改造して、はじめてサーチエンジンに登録しました。
当「あまね書房」では98年に開設以来、いろんなことをやってきました。
当初は、読書記録よりMacintosh用のアイコンやスタック・ウェアが主体。本に関係するコーナーは、途中からはじめた日記の中で派生した後発企画でした。それが、完全に独立して主役として一本化できたのが、2004年。リンクにいたるまで「本」でまとめ直し、リストを整備し、コラムのまねごとのようなものを書きまくり、画像をたくさんこしらえて……。
それで、ようやくサーチエンジンに登録する気になれて、実行した次第です。おかげさまで、@NiftyではVippiesサイトに選んでもらいました。(「今週のPickUp! Vippies」の回参照)審査を通らなかったサーチエンジンもあるんですけどね。
読書的には……
1月、図書館に行きました。何度か通うつもりだったのですけど、利用できたのは一回こっきり。でも、フィリップ・プルマン『黄金の羅針盤』を借りられて、そのおもしろさに夢中になりました。幸い、文庫化が順次はじまっていて『神秘の短剣』『琥珀の望遠鏡』は文庫版でゲット。
2月、新刊ででたはずのロバート・リード『地球間ハイウェイ』が見つからなくって、本屋を捜し歩きました。けっきょく、発売が延期されていただけだったんですけど。
3月、はじめてネット古書店を利用して、ずっと捜してたスティーヴン・バクスター『天の筏』を入手。図書館で借り読みしている内に、本屋から姿を消してしまっていたのです。一端手に入れると、それまで見つからなかったのが嘘のように、あちこちで目にすることになるんですけど。
4月、ハヤカワの復刊フェアで買いこんだ本がたまって未読本が山に……。
5月、1971年刊行の、A・E・ヴァン・ヴォクト『宇宙嵐のかなた』を入手。それまで、保有している中でもっとも汚いのは同じくヴォクトの『スラン』だったのですけど、それが小奇麗に思えるくらいの汚れっぷり。折れてるわけでも、破れてるわけでも、書きこみがあるわけでもないんですけど。
6月、珍しく、読了本なし。(読了本のなかった6月をふりかえり…」の回参照)
7月、飯嶋和一『始祖鳥記』が文庫化されていたことにようやく気がついて、買いに走りました。やっぱりSF以外もチェックしておかないとなぁ、としばし反省。
8月、J・R・R・トールキン《指輪物語》三部作(『旅の仲間』『二つの塔』『王の帰還』)を再読。初読とちがった印象を残してくれました。(「再読・指輪物語」の回参照)
9月、お気に入り本に追加しようと思って、小林恭二『日本国の逆襲』を再読。文面からただよう“バブル”の思い出があまりに遠くなってしまっていて、追加は見送ることにしました。
10月、今時の激安古書店で、ジャック・ヴァンス『殺戮機械』を発見! 《魔王子》シリーズ(『復讐の序章』『殺戮機械』『愛の宮殿』『闇に待つ顔』『夢幻の書』)の第二作。第一作も100円で見つけたのですけど、三作目以降は捜さねば見つかるまい、と、ネット古書店で残りをまとめ買いすることに……。
11月、ハヤカワ文庫SFリストを公開しました。未読の多さが目に見える形で現れて、読まなきゃなぁ〜と、ハヤカワの比率が高まりました。というか、それ以降、ハヤカワしか読んでない……。
12月、ハヤカワ文庫SF一辺倒の中、同じくハヤカワとはいえ毛色のちがうミステリアス・プレス文庫のジョナサン・レセム『マザーレス・ブルックリン』を読書。けっこう長いこと未読の山の中にあったのですけど、これがおもしろかった〜! もっと早く読んでおけばよかった……。
一時は30冊を越えた未読本も、大晦日時点で11冊にまで減りました。本当は一桁を目指していたのですけど、それは叶わず。未読本に追われた年でした。
ふぅ〜。