

2024年の大河ドラマは、紫式部が主人公。
ということで、紫式部が書いたとされる『源氏物語』を読む気でいたのですが、いかんせん長い。いくつかは読んだことがあったと思いますが、54帖もあったとは。
原文そのままは難しそう……とはいえ、いろんな人が現代語訳していて、どれを読めばいいやら。学者のものか作家のものか。なかなか決めきれません。
ひとまず、同時代が舞台になっているものを探してみました。
冲方丁
『はなとゆめ』
藤原道隆の娘定子が一条帝と結ばれて3年。 道隆は中宮となった定子のため優れた女房を片端から集めている。その中に、機知に富み才媛であると噂の娘がいた。
出仕した娘を中宮は、清少納言と呼んだ。
清少納言にとって中宮は、優れた君主の気風と知恵とを身に備えた、比類無きあるじ。中宮を讃え仕えるが……。
清少納言は『枕草子』の作者。
本作は清少納言の語りで展開していきます。ちなみに読んだのは2月4日。
その翌週の11日。ドラマに清少納言が登場しました。
ぎりぎり間に合いました。
さらに、こちらも。
冲方丁
『月と日の后』
藤原道長は栄華の絶頂を迎えていた。
娘の彰子は、後一条天皇の産みの母として太皇太后となっている。後一条天皇は、まだ11歳。道長が外祖父として摂政となり、絶大な権力を手にした。
彰子は、道長が不安を抱えていることを見抜いている。12歳で入内した彰子も不安しかなかった。だが、今はちがう。守るものができた彰子は、道長と対立していくが……。
彰子は紫式部が仕えた人物。
時期的に『はなとゆめ』とかぶってます。彰子の語りで展開していきます。
ちなみに、彰子は一条天皇の中宮です。権力を手中に収めたい道長が、中宮だった定子を皇后にして、自分の娘を中宮にしたのです。
目当ての紫式部は、ほとんどでてきません。
とりあえず『源氏物語』がどういう時代に書かれたのか、把握できました。いよいよ肝心の『源氏物語』にいきたいところですが、まだ手にできてません。代わりに、こんな本を見つけました。
小泉吉宏(※)
『大掴源氏物語 まろ、ん?』
(※「吉」の字は「士」に「口」ではなく「土」に「口」が正当)
漫画です。
帯の宣伝文句によると
1帖8コマ漫画でよくわかる抱腹絶倒の
『源氏物語』全54帖
これ1冊で『源氏物語』全部を読んだ気になれる!
つまり、おおざっぱに掴むことができますよ、と。
・光源氏の誕生から栄華へ向かう、第一部
・歳を重ねて心に影が差してくる、第二部
・光源氏の死後、孫世代が苦悩する、第三部
主人公の光源氏を栗のキャラクターにし「まろ」と名づけて動かしてます。
漫画というか、概略でした。
有名なエピソードを網羅して、歌の紹介もあります。
いわゆる漫画になっているだけでなく、要所要所に豆知識が挿入され、そのときどきの主要人物の系図や官位表で、物語の背景を整理してあります。
まろの生母である桐壺更衣はいじめられたけど、まろが恋してしまう藤壷女御がいじめらなかったのはなぜか、とか。
更衣と女御の違い、とか。
なれましたね。
読んだ気に。
いつかはちゃんと読む気ではいる『源氏物語』の予習になったかな、と思います。