテナは、からくも救命ポッドで脱出、追跡をふりきるため、危険なパワーツリーの森に逃げ込んだ。だがそこで遭遇したのは、はるか昔、地球を追放され死に絶えたはずの"ミュール"が乗る異形の船だった! 伝説の闇の船(ダークシップ)に囚われた美少女の波乱万丈の冒険。
(引用:早川書房)
 
SF1802『クリスタル保持者』マリアンネ・シドウ&エルンスト・ヴルチェク
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ398》
 もとUSOスペシャリストのロナルド・テケナーは、異種族心理学者ジェニファーとともに、重巡《レッドホース》で二百の太陽の星をめざしていた。NEIの政府首席ティフラーに命令され、マット・ウィリーをガイアに運ぶためだったが、テケナーはその目的に疑問をいだいていた。じつは、ティフラーはテケナーの命を救うため、この計画を企てたが、重巡の搭乗者のうちテケナーだけがその真の目的を知らなかったのだ……
(引用:早川書房)
 
SF1803『親衛隊惑星』ハンス・クナイフェル&H・G・フランシス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ399》
 テルムの女帝の親衛隊チョールクが住む惑星アルウールクに着陸したローダンたちは、コンプをチョールクに引き渡した。約束では、その時点で地球の現在位置を教えてもらえるはずだったが、その情報は教えてもらえない。しかも、チョールクは、ローダンにただちに惑星から離れるよう要求してきた。テルムの女帝やチョールクの情報を得るため、ローダンは惑星離脱の要求を拒否し、グッキーとツバイを偵察に派遣するが……!?
(引用:早川書房)
 
SF1804彷徨える艦隊6 −巡航戦艦ヴィクトリアス−』ジャック・キャンベル(2011/4)
 敵艦隊の追撃をふりきり、ついに味方星域に帰り着いたアライアンス艦隊。運営審議会にその攻績を認められ、一介の大佐から元帥へと特進したギアリーは、すぐさま艦隊を再編し、再度シンディック本拠星系をめざす。百年以上も続くこの戦争を終わらせるために! だが、つぎつぎに襲い来る敵の防衛艦隊を撃破し、敵本拠星系にようやくたどり着いたとき、シンディック幹部会は思いもよらぬ怖るべき罠を仕掛けて待ち受けていた——。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1805『アジャストメント』フィリップ・K・ディック
 世界のすべてを陰でコントロールする組織の存在を知ってしまった男は!? マット・デイモン主演の同名映画の原作をはじめ、デビュー作「ウーブ身重く横たわる」、初期の代表作「にせもの」(映画化名『クローン』)から、中期・後期の傑作。さらに1972年執筆の幻の短篇「さよなら、ヴィンセント」を初収録。ディックが生涯にわたって発表した短篇に、エッセイ「人間とアンドロイドと機械」を加えた全13篇を収録する傑作選。
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1806『テルムの女帝』クルト・マール&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ400》
 人類のほとんどが消えてしまった地球……アラスカはわずかに残った人々を集め、テラ・パトロールとして活動していた。一方、地球に飛来した黒い異人のフルクースは、テラナー捜索の手をゆるめておらず、地球上の知性体を支配しようとする小陛下のインパルスは日に日に強度を増していた。アラスカらは、遅くとも二週間以内に地球を離れなければならないのだが、そのためには使用可能な宇宙船を見つけることが急務だった……新たなサイクル、〈バルディオク〉サイクルの開始を告げる第400巻登場。
(引用:早川書房)
 
SF1807『大宇宙のセイレーン』ウィリアム・フォルツ&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ401》
 3583年4月、《ソル》は消えた地球の座標を手にいれるため、ついにテルムの女帝の故郷世界にやってきた。ヨクサ=サント星系第三惑星ドラクリオチである。全体が輝くクリスタル構造体につつまれた惑星からは、テレパシー性の誘惑信号が発せられていた。超越知性体によるコントロールを乗員たちが感じはじめた矢先、《ソル》をつかさどる統合計算脳セネカから合体していたセタンマルクトが離脱したという警報がはいるが!?
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1808グリムスペース』アン・アギアレイ(2011/7)
 異空間グリムスペースを利用する超光速航法は、人類を旧地球(オールド・テラ)から銀河の彼方へと進出させる原動力となった。だがグリムスペースを航宙するには、特異なJ遺伝子を持つジャンパーが不可欠であり、彼らは巨大企業複合体(ファーワン社)が独占していた。不慮の着陸事故にあい、医療施設に監禁されていた第一級のジャンパー——シランサ・ジャックスは、マーチと名乗る謎の男に救出され、やがて銀河を揺るがす巨大な悪に立ち向かうことに……
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1809ねじまき少女(上)』パオロ・バチガルピ(2012/1)
 石油が枯渇し、エネルギー構造が激変した近未来のバンコク。遺伝子組替動物を使役させエネルギーを取り出す工場を経営するアンダースン・レイクは、ある日、市場で奇妙な外見と芳醇な味を持つ果物ンガウを手にする。ンガウの調査を始めたアンダースンは、ある夜、クラブで踊る少女型アンドロイドのエミコに出会う。彼とねじまき少女エミコとの出会いは、世界の運命を大きく変えていった。主要SF賞を総なめにした鮮烈作
(引用:早川書房)
 
SF1810ねじまき少女(下)』パオロ・バチガルピ(2012/1)
 聖なる都市バンコクは、環境省の白シャツ隊隊長ジェイディーの失脚後、一触即発の状態にあった。カロリー企業に対する王国最後の砦〈種子バンク〉を管理する環境省と、カロリー企業との協調路線をとる通産省の利害は激しく対立していた。そして、新人類の都へと旅立つことを夢見るエミコが、その想いのあまり取った行動により、首都は未曾有の危機に陥っていった。新たな世界観を提示し、絶賛を浴びた新鋭によるエコSF
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1811『時間ハンマー』エルンスト・ヴルチェク&クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ402》
 テルムの女帝の故郷世界、ヨクサ=サント星系第三惑星ドラクリオチに到着したローダンは、ようやく地球の座標を入手した。だが、女帝の要請を受けたローダンは、まず第四惑星ルーグ=ピュアをグッキーたちに調査させた。つづいて、ドラクリオチの"忘れられた者たちの場所"と呼ばれる大陸トロルトゥングを調べさせるべく、ラス・ツバイ、ロワ・ダントン、ロード・ツヴィーブス、ガルト・クォールファートらを派遣した!
(引用:早川書房)
 
SF1812『インテルメッツォからの逃亡』クルト・マール&H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ403》
 ようやく地球のポジションを発見した《ソル》だったが、そこに二億人の人類のシュプールはなかった。消えた人類の謎を解明するため、アトラン、ブル、ワリンジャー、グッキーの四名は、ネーサンのあるルナへ偵察飛行に向かう。そこで発見したものは、フルクースのロボット一体だけと未知の装置だった。一方、惑星インテルメッツォにいるテラ・パトロールのメンバーたちはいまだに"時間ハンマー"に悩まされていたが……
(引用:早川書房)
 
SF1813星の光、いまは遠く(上)』ジョージ・R・R・マーティン(2011/8)
 あまりに遠大な公転軌道を有するため、あたかも銀河を彷徨っているかに見える辺境惑星ワーローンに、ひとりの男が降り立った。ダーク・トラリアンは、かつての恋人グウェン・デルヴァノから送られた〈囁きの宝石〉に呼ばれ、この惑星にやって来たのだった。再会を喜ぶダークだったが、グウェンは思いもよらない事実を彼に告げる。自分はもはや自分だけのものではないのだと……。エキゾチックな異星で展開される冒険SF。
(引用:早川書房)
 
SF1814星の光、いまは遠く(下)』ジョージ・R・R・マーティン(2011/8)
 ハイ・カヴァラーンの四大連壕のひとつ、ブレイスから追われる身となったダーク・トラリアンは、グウェンとともに、AI制御の巨大都市チャレンジに身を潜めていた。だが、追跡術に長けたブレイスのマンハンターは容易に足取りをたどり、ふたりに迫っていた。果たして、ダークとグウェンはこの危険極まるデス・ゲームを生き抜くことができるのか……。米SF界の巨匠がロマンチシズム溢れる筆致で描いた、伝説の第一長篇。
(引用:早川書房)
 
SF1815『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』ピーター・デイヴィッド
 1969年7月、人類はついに月に到着した。アポロ11号の月面着陸は全世界に中継され、地球は歓喜につつまれた。だがこの偉業のさなか、密かに行なわれたミッションがあった。それは、月の裏側でその存在が予測されていた巨大な異星の宇宙船の調査だ! しかもその船内では、謎の地球外生命体が発見され…… そして数十年後、そのとき発見された秘密こそ、オートボットvsディセプティコン最終大戦の勝敗の鍵となることに!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1816『ルサムントラの暗黒』H・G・エーヴェルス&H・G・フランシス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ404》
 北欧のナムソスに本拠をおく小陛下に捕まった四十人あまりの人類は、小陛下の奴隷にされてしまっていた。しかも、かれらは、地球に戻るよう宇宙のかなたにいる人類に超心理性の呼びかけをする道具にされていたのだ。その調査にむかったダライモク・ロルヴィクも小陛下に捕まってしまう。仲間とともに《ソル》に帰還しなかった、火星人タッチャー・ア・ハイヌは、地球に残り、ロルヴィクをなんとか救出しようとするが……
(引用:早川書房)
 
SF1817『虚無からの再生』ハンス・クナイフェル&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ405》
 銀河イーストサイドの虚無空間にある太陽系帝国リレー・ステーションは、かつてテラナーとブルー族の交流拠点であった。テラとルナがメダイロン星系に消えたあと無人となっていたそのステーションに、3583年、エンジニアのチョン・ローがあらわれる。ローは記憶をなくしており、なぜ自分がここにいるのかわからなかった。混乱するうち、頭部に鋭い痛みを感じて気を失う。そして、目ざめたときには「別人」になっていた!
(引用:早川書房)
 
SF1818グランド・セントラル・アリーナ(上)』ライク・E・スプアー(2011/11)
 2375 年、人類初の超光速航法実験船〈聖杯(ホーリー・グレイル)〉が光速を超えた瞬間、巨大な閉鎖空間に転移していた。そこは、これまでこの銀河で超光速航法を開発した4000を超えるすべての種族が、覇権をかけて競う壮大無比の闘技場であった! 船長である美貌の女性レースパイロット、若き天才物理学者、超人ハルクのような特殊能力を秘めた動力エンジニアなど8名の地球人は、人類の命運をかけて、強大な銀河列強種族に敢然と立ち向かうが!?
(引用:早川書房)
 
SF1819グランド・セントラル・アリーナ(下)』ライク・E・スプアー(2011/11)
 人類にとってはじめての同盟者となったオーファンの導きにより、アリアンら地球人一行は、直径数十光年に及ぶスフィア群の中心にあるグランド・セントラル・アリーナに到達した。数千年に一度の"ファースト・エマージェント"であり、さらに自らのスフィアに侵攻してきた敵勢力を撃退してアリーナに大使館を得たことで、人類は異星種族の注目のまとになった。だが、順風満帆に見えたその行く手には、怖るべき陥穽が……。
(引用:早川書房)
 
SF1820『オリンプでの邂逅』ペーター・テリド&H・G・フランシス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ406》
 人類の銀河系を支配している公会議の権力を維持する武力として、無敵のSVE艦は必要不可欠な存在だった。だが、SVE艦のエネルギー補給を独自の方式で行なっているマスティベック人のピラミッドが、突然エネルギー補給をしなくなってしまった。公会議勢力を率いるヘトソンの告知者ホトレノル=タアクは、真相を究明しようとするが……その事態を知ったプロヴコナーのロクティン=パルは、公会議への反攻を開始した!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1821『ヴァリオと番人』クラーク・ダールトン&エルンスト・ヴルチェク
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ407》
 最古参ミュータントのひとり、エルンスト・エラートがもどってきた。肉体を失って精神だけの存在となり、長く時空をさまよっていたが、ようやく太陽系を探しあてたのだ。しかし、そこに地球はなく、エラートはふたたび宇宙の旅に出る。すると、不思議な吸引力により、ケルシュル・ヴァンネが乗る宇宙船にひきよせられてしまう。そこでヴァンネの肉体にはいったエラートは、七意識が宿った"コンセプト"の存在を知るが!?
(引用:早川書房)
 
SF1822『救出ミッション、始動!』マイク・シェパード
 《海軍士官クリス・ロングナイフ》
 急襲艦ファイアボルト号が改修工事に入ったため、クリスが故郷に帰ると、母親が雇ったメイドが待ち受けていた。「プリンセス、お召しかえを」「あたし海軍中尉だから!」そんなやりとりのさなかに、親友のトムが何者かに誘拐されたとの知らせが! すぐさま休暇をとり、事件が起こったトゥランティック星へと向かう。おともは護衛官ジャックと新任メイドのアビー。だが彼女は、様々な特殊武器を隠し持つ武闘派メイドだった!
(引用:早川書房)
 
SF1823『ヴァルベ星間帝国』クルト・マール&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ408》
 ケロスカーの計画どおりラール人は、恒星アルクル=ベータのブラックホール化を進めていたが、そこでケロスカーの計算ミスが判明した。数十年後のはずのブラックホール化が一年後に起こるとわかったのだ。同じころ、惑星ホウクセルのラール人基地にいるケロスカーたちを援助するため、恒星アルクル=アルファ近傍で待機していた重巡《プレイスト》に搭乗していたコンセプトのヴァンネも、ケロスカーのミスに気づくが……  
(引用:早川書房)
 
SF1824『重力ハッチ』H・G・エーヴェルス&ハンス・クナイフェル
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ409》
 ダライモク・ロルヴィクとタッチャー・ア・ハイヌは、ソラナーふたりとともに、ヴァルベ人の住む植民惑星コリエトにスペース=ジェットで潜入した。コリエトは、近距離に集まったヴァルベ人の三星系のうち、ふたつめの星系である「第二の巣」の第二惑星だ。ロルヴィクたちの目的は、この惑星を調査し、ヴァルベ人の第三星系である「最後の巣」の植民惑星ワシトイルで失踪した、ソラナー三名の行方を探ることだったが……  
(引用:早川書房)
 
SF1825『共和国の戦士3 クローン同盟』スティーヴン・L・ケント
 惑星フリーマンを飛び立ったウェイソン・ハリスとレイ・フリーマンは、なんとか転送ステーションにたどり着いた。そこに設置された産業用転送エンジンを取り外し、輸送機に無理やり取り付けることで、共和国星域に帰還しようと試みたのだが……。やがて思いもよらぬ方法で地球へと帰還できた最強クローン兵士ハリスは、ボイド型クローンのSEALsと通常クローンの海兵隊との連合軍を率いて、強大な敵に立ち向かうことに!  
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1826『プランク・ダイヴ』グレッグ・イーガン
 地球から遙か遠宇宙のブラックホール〈チャンドラセカール〉ではある驚異的なプロジェクトが遂行されようとしていた。果たして人類は時空の構造を知り得るのか?——ローカス賞受賞の表題作、別の数学体系をもつ並行世界との最終戦争を描く「暗黒整数」、ファースト・コンタクトSFの最高峰「ワンの絨毯」ほか、本邦初訳作品を含む全7篇を収録。現代SF界最高の作家の最先端作品を精選した日本オリジナル短篇集第4弾。
 [収録作品] 「クリスタルの夜」 「エキストラ」 「暗黒整数」 「グローリー」 「ワンの絨毯」 「プランク・ダイヴ」 「伝播」  
(引用:早川書房)
 
SF1827『飛翔都市カアンセーダー』ウィリアム・フォルツ&H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ410》
 ペリー・ローダンは、アラスカ・シェーデレーア、ブジョ・ブレイスコル、ドウク・ラングルとともに、重力ハッチから重力チューブを通ってヴァルベ人の故郷惑星ダコミオンにやってきた。フルクースの大艦隊がヴァルベの巣を狙っていると、ヴァルベ中央政府に警告するためだ。ところがダコミオンについたとたん、四名は原因不明の心身の不調に襲われる。しかも、ヴァルベ人はその不調をまるで気にしていなかったのだ!  
(引用:早川書房)
 
SF1828『ルナの異人』ハンス・クナイフェル&クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ411》
 ヴァルベ人と交渉するため、ローダンたちは惑星バイチュインに搭載艇《キュベル》でやってきた。だが、交渉に出たローダン一行の帰りを宇宙港で待つ《キュベル》の乗員たちは、ローダンからなんの連絡もないうえに、外部といっさいコンタクトできなくされていた。どうやらヴァルベ人が妨害工作をしているらしい。そこで、ハルト人トロトは、宇宙港からヴァルベ人の都市に進出し、ローダンたちを見つけようとするのだが!?  
(引用:早川書房)
 
SF1829『防衛戦隊、出陣!』マイク・シェパード
 《海軍士官クリス・ロングナイフ》
 大尉に昇進したクリス・ロングナイフは、PF艦109の艦長として、戦隊の機動訓練にはげんでいた。最新鋭のこの小型軽量艦は、機動性の高い艦体に大型戦艦の主砲と同じ18インチ口径パルスレーザー砲を四門搭載していた。だがこの巨大砲を撃てるのは1回のみ。敵艦を撃破するには、編隊を組んで一撃必殺の戦法を取るしかないのだ。そんなおり、ウォードヘブン星で政変が勃発、父は首相の座を追われ、クリスも逮捕されるが!?
(引用:早川書房)
 
SF1830『ハルトの巨人たち』クルト・マール&H・G・フランシス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ412》
 グルケル・アソシェンは"それ"の指示をうけ、新しい故郷を必要とするコンセプトのため、ルナ地下施設の《アイアンデューク》を利用してゴシュモス・キャッスルをめざそうとしていた。そうなれば、近傍に待機するフルクース艦隊をおびきよせてしまうと考えたレジナルド・ブル、ロワ・ダントン、ジェフリー・ワリンジャーの三名は、艦を奪回する作戦を立てる。ネーサンを攪乱しようと、ロボットに細工をほどこしたが……
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1831『暴力クリスタル』H・G・フランシス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ413》
 ロナルド・テケナーとジェニファー・ティロンは、ハルト船《トリシュカト》でハルト人の惑星テルツロックに連れてこられた。ふたりは、ハルト人五人に死をもたらした者として船内のハルト人から命を狙われていたが、船長コルノル・レルツの尽力で、なんとか無事に到着したのだ。テケナーたちは、ただちに船外に逃げだそうとするが、テラナーを殺そうとするテルツロック在住のハルト人が、大挙して空港におしよせてきた!
(引用:早川書房)
 
SF1832冷たい方程式[新装版]』伊藤典夫/編(2012/5)
     旧版 『冷たい方程式』SFマガジン・ベスト(2001/9)
 ただ一人の乗員を目的地に届ける片道分の燃料しか積んでいない緊急発進艇に密航者がいたら、パイロットのすべきことはただひとつ——船外遺棄だ! だがそれが美しい娘で、しかもたった一人の兄会いたさに密航したのだとしたら、あなたならどうする? ……SF史上に燦然と輝く記念碑的名作「冷たい方程式」をはじめ、名作、傑作の誉れ高い作品全9篇を厳選。旧版からの2篇に新たに7中短篇を加えたSF入門書の新版登場!
(引用:早川書房)
 
SF1833『バルコンの男』クラーク・ダールトン&クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ414》
 故郷銀河にもどってきたエルンスト・エラートはジュリアン・ティフラーの命をうけ、《ノースライト》でガイアを出発した。銀河系諸種族の尊厳連合の反乱組織に接触をはかり、NEIへの協力を要請するためだ。途中、偶然に見つけたウニト人の惑星で、反乱組織のリーダーのスセルプに関する情報を得る。ラール人と超重族に追われ、銀河中枢部の無人惑星フォグハにかくれているという。エラートはフォグハに向かったが……
(引用:早川書房)
 
SF1834『第四具象誕生』ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ415》
 ヴァルベ星間帝国で起きた重力カタストロフィのあと、《ソル》はフルクースの大艦隊から逃れて恒星の対探知の盾にかくれていた。損傷した船のオーヴァホールも終わり、今後の行動を話しあう幹部会議の場で、ローダンは衝撃的な提案をする。あえて虎穴に入るべく、"ヴァルベの巣"へともどるというのだ。目的は、コリエトで捕虜になっている《ソル》生まれ三名の救出と、具象すなわち重力魔術師とのコンタクトであった!
(引用:早川書房)
 
SF1835都市と都市』チャイナ・ミエヴィル(2012/3)
 ふたつの都市国家〈ベジェル〉と〈ウル・コーマ〉は、欧州において地理的にほぼ同じ位置を占めるモザイク状に組み合わさった特殊な領土を有していた。ベジェル警察のティアドール・ボルル警部補は、二国間で起こった不可解な殺人事件を追ううちに、封印された歴史に足を踏み入れていく……。ディック-カフカ的異世界を構築し、SF/ファンタジイ主要各賞を独占した驚愕の小説
(引用:早川書房)
 
 

 
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