2010年03月15日
とりあえず、1000
ついに、航本日誌に掲載のタイトルが1000に到達しました!
2006年の書的独話で「
700冊記念」を書いているので、それからおよそ4年で1000冊突破。はたして、早いのか遅いのか……。
ところで、この1000という数字ですが、たまに足し算間違えてたり、後から掲載を見合わせる本がでてきて、数字が変わることがあります。
それと、あくまでタイトル累計数になります。ひとつの本を何回か読んでいたり、逆に、全四巻が1タイトル扱いになっていたりもしています。
そんなこんなで、記念すべき1000冊目のタイトルとなったのが、こちら。
ジョナサン・ストラウド
『
バーティミアス プトレマイオスの門』
魔術師たちが支配する大英帝国にあって、17歳にして情報大臣にまで出世したナサニエル。仕事に励むものの、大英帝国は対外的にも内政的にも危機的状況。一般人は蜂起し、魔術師階級にも不穏な動きが広がっていた。ナサニエルは大英帝国を救おうと奮闘するが……。
児童書でした。
読む本を選ぶときには1000の数字はまったく意識してなかったのですが、この本になってよかったな、と。子供向けとはいえ、あなどれない一冊でした。
さて、ここからは、700冊から1000冊にいくまでの間の、思い入れのある本をご紹介。と思いましてリストを見てみたら、短編集がちらほら目につきました。どちらかというと長篇の方が好きで、短編集ってあまり読んでなかったのですが……。
たまには短編を読み返してみるのも、いいかもしれませんね。
マイクル・スワンウィック
『
グリュフォンの卵』
世界大戦により地球は壊滅した。生き残ったのは、月にいた人間のみ。しかも月基地は、内部工作員の生物兵器テロにより4000人が発病・発狂し、正気をたもっているのは、月面で作業中だった100人たらずの人間だけだった…苛酷な月面での人類の苦闘を描き、ネビュラ賞の候補となった表題作をはじめ、スタージョン記念賞の「世界の縁にて」、1999年から2004年にかけてヒューゴー賞を受賞した名品5篇を含む、全10篇を収録。(「BOOK」データベースより)
ロバート・F・ヤング
『
ジョナサンと宇宙クジラ』
さわやかな9月の風のなかを空飛ぶフライパンに乗って、宇宙クジラが棲む遙かな銀河へ、巨人族が暮らす深い海の洞へと、冒険の旅に出かけてみませんか? それとも、辺境惑星一帯を爆笑の渦に巻きこんだ「愛しのメアリ・ルー」を上演中の宇宙船劇場のほうがよいですか? アメリカSF界でブラッドベリ、スタージョンと並び称される詩人ロバート・F・ヤングが、愛に渇き、倦怠に沈むあなたに贈る、心温まる珠玉の名品集。(「BOOK」データベースより)
レイ・ブラッドベリ
『
塵よりよみがえり』
小高い丘に建つ一軒の屋敷。住む者は、ミイラのおばあちゃん、心を自由に飛ばす魔女セシー、鏡に映らない夫婦、たったひとりの人間の子ティモシー。いまここで、魔力をもつ一族の集会がはじまる。そして、何かが変わる日もまた近い…ファンタジーの巨匠が五十五年の歳月をかけて完成させた、とても特別な物語。(「BOOK」データベースより)
ジャンニ・ロダーリ
『
猫とともに去りぬ』
魚になってヴェネツィアを水没の危機から救う一家。ピアノを武器にするカウボーイ。ピサの斜塔を略奪しようとした宇宙人。捨てられた容器が家々を占拠するお話…。現代社会への痛烈なアイロニーを織り込んだ、ユーモアあふれる知的ファンタジー短編集。(「BOOK」データベースより)