ときどき、考えます。
読んでいるときから、途方もなく所感が溢れ出す本もあれば、なんにも響かない本もあります。読了後には大絶賛していたものの再読したらおもしろくなかったり。逆に、時間をへておもしろさが分かってきたり。
人様の書評に目を通すことがあります。本の購入を迷ったときとか、訪問先で自分の好きな本を見つけたときとか、あるいは、勉強のためとかにも。
ボロカスに書かれていると、哀しくなります。自分ではおもしろいと思ったものだったりすると、泣きたくなります。感想なんて、読む人の主観に左右される、とは分かってはいるんですが。
それで、なにか書くときには慎重になってしまいます。その結果あまね書房では、簡単なストーリー紹介と、もっと簡単なコメントで無難にまとめてしまう傾向に……。
いやいや、この本は自信を持っておすすめしたい!
というものは「お気に入り」でとりあげることにしてあります。でも、とりあげないものはおもしろくない、というわけではないんです。なんて曖昧模糊。
最近の読書記録で誇れるところがあるとすれば、それは、内容紹介も自分で書いているというところ。
卓越した書評で誇れるのが一番なんですけどね、今はこれが精一杯。