さて、風見しんごでまっさきに思い出したのが、1991年の映画「大誘拐〜Rainbow kids〜」。原作は、天藤真の『大誘拐』です。
スリ師だった戸並健次は仲間を集め、誘拐団を結成した。狙うは紀州随一の大富豪、柳川本家の女当主とし。身代金は5000万円。ところが、苦労して誘拐してきたとしは、身代金の5000万に難癖をつける。安すぎる、というのだ。
一方、警察本部長の井狩は、大恩人としの誘拐と聞き直々に現場にのりこむ。そこへ届いた犯人からの手紙。要求された身代金は、史上空前の100億円だった。
この作品で主演(?)の戸並健次を演じたのは、風間トオルでした。原作を読むより先に映画を見ているので、最初は風間トオルのイメージで読んでいたことでしょう。それがいつしか、風見しんごと入れ替わって……。
今では、風間トオルの健次は想像がつきません。最もよく覚えている、としの目前ではじめて覆面を外すシーンも、ばっちり風見しんごになってます。
人間の記憶って、不思議ですね。
合掌。