書的独話

 

2026年のひとりごと
01月01日 展望、2026年
01月23日 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
02月03日 『白鯨』とその時代
02月22日 2025年、ベスト
03月15日 勘違いの出会い
06月30日 中間報告、2026年(準備中)
12月31日 総括、2026年(準備中)


 

各年のページへ…

 
 
イラスト
 
▲もくじへ
2026年03月15日
勘違いの出会い
 

 昨年10月に、ニール・スティーヴンスンの『七人のイヴ』以来の新刊『ターミネーション・ショック』が出版されました。
 まだ読めてませんが、なんとなくスティーヴンスンに目がいって……。
 今年になって『ダイヤモンド・エイジ』を再読したのはその流れです。

 もしかして、気がつかなかっただけで他にも出版されてたりする?

 思いついて調べてみたら、見つけました。
 ニール・スティーブンスン『世界 名建築物の謎』

 建築……。
 建築?
 建築??
 どういうこと???

 結論からいうと、別人です。
 SF作家のニール・スティーヴンスンはアメリカ人。建築のほうのニール・スティーブンスンはイギリス人。
 日本語だと「ヴ」と「ブ」の違いは表記のゆれくらいにしか思わず、同じ人のような印象でした。スペルだとまるで違いました。  
 Neal Stephenson…ニール・スティーヴンスン
 Neil Stevenson…ニール・スティーブンスン

 本を目の前にして、ようやく気がつきました。
 こんな出会いでしたが、改めて。

ニール・スティーブンスン
『世界 名建築物の謎
 世界中から選ばれた50の名建築物をひとつひとつ解読』

 世界中から選りすぐった建造物を、すばらしい図版ときめこまかい解説・註釈つきで紹介。何度となく本でみたあの建物、旅先で出会ったこの建物を、新たな視点でみつめてみませんか。
(裏表紙より)
 古代エジプトから関西国際空港まで、古今東西50点の名建築を精選。迫力ある特大写真で紹介し、建物のテーマや影響関係、構造の特徴などを丁寧に解説する。建築物の新しい見方を教えてくれるガイドブック。
(「MARC」データベースより)

 A3サイズの大型本です。
 基本的にフルカラー。基本的に、というのは、1936年に焼失したロンドンの「水晶宮」は、残された白黒写真で語るしかないため。
 1979年に大学入学した著者は実際には見ていないはずで。見たかったでしょうね。

 序文のページで大きな文字の誤字があり、
 (…外国への旅の機械は…)
 不安を感じさせる読みはじめとなってしまいましたが、バリエーション豊かな建築物の数々を楽しませてもらいました。

 古今東西とはいえ、原書は1997年です。当時の「今」なので最新ではないです。
 ちなみに日本の建築物で登場するのは以下のとおり。
  ・伊勢神宮
  ・桂離宮
  ・代々木国立屋内総合競技場
  ・関西国際空港ターミナル

 見開きにドーンとした写真。余白でちょこちょこと説明。細部の写真や図面でも説明。
 ときには、本を横向きにした配置もありました。エンパイア・ステート・ビルディングの高さが感じられました。

 本にはいろんな出会いがありますね。


 

 
■■■ 書房入口 ■ 書房案内 ■ 航本日誌 ■ 書的独話 ■ 宇宙事業 ■■■