御茶ノ水署・生活安全課保安二係の刑事、斉木斉と梢田威は幼なじみ。それも単なる仲良しではなく、いじめられっ子といじめっ子という関係だ。それが今では、警部補とただの刑事。
斉木は、かつてのうらみをはらそうと画策する。
梢田は、こき使う斉木をやりこめようと画策する。
この二人がユーモアたっぷり、ときには息もぴったり、反目し合いながらも協力して怪事件に挑む。
第二弾の『配達される女』では、腕利きの女性刑事が新登場。このお方がなかなかのくせ者で、面白さパワーアップ。またもや笑わせてもらいました。
で、解説は読み飛ばすことが多いのですが、いきおいで読んでしまいました。そうしたら、斉木&梢田コンビの原型が『情状鑑定人』に載っているというではありませんか。
うーん、持ってるけど、そんなのあったかなぁ〜。
というわけで、『情状鑑定人』を再読しました。
まずは、あまりの暗さにびっくり。まったく同じ設定でこうも違うのか。そして、まったく記憶してない自分のアタマにもびっくり。
当「あまね書房」に記録がないことからすると、読了時期は2000年の後半かと思われます。わずか4年前のことだというのに……。
ミステリを読むには便利な記憶力かも。