マーサ・ウェルズ
『ネットワーク・エフェクト』
ボットと人体による構成機体の警備ユニット〈弊機〉は、プリザベーション連合評議会議長であるメンサー博士が後見人。メンサー博士から、愛娘アメナが参加する調査ミッションへの同行を頼まれた。思春期のアメナは〈弊機〉にいい感情を持っていない。
学術調査はトラブルがあったにせよ死人が出ることもなく終了。ところが帰路で、謎の船に攻撃されてしまう。呼びかけに応じない敵の船は、旧知のペリヘリオン号だった。
捕捉された〈弊機〉とアメナは、真相をさぐろうとするが……。
『マーダーボット・ダイアリー』の続編。
テレビドラマが大好きな〈弊機〉の一人称で語られる、独特な雰囲気の冒険SF。
ロイス・マクマスター・ビジョルド
『魔術師ペンリック』
ペンリックは、貧乏な田舎貴族の末っ子。19歳のとき、偶然にも神殿魔術師から〈魔〉を譲り受けた。それまで庶子神とは関わりがなく一般的な知識しかないペンリックは〈魔〉をデスデモーナと名づける。馬とライオンと10人の女性を経てきた〈魔〉にとっても、名前を贈られるのははじめてだった。
正式に訓練を受けたペンリックは、神殿魔術師になるが……。
《五神教》シリーズの中篇集。はじまりの「ペンリックと魔」、逃亡した王認巫師を追跡する「ペンリックと巫師」、殺された神殿魔術師の〈魔〉を捜索する「ペンリックと狐」の3篇収録。
続編に『魔術師ペンリックの使命』があり
ニール・ゲイマン&テリー・プラチェット
『グッド・オーメンズ』
悪魔のクローリーと天使のアジラフェールは、6000年来の友人同士。
20世紀になってハルマゲドンが迫っていることを知り、ふたりは狼狽する。世界が終わって地獄になったら、ひどいことになる。かといって天国がいいとも限らない。ふたりは現状維持をもくろみ、 人間界に送りこまれた反キリストに接近する。まだ子供の反キリストを、悪魔流に、あるいは天使流に教育しようとするが……。
ナオミ・ノヴィク
『銀をつむぐ者』
ミリエム・マンデルスタムは、金貸しの娘。16歳になったとき決心した。心根がやさしすぎる父に代わって、自分が借金の取り立てをする。心を鬼にして、冷酷に、法に訴えると脅しながら。 ミリエルは商売上手な金貸しとなり、自分は銀を金に変えられる娘だと自負するようになった。
そんなミリエルの元に、異界の恐ろしいスターリクが銀貨を6枚置いていった。金貨に変えるように求められているのだ。
ミリエルはスターリクの挑戦を受けて立つが……。
アフマド・サアダーウィー
『バグダードのフランケンシュタイン』
イラク戦争から2年。バグダードではいまだに爆弾テロが繰り返されている。古物商のハーディは、爆破テロの犠牲者の、バラバラに飛び散った遺体を少しずつ集め、ひとりの人間をつくりあげた。
ハーディに目的はなかったが、醜く奇怪な身体には犠牲者の魂が入り、勝手に動きはじめる。そして、自身を構成する者たちのために復讐をはじめるが……。
ルシアン・ネイハム
『シャドー81』
ロサンゼルス国際空港から、747ジャンボ旅客機が飛び立った。パシフィックグローバル航空(PGA)81便だ。乗員乗客201名が、ハワイに向かう。
離陸直後、PGA81便は、ハイジャックの通告を受けた。完全武装したジェット戦闘機が、いつでも撃墜できる位置で追尾しているという。コール・サインは、シャドー81。
犯人との駆け引きがはじまるが……。
2021年01月 |
『アメリカン・ゴッズ』ニール・ゲイマン 『魔術師ペンリック』ロイス・マクマスター・ビジョルド 『歌う石』O・R・メリング 『ラブスター博士の最後の発見』アンドリ・S・マグナソン 『スターシップ −海賊−』マイク・レズニック 『人生の真実』グレアム・ジョイス 『カエルの魔法をとく方法』シャンナ・スウェンドソン 『いたずらの問題』フィリップ・K・ディック 『モモ』ミヒャエル・エンデ |
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2021年02月 | 『殺戮のチェスゲーム』ダン・シモンズ 『魔法使いのウエディング・ベル』シャンナ・スウェンドソン 『オオカミ族の少年』ミシェル・ペイヴァー 『生霊わたり』ミシェル・ペイヴァー 『魂食らい』ミシェル・ペイヴァー 『追放されしもの』ミシェル・ペイヴァー 『復讐の誓い』ミシェル・ペイヴァー 『決戦のとき』ミシェル・ペイヴァー |
2021年03月 | 『模造世界』ダニエル・F・ガロイ 『隣接界』クリストファー・プリースト 『ジャンピング・ジェニイ』アントニイ・バークリー 『マジプール年代記』ロバート・シルヴァーバーグ 『鋼鉄都市』アイザック・アシモフ 『はだかの太陽』アイザック・アシモフ 『ファウンデーション』アイザック・アシモフ 『ファウンデーション対帝国』アイザック・アシモフ 『第二ファウンデーション』アイザック・アシモフ 『妖精王の月』O・R・メリング |
2021年04月 | 『グッド・オーメンズ』ニール・ゲイマン&テリー・プラチェット 『翼ある歴史 図書館島異聞』ソフィア・サマター 『紅玉は終わりにして始まり』ケルスティン・ギア 『青玉は光り輝く』ケルスティン・ギア 『比類なき翠玉』ケルスティン・ギア 『白い僧院の殺人』カーター・ディクスン 『通い猫アルフィーの約束』レイチェル・ウェルズ 『透明性』マルク・デュガン 『銀の猫』朝井まかて |
2021年05月 | 『〈教皇〉ヴァレンタイン』ロバート・シルヴァーバーグ 『言葉の守り人』ホルヘ・ミゲル・ココム・ペッチ 『レイトン・コートの謎』アントニイ・バークリー 『テメレア戦記 V 鷲の勝利』ナオミ・ノヴィク 『ボーン・クロックス』デイヴィッド・ミッチェル 『太陽の召喚者』リー・バーデュゴ 『魔獣の召喚者』リー・バーデュゴ 『白光の召喚者』リー・バーデュゴ 『テメレア戦記 VI 大海蛇の舌』ナオミ・ノヴィク |
2021年06月 | 『よろずお直し業』草上 仁 『火星無期懲役』S・J・モーデン 『ダークホルムの闇の君』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 『ウィッチフォード毒殺事件』アントニイ・バークリー 『黒魚都市』サム・J・ミラー 『火星年代記』レイ・ブラッドベリ 『銀をつむぐ者』ナオミ・ノヴィク 『2000年代海外SF傑作選』海外SF傑作選 『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち』ゴス |
2021年07月 | 『緋色の楽譜』ラルフ・イーザウ 『名探偵カマキリと5つの怪事件』ウィリアム・コツウィンクル 『魔術師ペンリックの使命』ロイス・マクマスター・ビジョルド 『火星夜想曲』イアン・マクドナルド 『ロビンソン・クルーソー』ダニエル・デフォー 『バグダードのフランケンシュタイン』アフマド・サアダーウィー『2010年代海外SF傑作選』海外SF傑作選 『オルガスマシン』イアン・ワトスン 『牧師館の殺人』アガサ・クリスティー |
2021年08月 | 『カササギ殺人事件』アンソニー・ホロヴィッツ 『ありえざる星』ブライアン・オールディス 『シャドー81』ルシアン・ネイハム 『書架の探偵』ジーン・ウルフ 『紙の魔術師』チャーリー・N・ホームバーグ 『硝子の魔術師』チャーリー・N・ホームバーグ 『真実の魔術師』チャーリー・N・ホームバーグ 『ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎』バークリー 『サハリン島』エドゥアルド・ヴェルキン |
2021年09月 | 『オデュッセイア』ホメロス 『宇宙舟歌』R・A・ラファティ 『時間旅行者のキャンディボックス』ケイト・マスカレナス 『帝国という名の記憶』アーカディ・マーティーン 『絹靴下殺人事件』アントニイ・バークリー 『サブリエル 冥界の扉』ガース・ニクス 『ライラエル 氷の迷宮』ガース・ニクス 『アブホーセン 聖賢の絆』ガース・ニクス 『タイタン・プロジェクト』A・G・リドル 『接触』クレア・ノース |
2021年10月 |
『ドクトル・ジバゴ』ボリス・パステルナーク 『短くて恐ろしいフィルの時代』ジョージ・ソーンダーズ 『我輩はカモである』ドナルド・E・ウェストレイク 『100%月世界少年』スティーヴン・タニー 『アーサー王ここに眠る』フィリップ・リーヴ 『ネットワーク・エフェクト』マーサ・ウェルズ 『第二の銃声』アントニイ・バークリー 『時をとめた少女』ロバート・F・ヤング 『少女と少年と海の物語』クリス・ヴィック 『トマス・モアの大冒険 −パスト・マスター−』ラファティ |
2021年11月 | 『ありえざる都市』デイヴィッド・ジンデル 『星の王子さま』サン=テグジュペリ 『物体E』ナット・キャシディ&マック・ロジャーズ 『パイの物語』ヤン・マーテル 『宇宙人フライデイ』レックス・ゴードン 『グレート・ギャツビー』スコット・フィッツジェラルド 『グレート・ギャツビーを追え』ジョン・グリシャム 『蜂の物語』ラリーン・ポール |
2021年12月 | 『時に架ける橋』ロバート・チャールズ・ウィルスン 『夜歩く』横溝正史 『霧に橋を架ける』キジ・ジョンスン 『不滅の子どもたち』クロエ・ベンジャミン 『非Aの世界』A・E・ヴァン・ヴォークト 『非Aの傀儡』A・E・ヴァン・ヴォークト 『そしてミランダを殺す』ピーター・スワンソン 『世界のはての少年』ジェラルディン・マコックラン 『通い猫アルフィーのめぐりあい』レイチェル・ウェルズ 『虎の瞳がきらめく夜』マージョリー・M・リュウ |