ついに登録することができました!
パトリシア・A・マキリップの《イルスの竪琴》三部作。
『星を帯びし者』
『海と炎の娘』
『風の竪琴弾き』
ヘドの領国支配者モルゴンは、額に三つの星を持って生まれてきた。あるとき、三つの星のことが遠い昔に語られていたことを知る。なぜ、自分が生まれるよりも先に語られることになったのか。三つの星の印にはどんな意味があるのか。モルゴンは謎を解くため、〈偉大なる者〉に会いに行くが……。
ここ数年、航本日誌では、読了順によらずに記述しています。
かつては順番どおりに書いていたのですが、どうも書きにくい……というか、書くのに時間がかかってしまう本というものがありまして、停滞していく要因になっていました。
そこで、登録順にはこだわらず、まずは書きやすい本をあげ、時間がとれるときに書きにくい本を取りあげる、ということを始めました。
その流れの中で「準備中・・・」と表示したきり、保留しつづけることほぼ6ヶ月。
2月に読み切った『 星を帯びし者』と、5月の『海と炎の娘』『風の竪琴弾き』は、いつまでたっても準備中のまま。
それが、ついに解消されました。
長かった6ヶ月……。
実は『星を帯びし者』については、読み始めたのは何年も前のこと。冒頭が「?」の連続で、何度となく読み返し、あきらめがついても読み進めていくのが辛くて辛くて。どうにかこうにか読み終えたのが、2017年2月27日だったという物語。
長かった〜。
マキリップの紡ぐ物語は、美しいんですけど、あまり親切じゃないんですよね。
少しずつ分かっていく……にしても分からないことだらけ。
そもそも、その世界に生きて生活している主人公すら「?」のことが目白押しの世界。まして覗いただけの読者が分かるはずもない。
親切すぎると興を削がれるので、分からないくらいでいいのかもしれませんけど。
そして、保留している間に忘れて、また読みなおすハメに陥る始末。すべてではないにしろ、なんどとなく読んでしまいました。
長かった……。