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ハヤカワ文庫SFリスト
2013年(SF1885〜)
 
 早川書房が刊行している「ハヤカワ文庫」のSFレーベルのみのリストです。発売年ごとにまとめてあります。
 簡単な内容紹介をおつけしてみました。なお、紹介データは早川書房(公式Webサイト、または文庫裏表紙の紹介文、もしくは文庫解説目録)か「BOOK」データベースから引用しています。特に記載のないものは独自に作成したものです。

2024年(SF2428〜)/ 2023年(SF2393〜)/ 2022年(SF2350〜)/ 2021年(SF2311〜)
2020年(SF2264〜)/ 2019年(SF2212〜)/ 2018年(SF2161〜)/ 2017年(SF2110〜)
2016年(SF2046〜)/ 2015年(SF1985〜)/ 2014年(SF1935〜)/ 2013年(SF1885〜)
2012年(SF1836〜)/ 2011年(SF1791〜)/ 2010年(SF1739〜)/ 2009年(SF1695〜)
2008年(SF1647〜)/ 2007年(SF1595〜)/ 2006年(SF1543〜)/ 2005年(SF1496〜)
2004年(SF1466〜)/ 2003年(SF1429〜)/ 2002年(SF1385〜)/ 2001年(SF1340〜)
2000年(SF1296〜)/ 1999年(SF1256〜)/ 1998年(SF1217〜)/ 1997年(SF1175〜)
1996年(SF1128〜)/ 1995年(SF1089〜)/ 1994年(SF1045〜)/ 1993年(SF0997〜)
1992年(SF0958〜)/ 1991年(SF0909〜)/ 1990年(SF0852〜)/ 1989年(SF0803〜)
1988年(SF0752〜)/ 1987年(SF0699〜)/ 1986年(SF0646〜)/ 1985年(SF0593〜)
1984年(SF0541〜)/ 1983年(SF0501〜)/ 1982年(SF0460〜)/ 1981年(SF0420〜)
1980年(SF0374〜)/ 1979年(SF0326〜)/ 1978年(SF0274〜)/ 1977年(SF0221〜)
1976年(SF0181〜)/ 1975年(SF0155〜)/ 1974年(SF0134〜)/ 1973年(SF0078〜)
1972年(SF0047〜)/ 1971年(SF0014〜)/ 1970年(SF0001〜)
 


 
 
SF1885『テラ急襲』エルンスト・ヴルチェク&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ440》
 ルーワー種族の最強兵器サクエト=クム=ヘルクは、あらゆる技術機器の集合体であり、宇宙船にもなるスーパーロボットだった。ルーワーの科学者ジャルクス=テルフトとグノッガー=ザムは、このロボットに乗り、先祖が敵の手から守ろうとしてかくした"物体"をとりもどしに向かう。物体からとどくインパルスにしたがって到着したのは、太陽系であった。その第三惑星……すなわち地球にインパルスの発信源があったのだ!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1886『トバの後継者』H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ441》
 あらゆる生物の外見と記憶をコピイし、そっくりに変装できる、分子変形能力者ことガイズ=ヴォールビーラー。かれらは、かつて栄えた星間帝国から離散したが、いつか故郷銀河ウウフサン=ピンクを見つけ、帝国を再興することを夢見て、銀河各地で暗躍をつづけている。ゲージエルひきいるガイズ=ヴォールビーラーは、ついに故郷ガイズ=プログハーと思われる惑星を発見するが、思いもよらぬものがそこで待ち受けていた!
(引用:早川書房)
 
SF1887『乱鴉の饗宴(上)』ジョージ・R・R・マーティン
 《氷と炎の歌》
 〈ちぬられた婚儀〉でのロブ王の惨殺、おなじく結婚披露の宴でのジョフリー一世の毒殺、さらには〈王の手〉タイウィン公の暗殺と、七王国全土を暗雲が覆いつつあった。そしてその嵐を呼ぶ黒雲は、ベイロン九世が墜死した鉄諸島にも押し寄せていた。〈鴉の眼〉ユーロン、海将ヴィクタリオン、そしてベイロンの長女アシャによる、新たな王の座をかけた熾烈な戦いが始まっていたのだ! 現代最高の異世界戦史、待望の第四部開幕
(引用:早川書房)
 
SF1888『乱鴉の饗宴(下)』ジョージ・R・R・マーティン
 《氷と炎の歌》
 ラニスター家の当主にして〈王の手〉であったタイウィン公亡き後、〈鉄の玉座〉の実権は、公の娘である王母サーセイ太后が握った。だが、王都の小評議会を自らの取り巻きで固めたサーセイは専横のかぎりをつくし、臣民の信頼を失っていく。そしてサーセイは最愛の弟、〈王の楯〉総帥ジェイミーまでも、その意にそわぬことを理由に王都から戦場へと追いやったのだ……王都で、西の海で、南の砂漠で、新たなる戦嵐が吹き荒れる!
(引用:早川書房)
 
SF1889『大ピラミッドの秘密』ハンス・クナイフェル&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ442》
 自由テラナー連盟の転覆をはかる謎のプシ能力者を探しだそうと、ジュリアン・ティフラーは大規模な調査をはじめた。一方、ホーマー・G・アダムスの部下であるトルン・ファレルは、クフ王のピラミッドを調べるため、チームを編成してギザに向かうことになる。ところが、出発を目前にひかえたある晩、正体不明の男に襲撃された。からくも難を逃れたものの、それ以降、ピラミッド調査チームにつぎつぎと魔手がのびてくる!
(引用:早川書房)
 
SF1890『《パン=タウ=ラ》の戦い』ウィリアム・フォルツ&H・G・フランシス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ443》
 マルゴン人の捕虜になっていたハイタワス・ボールとデメテルとプロンドフェアに合流した時間超越者のガネルク=カリブソは、監房をぬけだして《パン=タウ=ラ》の格納庫にある搭載艇で船外に脱出することを提案する。ちょうどそこにやってきた、モドのもと奴隷のアルクァスというウィンガーの助けで監房を脱出したボールたちは、ガネルク=カリブソに案内され、船内の危険なジャングルを抜けて格納庫をめざしていくが!?
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1891『彷徨える艦隊8 −無敵戦艦インビンシブル−』ジャック・キャンベル
 「謎の種族」の正体を解明すべく、未踏星域に侵入したアライアンス艦隊は、テディベアに似た姿の凶暴な種族と遭遇した。激闘の末ジャンプ点へ逃れたが、出た先は白色矮星の星系で、そこにも別の異星人がいた。整然とした編隊を組み、姿はクモとオオカミを合わせたような種族だ。ギアリーはこの種族と友好関係を築こうとするが、超弩級戦艦を含む凶暴な異星人の艦隊が追撃してきた……果たして艦隊は、無事故郷に帰れるのか?
(引用:早川書房)
 
SF1892『マルゴン人襲来』H・G・フランシス&クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ444》
 《パン=タウ=ラ》に忍びこむためにローダンが立てた作戦は、二万年の時をこえて帰還したサスコーンになりすますというものだった。惑星サインデルべーンで発見したウィンガー船《1=デロン》の機能を解明し、ローダンたちは次の段階にとりかかる。博物館の資料にもとづいて外見を変え、言語や特有の概念を習得するのだ。作戦に参加する300人全員が、完璧な偽装でサスコーンとしてふるまわなければならないのだが……
(引用:早川書房)
 
SF1893『クオストート防衛戦』クルト・マール&エルンスト・ヴルチェク
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ445》
 サスコーンになりすましたローダンたちは、なかなかこないラルドからの指示を待っていた。ケルシュル・ヴァンネらによる突撃隊を潜入させる作戦が成功し、一行はようやく《パン=タウ=ラ》に呼ばれる。ラルドはなにか考えがあるらしく、さらなる命令を出すまでクオストートの宿舎で待機するようにと、ローダンたちに指示した。だが、待機しているあいだに義勇兵を名のるクオストート人たちが掠奪にやってきたのだ……!
(引用:早川書房)
 
SF1894『最終定理』アーサー・C・クラーク&フレデリック・ポール
    単行本版『最終定理(2019/10)
 コロンボの大学に通う青年、ランジット・スーブラマニアンの熱烈な興味の対象は数学だった。なかでも夢中だったのはフェルマーの最終定理で、彼はその新たなる証明方法を日々追究していた。いっぽう宇宙の彼方では、超知性をもつ異星人たちが強力な破壊兵器を生み出す人類を憂い、地球へと艦隊を発進させていた……。巨匠アーサー・C・クラークが、フレデリック・ポールとともに自身の愛するものすべてを詰め込んだ遺作。
(引用:早川書房)
 
SF1895『神々の贈り物』ハンス・クナイフェル&エルンスト・ヴルチェク
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ446》
 ギザの大ピラミッドから謎の物体を盗みだしたボイト・マルゴルはその可能性を探っていた。目に似た部分のうしろにある黒い漏斗がハイパー空間のような環境を提供するらしい。つまり、この物体を操作できれば、時空をこえられるのだ。そう確信したマルゴルは、物体が発見された時代のことを知りたいと願う。すると、目の前に砂漠の風景があらわれた。いまから6000年以上も前のエジプトが、さらにはクフ王の姿まで見えた!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1896『ラルドの兵士』クラーク・ダールトン&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ447》
 ひとつの肉体に複数の精神が宿るコンセプト30億人は、半球の人工世界エデンIIで宇宙のいずこかをめざして半光速で移動をつづけていた。その世界で、エルンスト・エラートと12歳の少年アシュドンの意識が同じ肉体にはいっているコンセプト、エラート=アシュドンは暮らしていた。エラートは、エデンIIに来るまえに聞いた"それ"からの助けをもとめるメッセージに応えようと決心し、ほかのコンセプトに協力をもとめるが!?
(引用:早川書房)
 
SF1897『刺青の男[新装版]』レイ・ブラッドベリ
 暑い昼さがりにもかかわらず、その男はシャツのボタンを胸元から手首まできっちりとかけていた。彼は、全身に彫った18の刺青を隠していたのだ。夜になり、月光を浴びると刺青の絵は動きだして、18の物語を紡ぎはじめた……。流星群のごとく宇宙空間に投げ出された男たちを描く「万華鏡」、ロケットにとりつかれた父親を息子の目から綴る「ロケット・マン」など、刺青が映しだす18篇を収録した、幻想と詩情に満ちた短篇集。
(引用:早川書房)
 
SF1898巨獣めざめる(上)』ジェイムズ・S・A・コーリイ(2013/9)
 月や火星、小惑星帯に人類が進出した未来。土星から小惑星帯に帰還中の氷運搬船が何者かの攻撃を受け、破壊される。独立の機運高まる小惑星帯への火星の宣戦布告か? かろうじて生き延びた副長のホールデンらは、復讐を心に秘め、謎を追うが……。一方、その襲撃の知らせで戦争の危機に揺れる小惑星ケレスでは、刑事ミラーが失踪した富豪の娘ジュリーの捜索任務を引き受けることになるが……。話題の本格宇宙SF登場!
(引用:早川書房)
 
SF1899巨獣めざめる(下)』ジェイムズ・S・A・コーリイ(2013/9)
  太陽系全体が戦争へ動き始めるなか、刑事ミラーは行方不明の少女ジュリーを憑かれたように探し、手がかりを追って、小惑星エロスへ向かう。そこで襲撃の真犯人を探る船乗りホールデンと出会い、行動をともにすることに。だがそのときエロスは、治安部隊を名乗るならず者たちに占拠され、恐るべき罠がはりめぐらされていた……。リアリティあふれる描写と高い物語性で評判となった、実力派の気鋭がおくる新時代の傑作SF
(引用:早川書房)
 
SF1900『彷徨える艦隊 外伝1 −反逆の騎士−』ジャック・キャンベル
 ギアリー率いるアライアンス艦隊が未踏星域へ旅立ってのち、ミッドウェイ星系では、圧政を強いるシンディック体制を打破すべく、二人の司令官が立ちあがった。防衛を統括する女性司令官のイケニは、星系内に駐屯する機動艦隊から指揮権を奪い、陸上軍司令官のドレイコンは、暴虐行為を繰り返す内政保安局(ISS)を武力制圧する計画だった。だが二人の行く手には、裏切り、密告、反逆などによるさまざまな障害が待ち受けていた!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1901『謎のフェーロトブラガー』ウィリアム・フォルツ&H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ448》
 サスコーンに変装し、ラルドの傭兵となったローダン一行は、ラルドに託されたイモムシ形の車輛、フェーロトブラガーとともに《パン=タウ=ラ》の司令室をめざしていた。ラルドによれば、フェーロトブラガーに乗せてある論理エレメントを司令室に運びこむのが目的とのことだったが、それが真実かどうかは不明だった。司令室を破壊するための爆弾かもしれないのだ。ローダンは司令室突入に備え、全部隊を呼びあつめるが!?
(引用:早川書房)
 
SF1902『《ソル》破壊工作』H・G・エーヴェルス&マリアンネ・シドウ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ449》
 サスコーンに変装したローダン一行は《パン=タウ=ラ》で昆虫種族アンスク人の攻撃にさらされていた。一方、軽巡《モントロン》から小惑星シャルルマーニュに偵察に向かったソラナー50名にも生命の危機が訪れる。小惑星はまもなく、アンスク人の居住惑星であるダトミル=ウルガンに墜落する運命なのだ。そんなシャルルマーニュに偶然やってきたタッチャー・ア・ハイヌは、なんとかしてソラナーたちを救おうとするが……
(引用:早川書房)
 
SF1903『隻眼のライレ』ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ450》
 《パン=タウ=ラ》にいるローダン一行は、アンスク人に追いつめられ、絶体絶命となっていた。だが、なぜか相手が突然に撤退をはじめたため、危ういところで命びろいする。一行はその後、数グループにわかれて、船内のようすを探ることにした。アンスク人たちが播種船に積みこまれた"胞子"を使い、危険な実験をしているらしい。その研究室を見つけだそうと考えたのだ。ところが、急に突風が船内を吹きわたりはじめた! 後半900話より、宇宙の城サイクルとなる第450巻です。
(引用:早川書房)
   
SF1904『少女とルーワー』エルンスト・ヴルチェク
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ451》
 火星に基地をかまえたルーワーの塔守ヘルゴ=ツォヴランは、テラナーたちとの意思疎通がうまくいかず、とほうにくれていた。平和な相互理解の糸口を探るべく、異種族心理の専門家ランク=グロハンの提案を実行することにする。テラナーの一家族を火星に連れてきて、そのメンタリティを調べようというのだ。さらに、事故で二重思考ができなくなったゴラン=ヴランをスパイとして、テラナー研究のため地球へ送りこむが……
(引用:早川書房)
 
SF1905『スター・トレジャー 秘宝の守護者』L・マイケル・ハラー
 新地球3から67ワープ年離れたボルネオ1に一人の女性科学者が訪れた。彼女の名はジェーン・ハワード—この惑星で消息を絶った父親を捜しにきたのだ。旧地球の赤道直下地帯によく似たこの密林惑星に生息する特異な生物と、古代プレアデス文明の播種船との関連を調査中に、ハワード教授は突然連絡を断ったのだ。惑星資源開発企業の総監督者ラジャ・シンの協力を得て、彼女は怖るべき生物が棲む密林へと踏みこむが…!?読みだしたら止まらない異世界冒険SF。
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF1906ZOO CITY』ローレン・ビュークス(2013/8)
 南アきっての大都市ヨハネスブルグの一角に、犯罪者の吹き溜まり、ヒルブロウ地区があった。別名ズー・シティ—動物連れの街。当時、全世界で魔法としか思えない現象が起こっていた。すべての凶悪犯罪者は一体の動物と共生関係を結ばされ、その代わりに超能力をひとつ使えるようになったのだ。紛失物発見の特殊能力を持つジンジは、失踪した少女の捜索を依頼されたが、その行く手にはどす黒い大都市の闇が待ち受けていた! アーサー・C・クラーク賞受賞。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1907『ムルコンの城』クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ452》
 ルーワー種族は、数百万年のあいだ、物質の泉をさがしもとめてきた。いまようやく、泉のマスターのパンカ=スクリンは、その目標に近づいたと気づく。正しい物質の泉が近傍にあることをしめす三つのサインがそろったのだ。泉のマスターはこれを宇宙にちらばる同胞に報告したが、ひとつ気がかりなことがあった。物質の泉の近くには、七強者が住んでいた宇宙の城もあるはず。ところが、そのシュプールがどこにもないのだ!?
(引用:早川書房)
 
SF1908『消えた女王ドラニア』H・G・フランシス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ453》
 ローダンは《パン=タウ=ラ》をあとにし、《バジス》と《ソル》を包囲するウィンガー船団に向かった。宇宙の全車輪の正体がロボットのライレで、自分たちが操られていたと知ったら、ウィンガー種族はショックをうけるはず。それを和らげるため、ウィンガーのプロンドフェアとデメテルを宇宙の全車輪の使者にしたて、種族に説明させようと考えたのだ。ふたりは、クリンの本拠地である衛星スタルショに送りこまれるが……
(引用:早川書房)
 
SF1909世界を変える日に』ジェイン・ロジャーズ(2013/8)
 バイオテロのため、子どもがもはや生まれなくなる疫病に世界じゅうが感染してしまった。このままではいずれ人類は絶滅する。科学の横暴を訴えて暴動にはしる者、宗教にすがる者。十六歳のジェシーは慣れ親しんだ世界の崩壊を目撃する。彼女の父親ら研究者は治療薬開発に取り組むが、かろうじて見出されたワクチンには大きな問題があった。それを知った彼女がくだした決断とは……。少女の愛と勇気を鮮烈に描き出した作品
(引用:早川書房)
 
SF1910クラーケン(上)』チャイナ・ミエヴィル(2013/9)
 現代のロンドン。自然史博物館でキュレーターを務めるビリー・ハロウは、人気の巨大ダイオウイカの標本を担当していた。ある日、ガイドとして客を引率していたビリーは、奇怪な光景を目にする。ダイオウイカの標本が水槽ごと消失していたのだ! 戸惑うビリーに接触してきたのは、《原理主義者およびセクト関連犯罪捜査班》と称する魔術担当の刑事たちだった。現代SF界の旗手が描くノンストップ・エンターテインメント
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF1911クラーケン(下)』チャイナ・ミエヴィル(2013/9)
 忽然と消えたダイオウイカの標本を求めてロンドンを彷徨うビリー・ハロウは、クラーケン神教会に保護される。ダイオウイカは伝説の海獣クラーケンの正体とも言われる巨大頭足類で、世界の終末のキーとなる存在としてあがめられていた。ビリーは、ダイオウイカを担当していたがために、複数のカルト勢力から付け狙われることとなる。SF/ミステリ/伝奇など、さまざまな小説の魅力が凝縮されたジャンルミックス・ノベル
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1912『宇宙の子供たち』マリアンネ・シドウ&ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ454》
 《ソル》をソラナーたちに譲渡するときが、ついにやってきた。ひきわたしは3586年12月18日と決まる。ガヴロ・ヤールによれば、ソラナーたちはその日に盛大な祝典を計画しているらしい。招待をうけてスピーチをたのまれたローダンは、ヤールとともに《ソル》に向かい、祝典の準備作業を観察した。そのさい、船内のようすがおかしいことに気づく。ソラナーたちが全員、奇妙な高揚感に満たされ不可解な行動をしているのだ!
(引用:早川書房)
 
SF1913『クリンの罠』ハンス・クナイフェル&クラーク・ダールトン
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ455》
 ロワ・ダントン、ペイン・ハミラー、ハイタワス・ボールの三名はデメテルの気持ちをたしかめるため、《バジス》を出てトルグニシュ星系に向かった。その途中で通信を傍受し、プロンドフェアが衛星スペルターロジェで演説する予定だということを知る。だが、そこでは、プロンドフェアの失脚をたくらむクリンが策略をめぐらしていた。三名はそうとも知らず、デメテルもスペルターロジェにいるものと考えて、着陸するが……
(引用:早川書房)
 
SF1914『航路(上)』コニー・ウィリス
     ソニー・マガジンズ版『航路(2006/2)
     ヴィレッジブックス版『航路(2012/5)
 マーシー総合病院で、臨死体験者の聞き取り調査を行なっていた認知心理学者のジョアンナは、神経内科医のリチャードから新規プロジェクトへの協力を求められる。NDE(臨死体験)を人為的に発生させ、その時の脳の活動を詳細に記録しようというのだ。しかしその実験にはトラブルが続出し、被験者が不足してしまう。ジョアンナはみずからが被験者となることを申し出るが、彼女が擬似臨死体験でたどり着いた場所は……!?
(引用:早川書房)
 
SF1915『航路(下)』コニー・ウィリス
     ソニー・マガジンズ版『航路(2006/2)
     ヴィレッジブックス版『航路(2012/5)
 暗礁に乗り上げた研究プロジェクトを救うため、ジテタミンを投与されたジョアンナが擬似臨死体験のなかでたどり着いた先は、思いもかけぬ場所だった。自分は確かにここを知っている。なぜ、どこか思い出せないのだろう? ジョアンナは答えをもとめて必死に調べ始める。なんども臨死体験を実験で繰り返し、ついに突き止めた真相は、まさに予想だにしないものだった! 読み始めたら止まらないローカス賞に輝く感動作
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1916革命の倫敦』ラヴィ・ティドハー(2013/10)
 《ブックマン秘史1》
 詩人の青年オーファンは、古書店に勤めながら世に出るチャンスをうかがっていた。時代は、人ならざるものが統べる異形のヴィクトリア朝英国、モリアティ教授が首相を務める政権へのレジスタンス運動が激化していた。そんななか本に仕込んだ爆弾を用いる"ブックマン"によるテロが発生、恋人を喪ったオーファンは大きな時代の流れに巻き込まれてゆく…。ヴィクトリア朝オールスターキャストで贈る冒険SF三部作開幕!
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1917『狂戦士部隊』エルンスト・ヴルチェク
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ456》
 ガイア・ミュータントのボイト・マルゴルは、ルーワーとテラナーの対立をあおろうと考え、ルーワーが大使として地球に送りだした少女バヤ・ゲレルを誘拐した。だが、ルーワーが真相に気づいたために、陰謀は失敗におわってしまう。そこで、マルゴルは、自分の意のままにできるパラテンダー、バヤの父ハマンに小型爆弾を飲ませた。一定時間後に外被が胃液で溶けて爆発するその爆弾で、ルーワーの塔守を殺そうとするが……
(引用:早川書房)
 
SF1918『 巨人の地にて』H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ457》
 エルトルス人の植民惑星ツァルテルテペでは、不穏な噂が蔓延していた。首都ナゲリアのどこかにシガ星人が秘密入植地を建設し、自分たちの物資をくすねて生活しているのではないかというものだ。実際にそのとおりだったが、エルトルス人はシガ星人の存在に気づいていない。一方、バヤ・ゲレルはルーワーのヘルク、ニストルとともにボイト・マルゴルのハイパー空間泡から脱出し、銀河系の未知領域に実体化するのだが……!
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1919『黒いカーニバル[新装版]』レイ・ブラッドベリ
 ブラッドベリ幻の作品集として名高い処女短篇集『黒いカーニバル』から精選した作品に〈ウィアード・テールズ〉などのパルプ雑誌に発表された作品を加えた初期傑作選。深夜のカーニバルで、団長が乗った観覧車がくるくる逆まわりするたびに奇怪なことが起こる「黒い観覧車」、かつての想い人である少女を失なった湖を男が婚約者とともに再び訪れる「みずうみ」など、叙情SFの名手が贈る恐怖と幻想にあふれた物語24篇。
(引用:早川書房)
 
SF1920『辺境星区司令官、着任!』マイク・シェパード
 《海軍士官クリス・ロングナイフ》
 一介の大尉でありながら、第41海軍管区司令官としてチャンス星系へとやってきたクリス・ロングナイフとその一行は、司令部である宇宙ステーションに到着して愕然とした。歓迎団どころか、ひとっこひとりいない! 動力反応炉も停止し、非常用電源で動いているだけ…数ある海軍管区のなかでも最低の辺境星区に左遷されたわれらがプリンセスだが、それでも司令官としての職務を果たそうと持ち前の機知と財力で奮闘する!?
(引用:「BOOK」データベース)

 

 
 
SF1921『強者ムルコンの復讐』クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ458》
 ムルコンの城に住むツァフールたちは、泉のマスターであるパンカ=スクリンを"宿の主人"だと思いこみ、争奪戦をくりひろげていた。その争いからうまく逃れたあと、タンタと名乗る男に助けられたパンカ=スクリンは、城の地下深くにあるという"靄の井戸"をめざすことにする。"目"を完全体にするための補完部品が、そこで見つかるかもしれないからだ。だが、目標をめざすふたりにむかって、新たな敵が近づいてきた!
(引用:早川書房)
 
SF1922『不可視の境界』ウィリアム・フォルツ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ459》
 ガネルク=カリブソは、ムルコンの城があるはずのポイントに近づいたものの、城を見つけられずにいた。最後に平原におもむいたさい、禁じられた部屋に足を踏みいれた罰として、二度と宇宙の城にもどれないと何者かに告げられていたのだ。そこへ、ローダンひきいる《バジス》が近づいてくる。ローダンたちと協力して宇宙の城を探そうとするガネルク=カリブソだったが、おのれの肉体が老化しはじめていることに気づいた!
(引用:早川書房)
 
SF1923『孤児たちの軍隊 ガニメデへの飛翔』ロバート・ブートナー
 西暦2040年、木星の衛星ガニメデに前進基地を築いた異星人からの攻撃を受け、人類は滅亡の危機に瀕していた。この危機を回避すべく、ガニメデ派遣軍が結成された。その中核は、敵の無差別攻撃により両親を失った一万人の兵士たち。彼らは強大な敵に敢然と立ち向かう! そのリアルな戦闘描写と戦争哲学で、アフガニスタン派遣米国軍兵士のあいだでボロボロになるまでまわし読みされ、大評判となった21世紀版『宇宙の戦士』!
(引用:早川書房)
 
SF1924戦いの虚空 老人と宇宙5』ジョン・スコルジー(2014/7)
 コロニー連合は、兵士と植民者の供給を頼っていた地球に関係を断たれた。このままでは防御を失った人類の惑星は、技術力に欠ける地球も含めて、30年で絶滅する——そのころ、コロニー防衛軍のハリー・ウィルスンは、外交団の一員として、ろくでもない任務に追われていた。しかし、その奮闘により、連合と地球との関係に希望が見えてきたとき、謎の敵が攻撃を仕掛けてくる……。陰謀渦巻く〈老人と宇宙(そら)〉シリーズ第5弾!
(引用:早川書房)
 
SF1925『殲滅の島』 H・G・フランシス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ460》
ガルト・クォールファートのアシスタントをつとめる、ロボット専門家ヴェルナ・テランは、《バジス》に乗りこんできた隻眼のロボット、ライレを研究対象にしようと決心した。とはいえ、ライレに直接質問をするわけにもいかず、ひそかにライレの行動を調査しはじめる。やがてヴェルナは、ライレがローダンたち幹部には内緒で実験室にこもり、謎の物体を作成していることを知り、ついには驚くべき真実をつきとめるが……!?
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1926『シャルツォでのコンタクト』クラーク・ダールトン&マリアンネ・シドウ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ461》
 エラート=アシュドンとロボットのアクロバスは、惑星セドで調達した斥候船の自動制御にしたがって、"それ"からの救難信号が発せられたと思われる銀河をめざしていた。ところがその途中、異常なほどの明るさをはなつ、巨大な光源に突入しそうになる。回避したものの、船が故障し、近くの惑星に緊急着陸を余儀なくされた。しかも、エラートとアシュドンの意識が、おたがいをうまくコントロールできなくなってしまった!
(引用:早川書房)
 
SF1927『エンダーのゲーム[新訳版](上)』オースン・スコット・カード
     旧版『エンダーのゲーム(2001/6)
 地球は恐るべきバガーの二度にわたる侵攻をかろうじて撃退した。容赦なく人々を殺戮し、地球人の呼びかけにまったく答えようとしない昆虫型異星人バガー。その第三次攻撃に備え、優秀な艦隊指揮官を育成すべく、バトル・スクールは設立された。そこで、コンピュータ・ゲームから無重力訓練エリアでの模擬戦闘まで、あらゆる訓練で最高の成績をおさめた天才少年エンダーの成長を描いた、ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞作!
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1928『エンダーのゲーム[新訳版](下)』オースン・スコット・カード     旧版『エンダーのゲーム(2001/6)
 三年にわたる苛酷な訓練で、つねに戦績表のトップを守り続けてきたエンダーは、バトル・スクールはじまって以来の最年少で竜隊の指揮官となった。だが、集合した隊員をみて愕然とした。ラーンチイ・グループから直行してきた戦闘未経験者がほとんどで、数少ない古参兵もエンダーより年下の者ばかりだったのだ! 厳しい戦いの訓練をくぐり抜け、やがて人類の運命を握る存在へと成長していくエンダーの活躍を描いた傑作。
(引用:「BOOK」データベース)
 
SF1929『変数人間 ディック短篇傑作選』フィリップ・K・ディック
 すべてが予測可能になった未来社会、時の流れを超えてやって来た謎の男コールは、唯一の不確定要素だった……波瀾万丈のアクションSF中篇の表題作、奇妙なゲームに明け暮れる地下シェルターに暮らす人々を描く中期の傑作「パーキー・パットの日々」、同名映画原作のSFアクション「ペイチェック」をはじめ、短篇集初収録の掌篇「猫と宇宙船」ほか、ディック得意の超能力アクション&サスペンス全10篇を収録した傑作選。
(引用:早川書房)
 
SF1930『ハイパー空間パニック』エルンスト・ヴルチェク
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ462》
 ボイト・マルゴルとパラテンダーたちがハイパー空間泡に閉じこめられ、生命の危機に瀕していたころ、ホトレノル=タアクは盟友プヨン・アルザチェナとそのいとこオールバン・ヴィスボーンとともにSVE艦《ゴルセル》で太陽系に向かっていた。テラで起こったUFO騒動の謎を解明したいと考えたのだ。だが、太陽系の周辺宙域で調査中に、唯一の心配だったSVE艦のエネルギー切れが起こり、絶体絶命となってしまった!
(引用:早川書房)

 

 
 
SF1931『謀略のサイコド』H・G・エーヴェルス
 ボイト・マルゴルの策略でプロヴコン・ファウストにやってきた冒険家たちのなかに、GAVOK所属のハルト人四名がいた。惑星ヴァルソクにある基地を出て、ハルト船《オノス》でパトロール中、サイコドに魅了されてパラテンダーとなったのだ。マルゴルは、ガイアで開催中の展覧会場から盗まれた"ラドニア・サイコド"をとりもどしたのち、このサイコドを使ってハルト人のパラテンダーをさらに増やそうと画策していた!
(引用:早川書房)
 
SF1932影のミレディ』ラヴィ・ティドハー(2015/4)
 《ブックマン秘史2》
 時は19世紀末、"静かなる革命"の都パリでは、科学的合理主義が推し進められ、ついには純粋理性の結晶である自動人形による議会が権力を握るようになっていた。女敏腕エージェントとして知られるミレディは、議会の命を受けモルグ街で起こった怪事件の独自捜査を行うことになる。その事件現場にはヴィクトリア朝英国を統べる蜥蜴女王の肖像画が掛けられていた……。魑魅魍魎の跳梁する異形のパリを描く、冒険SF第二弾。
(引用:早川書房)
 
SF1933リヴァイアサン −クジラと蒸気機関−』スコット・ウエスターフェルド(2014/2)
 1914 年、世界は遺伝子操作した獣を基盤とする英国ら〈ダーウィニスト〉と、機械工学を発展させたドイツら〈クランカー〉の二大勢力が拮抗し、一触即発の状態だった。暗殺されたオーストリア大公の息子アレックは、逃亡中に空への憧れから男装して英国海軍航空隊に志願した少女デリンと出会う……。ふたりの運命を軸に、二律背反のテクノロジーが彩る世界大戦を描いたローカス賞受賞の冒険スチームパンク三部作、開幕篇。
(引用:早川書房)
 
SF1934『第六ポンプ』パオロ・バチガルピ
 化学物質の摂取過剰のために、出生率の低下と痴呆化が進行したニューヨーク。下水ポンプ施設の職員の視点から、あり得べき近未来社会を鮮やかに描いたローカス賞受賞の表題作、石油資源が枯渇して穀物と筋肉がエネルギー源となっている、『ねじまき少女』と同設定のアメリカを描きだすスタージョン賞受賞作「カロリーマン」ほか、全10篇を収録。数多の賞に輝いた『ねじまき少女』でSF界の寵児となった著者の第一短篇集。
(引用:早川書房)
 
 

 
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