フィリップ・リーブ
《移動都市クロニクル》
60分戦争によって、世界は滅んだ。かろうじて生き残った人々は自然災害を乗り切るため、都市を可動式にしていく。こうして、移動都市同士が喰らい合う、生存競争の時代が始まった。
世界には、移動都市を嫌う反移動主義者たちもいる。彼らは移動都市が入れないところに定住し、ときに抵抗した。対立は徐々に悪化していくが……。
ニール・ゲイマン
『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』
ある夜、一家が殺され、よちよち歩きの赤ん坊だけが生き残った。犯人の目的はその子だったが、たまたま墓地に迷いこんでいて難を逃れたのだ。赤ん坊はノーボディと名づけられ、墓地の幽霊たちと、特別住民権をもつサイラスによって育てられる。
ノーボディは墓場で成長していくが……。
エレン・クレイジス
『その魔球に、まだ名はない』
ケイティ・ゴードンは野球が大好き。実力もある。でも、女の子というだけで、リトルリーグに入ることができなかった。なぜなら、野球は最初からずっと男子専用のスポーツだったから! 納得できないケイティは、リトルリーグがまちがっていることを証明するため、いたかもしれない女子野球選手について調べはじめるが……。
イアン・マクドナルド
『旋舞の千年都市』
イスタンブールはアジアとヨーロッパが同居する町。月曜日の朝、ネジュデットが乗るトラムで自爆テロが発生した。犯人以外、誰も死ななかった不可思議なテロだった。ネジュデットは、その日以来、ジンを見るようになるが……。
クレア・ノース
『ホープは突然現れる』
ホープ・アーデンは、人に記憶されない特異体質を持つ。誰にも頼ることができず、泥棒になるしか道はなかった。自信を持って生きてきたが、クリサリス・ダイヤモンドを狙ったために状況が一変。ホープは、世界的大企業〈プロメテウス社〉に狙われる身となってしまうが……。
ジェニファー・イーガン
『マンハッタン・ビーチ』
アナは幼いころ父エディに、マンハッチン・ビーチにある屋敷に連れていかれた。その3年後、父が失踪してしまう。そして5年がたち、アナは、友だちに誘われて行ったナイトクラブでデクスター・スタイルズと会う。アナは、彼がマンハッチン・ビーチの屋敷の主だと思いだすが……。
2019年01月 | 『移動都市』フィリップ・リーヴ 『略奪都市の黄金』フィリップ・リーヴ 『氷上都市の秘宝』フィリップ・リーヴ 『廃墟都市の復活』フィリップ・リーヴ 『野良犬トビーの愛すべき転生』W・ブルース・キャメロン 『アルマダ』アーネスト・クライン 『老人と海』アーネスト・へミングウェイ 『そばかすの少年』ジーン・ポーター |
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2019年02月 | 『デューン 砂の惑星[新訳版]』フランク・ハーバート 『十五少年漂流記』ジュール・ヴェルヌ 『時間線をのぼろう』ロバート・シルヴァーバーグ 『アルファ/オメガ』フランチェスカ・ヘイグ 『リンバロストの乙女』ジーン・ポーター 『ネクサス』ラメズ・ナム |
2019年03月 | 『一九八四年』ジョージ・オーウェル 『家康、江戸を建てる』門井慶喜 『ロデリック』ジョン・スラデック 『我が名は秀秋』矢野 隆 『木のぼり男爵』イタロ・カルヴィーノ 『村上海賊の娘』和田 竜 『貧しき人々』ドストエフスキー 『黄金の羅針盤』フィリップ・プルマン |
2019年04月 | 『武器よさらば』ヘミングウェイ 『スチーム・ガール』エリザベス・ベア 『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』ニール・ゲイマン 『パンプルムース氏のおすすめ料理』マイケル・ボンド 『海竜めざめる』ジョン・ウインダム 『静寂の叫び』ジェフリー・ディーヴァー 『猫の帰還』ロバート・ウェストール 『パヴァーヌ』キース・ロバーツ 『デイナのひそかな生活』エリカ・リッター |
2019年05月 |
『ひげよ、さらば』上野 瞭 『ラグランジュ・ミッション』ジェイムズ・L・キャンビアス 『マルコ・ポーロの見えない都市』イタロ・カルヴィーノ 『牧羊犬シェップ、がんばる』マージョリー・クォートン 『ダーティホワイトボーイズ』スティーヴン・ハンター 『砂漠の宝 −あるいはサイードの物語−』ジクリト・ホイク 『ヴァレンタイン卿の城』ロバート・シルヴァーバーグ |
2019年06月 | 『薔薇の名前』ウンベルト・エーコ 『静かな太陽の年』ウィルスン・タッカー 『おおあたり』畠中 恵 『トム・ハザードの止まらない時間』マット・ヘイグ 『妖怪の子預かります』廣嶋玲子 『毒入りチョコレート事件』アントニイ・バークリー 『墓標都市』キャリー・パテル 『その魔球に、まだ名はない』エレン・クレイジス 『冬の夜ひとりの旅人が』イタロ・カルヴィーノ |
2019年07月 | 『パワー』ナオミ・オルダーマン 『フィリグリー街の時計師』ナターシャ・プーリー 『ラー』高野史緒 『ロボット・イン・ザ・ガーデン』デボラ・インストール 『トード島の騒動』カール・ハイアセン 『クロニカ 太陽と死者の記録』粕谷知世 『夜は千の目を持つ』ウィリアム・アイリッシュ 『獅子』池波正太郎 『神秘の短剣』フィリップ・プルマン |
2019年08月 | 『セミオーシス』スー・バーク 『新選組の料理人』門井慶喜 『空中庭園の魔術師』ベン・アーロノヴィッチ 『時間帝国の崩壊』バリントン・J・ベイリイ 『マルーラの村の物語』ラフィク・シャミ 『チェスプレイヤーの密室』エラリー・クイーン 『魔法の猫』猫アンソロジー 『渇きの海』アーサー・C・クラーク 『サハラに舞う羽根』A・E・W・メースン 『六つの航跡』ムア・ラファティ 『ピーナツバター作戦』ロバート・F・ヤング |
2019年09月 | 『悪魔が来りて笛を吹く』横溝正史 『ゴールデン・フリース』ロバート・J・ソウヤー 『2001年宇宙の旅 −決定版−』アーサー・C・クラーク 『バネ足ジャックと時空の罠』マーク・ホダー 『ねじまき男と機械の心』マーク・ホダー 『月の山脈と世界の終わり』マーク・ホダー 『トム・ソーヤーの冒険』マーク・トウェイン |
2019年10月 | 『星夜航行』飯嶋和一 『最終定理』アーサー・C・クラーク&フレデリック・ポール 『旋舞の千年都市』イアン・マクドナルド 『星間帝国の皇女 −ラスト・エンペロー−』ジョン・スコルジー 『琥珀の望遠鏡』フィリップ・プルマン 『もうひとつの街』ミハル・アイヴァス 『クマのプー』A・A・ミルン |
2019年11月 | 『ライト』M・ジョン・ハリスン |
2019年12月 | 『ホープは突然現れる』クレア・ノース 『マンハッタン・ビーチ』ジェニファー・イーガン 『嘘の木』フランシス・ハーディング 『サイモン、船に乗る』ジャッキー・ドノヴァン 『声の物語』クリスティーナ・ダルチャー 『猫の町』ナリ・ポドリスキイ 『通い猫アルフィーの奇跡』レイチェル・ウェルズ 『クリスマスに少女は還る』キャロル・オコンネル 『大統領失踪』ビル・クリントン&ジェイムズ・パタースン |