書的独話

 
2005年のひとりごと
01月01日 展望、2005年
01月04日 まるで映画を観るように
02月05日 レムの異質生命体との遭遇(仮)三部作
02月22日 さらば、Cube
03月27日 パーセク
05月01日 1997年ベスト
05月02日 1998年ベスト
05月03日 1999年ベスト
05月04日 2000年ベスト
05月05日 2001年ベスト
05月06日 2002年ベスト
05月07日 2003年ベスト
05月08日 2004年ベスト
06月05日 冒険者たち
07月21日 深いぞ、トリポッド
08月17日 ハンチントン病
09月07日 記録による不死世界
09月21日 世界のおわり
10月13日 鼻づまりに効く本
11月03日 宙色堂、オープン
12月11日 宙色堂、1ヶ月
12月31日 総括、2005年
 

各年のページへ…

 
 

 
▲もくじへ
2005年05月02日
1998年ベスト
 
1998年の登録は22冊。1月〜7月分は1997年と同じく(1997年ベスト参照)興味深いものの記録しか残ってません。そんな中から選んだただ1冊が、

神林長平『ライトジーンの遺産
 ライトジーン社は人工臓器の総合メーカー。市場を独占していたがために解体されてしまう。人類は臓器崩壊に襲われており、会社が有していた技術はなくてはならないもの。分割された各臓器メーカーはライトジーン社に代わって人々に臓器を提供するが……。
 連作短編集で、物語が進むにつれ徐々に“遺産”の正体が明らかになっていく構成。
 神林長平は前々から読んでましたが、読みあさるようになったのは、おそらくこれ以降から。その割にそんなに再読してないし「愛読書」にも入ってないのは、結末がジュブナイル的でなんだか物足りなかったから……か???
2000年2月にも読書記録がのこってます)

 ベストに入れるかどうかで悩んだのが、
村上政彦『ニュースキャスターはこのように語った
 出来事がニュースになるとどのように伝えられるのか?
 楽しめた記憶はあるんですが、いかんせん一回しか読んでなくって内容が思い出せない……。ベストを選んだのは2004年の9月。記憶の中で美化されていることは容易に想像がつきます。それで、あえて外しました。

【追記−2007年07月】
 当時は存在した「愛読書」コーナーに掲載した本は年間ベストから外していました。当年は、下記の本がそれに当たります。
 『天を越える旅人』谷甲州
 『後宮小説』酒見賢一


 

 
■■■ 書房入口 ■ 書房案内 ■ 航本日誌 ■ 書的独話 ■ 宇宙事業 ■■■