

ハルコン・SF・シリーズから出版されていた、ロバート・J・ソウヤーの『見上げてごらん。』ようやく、読みました。
年に1回、春に「日本で2度目のワールドコン実施」を目標とするコンベンションが開かれるのですが、それが「はるこん」です。開催主体である、はるこん実行委員会が出版しているのが、ハルコン・SF・シリーズ、となります。
第一回配本は、チャールズ・ストロスの『雪玉に地獄で勝算はあるか?』でした。ストロスは、是可否でも読みたくなるほど好き、というわけではないので、申し訳ないですが、入手してません。
第二回配本が、ロバート・J・ソウヤーの『見上げてごらん。』でした。ソウヤーは読まねば、と思って、手に入れておきました。
この本には、ソウヤーがピックアップした3つの短編が収められています。
「星の光、星の輝き」
ダイソン球で生まれ育ったダルトが見たものとは?
「神の御子は今宵しも(いざ集え、信者たちよ)」
火星唯一の司祭・ベイリー神父が教皇から依頼されたこととは?
「巨人の肩に乗って」
くじら座タウに向けて、1200年の航宙を終えた〈パイオニア・スピリット〉号を待っていたものとは?
それぞれに、ソウヤーの解説も載ってます。
それと、商業出版の方でソウヤーの翻訳をしている内田昌之のソウヤー解説があります。いまだに三部作の第一部しか翻訳されていない〈キンタグリオ〉への言及は、ありがたい、の一言でした。
日本語だけでなく英文も掲載されていたり、ハヤカワ・SF・シリーズを模した外装をしていたり。きっちりしたおもしろい本だとは思うのですが、ファンジンですので、通常の流通ルートには乗っていません。そのため、航本日誌ではなく、こちらでご紹介してみました。
なお、はるこんの公式サイトはこちらです。
http://www.hal-con.net/