高橋克彦
『写楽殺人事件』
津田良平は、浮世絵研究家の弟子。ある日、明治時代の秋田蘭画の画集を譲り受ける。画集は、個人のコレクションをまとめたものらしい。その中の一枚に津田は驚愕する。東州斎写楽改近松昌栄画、と書いてあったのだ。近松昌栄は写楽なのか? 津田は、近松昌栄なる人物の足跡を求めて秋田へと赴くが……。
ジェラルディン・ブルックス
『古書の来歴』
戦火で行方不明になっていたサラエボ・ハガダーが再発見された。ハガダーとは、ユダヤ教徒が過ぎ越の祭で使う書物。それを守ったのは、イスラム教徒だった。古書鑑定家のハンナ・ヒースは、修復のためにサラエボ・ハガダーに接し、その来歴をさぐっていくが……。
ヴィクトル・ペレーヴィン
『宇宙飛行士 オモン・ラー』
オモンの夢は、宇宙飛行士になること。そして航空学校に入学するが、そのときの面接試験が功を奏して、ソヴィエトKGB第一課付属機密宇宙学校に引き抜かれる。かくして宇宙飛行士になることの訓練が開始されるが……。
畠中 恵
『しゃばけ』
一太郎は、廻船問屋兼薬種問屋、長崎屋の若だんな。齡三千年の大妖を祖母にもつ。一太郎の世話をあれこれと焼くのは、手代の佐助と仁吉。ふたりの正体は、犬神と白沢。祖母によって送り込まれてきた。というのも一太郎が、商売よりも病に経験豊富であるほど病弱であったから。
両親も手代たちも、遠方まで噂になるほどの過保護ぶり。そんな一太郎が殺人事件に巻き込まれて……。
2014年01月 |
『テイルチェイサーの歌』タッド・ウィリアムズ 『フレームシフト』ロバート・J・ソウヤー 『天狗風 霊験お初捕物控2』宮部みゆき 『写楽 閉じた国の幻』島田荘司 『アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う』ゲイル・キャリガー 『アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う』ゲイル・キャリガー 『サークル・オブ・マジック ブレスランドの平和』D&M 『楽園』宮部みゆき 『不在の騎士』イタロ・カルヴィーノ |
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2014年02月 | 『緑の使者の伝説』クリステン・ブリテン 『クライマーズ・ハイ』横山秀夫 『古書の来歴』ジェラルディン・ブルックス 『時は乱れて』フィリップ・K・ディック 『リヴァイアサン −クジラと蒸気機関−』ウエスターフェルド 『青雲はるかに』宮城谷昌光 |
2014年03月 |
『栄光のスペース・アカデミー』ロバート・A・ハインライン 『半落ち』横山秀夫 『写楽殺人事件』高橋克彦 |
2014年04月 | 『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉 『火車』宮部みゆき 『時が新しかったころ』ロバート・F・ヤング |
2014年05月 | 『量子怪盗』ハンヌ・ライアニエミ 『大航宙時時代 −星海への旅立ち−』ネイサン・ローウェル 『クリスマスのフロスト』R・D・ウィングフィールド 『夜のピクニック』恩田 陸 『道を視る少年』オースン・スコット・カード 『紅蓮の女王』黒岩重吾 『さらば愛しき女よ』レイモンド・チャンドラー 『夏への扉』ロバート・A・ハインライン 『楽毅』宮城谷昌光 |
2014年06月 | 掲載なし |
2014年07月 | 『天地明察』冲方丁 『混沌ホテル』コニー・ウィリス 『ボーン・コレクター』ジェフリー・ディーヴァー 『戦いの虚空 老人と宇宙5』ジョン・スコルジー 『のぼうの城』和田 竜 『水の城 いまだ落城せず』風野真知雄 『宇宙のランデヴー[改訳決定版]』アーサー・C・クラーク 『女王陛下の魔術師』ベン・アーロノヴィッチ 『レベル7』宮部みゆき |
『宇宙飛行士 オモン・ラー』ヴィクトル・ペレーヴィン 『しゃばけ』畠中 恵 『永劫』グレッグ・ベア 『永遠』グレッグ・ベア 『ベヒモス −クラーケンと潜水艦−』S・ウエスターフェルド 『永久戦争』フィリップ・K・ディック 『ぬしさまへ』畠中 恵 『ねこのばば』畠中 恵 『おまけのこ』畠中 恵 『うそうそ』畠中 恵 『ちんぷんかん』畠中 恵 『いっちばん』畠中 恵 『ころころろ』畠中 恵 『フロスト日和』R・D・ウィングフィールド 『空襲警報』コニー・ウィリス 『清須会議』三谷幸喜 |
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2014年09月 |
『サハラに舞う羽根』A・E・W・メイスン 『赤毛のアン』モンゴメリ |
2014年10月 | 掲載なし |
2014年11月 | 『ゴリアテ −ロリスと電磁機器−』S・ウエスターフェルド 『忍びの国』和田 竜 『火星の人』アンディ・ウィアー 『憑神』浅田次郎 『ゆんでめて』畠中 恵 『イントゥルーダー』高嶋哲夫 『やなりいなり』畠中 恵 |
2014年12月 | 掲載なし |