書的独話

 
2004年のひとりごと
03月28日 はじめに〜読書歴について
04月10日 本のえり好み
05月04日 本よみ中の思考(『悪魔のハンマー』篇)
05月23日 逢坂剛《御茶ノ水署》シリーズ
07月01日 読了本のなかった6月をふりかえり…
08月10日 再登場・本棚写真館
08月20日 第四次大改造について
08月29日 『インテグラル・ツリー』と『天の筏』
08月30日 再読・指輪物語
09月19日 感想を書くということ
09月20日 ちょっぴり古い新聞の切り抜き
10月03日 幼少時の読書
10月12日 中島敦「名人伝」あるいは「不射の射」
10月13日 今週のPickUp! Vippies
11月02日 超能力と異世界と
11月07日 初心者にすすめるSFって…
11月11日 『タイタンの妖女』〜『分解された男』
11月15日 ハヤカワ文庫SF・リスト
12月31日 総括、2004年
 

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2004年04月10日
本のえり好み
 
 好きなのは、ハードカバー。重たくって、二段組で、こまかい文字がずら〜っと並んでるヤツ。自宅には置いておけないので、図書館で借りて読むしかないんですけど。

 実は二冊だけ、ハードカバーを持ってます。一つは、もう随分前に手に入れた、黒柳徹子の『窓ぎわのトットちゃん』。もう一つが、高村薫の『マークスの山』。
 高村薫は、文庫化されるときにメチャクチャ手を入れる作家で、ハードカバーを読んで気に入ったとしても、文庫もまったく同じ読後感とは限らない……。で、やむなくハードカバーを買いました。
 早川書房のミステリイ・ワールドというレーベルから出ているんですけど、この字組が大好き! ほどよく細かい文字と、きっちりとられた空白がベスト・マッチ。
 同じレーベルから、谷甲州の『神々の座を越えて』も出ているのですが、谷甲州を本格的(?)に読むようになったのは、おそらくこの本を手に取ってから。(残念ながら、所有しているのは文庫版ですけど)

 逆に、苦手な本もあるんですよねぇ。

 苦手なもの、その1、新書。
 読書リズムがつかみづらい、とでもいうか。
 もしかしたら、出来の悪い本をたてつづけに読んで、それがトラウマになってしまったのかもしれませんね。お薦めいただいた本が新書だと尻込みしてしまいます。好きな作家の本でも、新書だと見送るハメに……。読みたいの、あるんですけどねぇ。

 苦手なもの、その2、スカスカの文庫。
 やたら文字がでかくて、文字間が開いていて、そのくせ、文章ブロックのまわりは空白が少ない……。ダメダメ。たとえ文字が大きくても、それはデザイン上のことで、字間と行間のバランスが絶妙なら大丈夫なんですけど。そうでないと、読んでてイライラきてしまいます。

 苦手なのなんて、ない方がいいんですけどねぇ。挿絵入りの本は気がつけば避けてるし。選択肢の幅がせばまってくることは、分かってるんですけど……。


 

 
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