書的独話

 
2010年のひとりごと
01月01日 展望、2010年
01月04日 2009年、ベスト
01月24日 指輪物語・追補編
02月16日 ナイチンゲールは夜に歌う
02月22日 猫語の教科書
03月01日 猫まわりの世界
03月15日 とりあえず、1000
05月06日 守られた世界
11月08日 はじめての「め」
12月05日 ご先祖さまの記憶
12月31日 総括、2010年 
 

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2010年03月15日
とりあえず、1000
 
 ついに、航本日誌に掲載のタイトルが1000に到達しました!
 2006年の書的独話で「700冊記念」を書いているので、それからおよそ4年で1000冊突破。はたして、早いのか遅いのか……。
 ところで、この1000という数字ですが、たまに足し算間違えてたり、後から掲載を見合わせる本がでてきて、数字が変わることがあります。
 それと、あくまでタイトル累計数になります。ひとつの本を何回か読んでいたり、逆に、全四巻が1タイトル扱いになっていたりもしています。
 
 そんなこんなで、記念すべき1000冊目のタイトルとなったのが、こちら。
 
ジョナサン・ストラウド
バーティミアス プトレマイオスの門
 魔術師たちが支配する大英帝国にあって、17歳にして情報大臣にまで出世したナサニエル。仕事に励むものの、大英帝国は対外的にも内政的にも危機的状況。一般人は蜂起し、魔術師階級にも不穏な動きが広がっていた。ナサニエルは大英帝国を救おうと奮闘するが……。
 
 
児童書でした。
 読む本を選ぶときには1000の数字はまったく意識してなかったのですが、この本になってよかったな、と。子供向けとはいえ、あなどれない一冊でした。
 
 さて、ここからは、700冊から1000冊にいくまでの間の、思い入れのある本をご紹介。と思いましてリストを見てみたら、短編集がちらほら目につきました。どちらかというと長篇の方が好きで、短編集ってあまり読んでなかったのですが……。
 たまには短編を読み返してみるのも、いいかもしれませんね。
 
マイクル・スワンウィック
グリュフォンの卵
 世界大戦により地球は壊滅した。生き残ったのは、月にいた人間のみ。しかも月基地は、内部工作員の生物兵器テロにより4000人が発病・発狂し、正気をたもっているのは、月面で作業中だった100人たらずの人間だけだった…苛酷な月面での人類の苦闘を描き、ネビュラ賞の候補となった表題作をはじめ、スタージョン記念賞の「世界の縁にて」、1999年から2004年にかけてヒューゴー賞を受賞した名品5篇を含む、全10篇を収録。(「BOOK」データベースより)
 
ロバート・F・ヤング
ジョナサンと宇宙クジラ
 さわやかな9月の風のなかを空飛ぶフライパンに乗って、宇宙クジラが棲む遙かな銀河へ、巨人族が暮らす深い海の洞へと、冒険の旅に出かけてみませんか? それとも、辺境惑星一帯を爆笑の渦に巻きこんだ「愛しのメアリ・ルー」を上演中の宇宙船劇場のほうがよいですか? アメリカSF界でブラッドベリ、スタージョンと並び称される詩人ロバート・F・ヤングが、愛に渇き、倦怠に沈むあなたに贈る、心温まる珠玉の名品集。(「BOOK」データベースより)

レイ・ブラッドベリ
塵よりよみがえり
 小高い丘に建つ一軒の屋敷。住む者は、ミイラのおばあちゃん、心を自由に飛ばす魔女セシー、鏡に映らない夫婦、たったひとりの人間の子ティモシー。いまここで、魔力をもつ一族の集会がはじまる。そして、何かが変わる日もまた近い…ファンタジーの巨匠が五十五年の歳月をかけて完成させた、とても特別な物語。(「BOOK」データベースより)
 
ジャンニ・ロダーリ
猫とともに去りぬ
 魚になってヴェネツィアを水没の危機から救う一家。ピアノを武器にするカウボーイ。ピサの斜塔を略奪しようとした宇宙人。捨てられた容器が家々を占拠するお話…。現代社会への痛烈なアイロニーを織り込んだ、ユーモアあふれる知的ファンタジー短編集。(「BOOK」データベースより)

 

 
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