久しぶりに、図書館に行きました。
どのくらい久しぶりかというと、おそらく、2008年9月以来。オラフ・ステープルドンの『スターメイカー』と『最後にして最初の人類』を借りて以来。
基本的に、本は購入しています。
ただ、古い古い本を読みたくなったときには、思う通りに入手できないこともあります。高い本のときも、ちょっと厳しい……。
そういうとき頼りになるのが、地域の図書館。
頼りになるのにちっとも利用してなかったのは、立地に原因がありました。歩ける距離ではないので車で行っていたのですが、いかんせん駐車場がせまくって、平日でも、開館の10分前には到着してないと、いつ停められるか分からない状況。
単発の利用はできても、継続利用にはいたれず。
それが、久しぶりに行ったら、なんと
駐車場が有料になってました。
さすがに公共機関なので、そんなに高くはないですけど。短時間なら料金発生しませんし。
ですが、この有料というのは大きいようです。休日に行っても、あっさり停められるんです。感動しました。
つまり、定期的に通える、ということ。
手元に山積みの本もありますが、今後、月に1〜2冊程度は借りものを読むことになりそうです。もしかすると、読書の幅を広げられるかも?
楽しみなことです。
ところでこの図書館、開館したころにも通ってました。
カウンターやら何やら、あらゆるものが美しく、表示も統一されたスタイルで作られてありました。ちょっと体格のいい利用者を想定しているようなソファーは、子どもには大きく感じられたものです。それがあちらこちらにあって、かなりゆったりとした落ち着いた場所でした。
そのころは気軽に行けるところに住んでいたので、頻繁に訪れてはいろんな本を読みふけったものでした。
それが、久しぶりに行ってみたら、全然ゆったりしていないんです。
大きなソファーが撤去されてオットマンのようなものになっていたり、くつろぎスペースがなくなって情報端末が並んでいたり、書架が増えてたり。白い紙の案内文がベタベタ貼ってあったり。
一抹の寂しさが漂ったのでした。
そして、もうひとつ。
図書館という単語で『図書館ねこデューイ』のことが頭を横切ったのですが、もちろん、猫はいませんでした。
猫アレルギーの方もいらっしゃるでしょうから、日本の公共機関では難しいんでしょうねぇ。ネズミよけに……っていう時代でもないですし。
でも、実は、長野県喬木村の「椋鳩十記念館・記念図書館」では、図書館猫「ムクニャン」が館長に就任しているのです。
ムクニャンは、怪我をして彷徨っているところを保護された茶トラ猫。元々、椋鳩十が猫好きであることから猫のイメージキャラクター「ムクニャン」を使っていたため、正式にムクニャンと名付けて館長に抜擢されたようです。
日本でも、そういう図書館が増えたらおもしろいですねぇ。