この年は、当「あまね書房」が開設された年でもあります。読書記録は12月からつけはじめました。そのため、1998年の書き込みはほんのちょっぴりしかありません。あまりに寂しいので、他のところから１月〜７月分をもってきました。
　ベストとまではいきませんが、この年に読んだ"拾いもの"は、テレビ朝日系で放送していた報道番組「ニュースステーション」を彷彿とさせる語り口が珍しい一品。
　
村上政彦
『ニュースキャスターはこのように語った』
　ニュースキャスターは、日本各地から届けられたニュースを読んだ。テレビを通じて伝えられたニュース。その行間にある、真実とは？
　

　
 1998年の…
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谷　甲州
『天を越える旅人』
　自分の前世での最期の場面と思われる夢を見たチベットの少年僧ミグマは、真実を知るために僧院を旅立ち、世界の秘密に立ち向かう。自分はなぜ死んだのか？　なんのために転生したのか？　そして、隠された世界の秘密とは？

神林長平
『ライトジーンの遺産』
　ライトジーン社は人工臓器の総合メーカー。市場を独占していたがために解体されてしまう。人類は臓器崩壊に襲われており、会社が有していた技術はなくてはならないもの。分割された各臓器メーカーはライトジーン社に代わって人々に臓器を提供するが……。
　
酒見賢一
『後宮小説』
　1607年、素乾国の腹英帝が亡くなり、新帝の宮女が大々的に募集された。田舎娘・銀河は、後宮のことなどなにも知らない13歳。三食昼寝付きと聞いて、早速応募する。一方、国内では反乱軍が勢力を増し、首都に迫りつつあった。

 

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