1月
この月の読了本、半分くらいが児童書。デブラ・ドイル&ジェイムズ・D・マクドナルドの『サークル・オブ・マジック 魔法の学校』は、かなり地味な作品なのですが、心にきました。子供向けにしておくのがもったいない読み応え。でも、子供向けですけど。
2月
やはり半分が児童書。児童書だとサクサク読めてしまうので、冊数かせぎになっているような? でも、ジョン・クロウリーの『リトル、ビッグ』のような、長いものも読破した月でもありました。
3月
児童書を探索しているときに偶然見つけたのが、アキフ・ピリンチ『猫たちの聖夜』。猫に対する犯罪の謎に挑む猫の物語。少しばかり、真相の暴露が安直だったかな、とは思いますが、猫のミステリってそれほど数はないですし、貴重な一冊。
そして、この3月から、航本日誌での読了本紹介の際に、「BOOK」データベースなどを利用してみました。かなり楽にはなったのですが……。
4月
上下巻でもなく、それほど厚みがないのに、読了までに時間がかかってしまった、フィリップ・リーヴ『氷上都市の秘宝』。とにかく読み切るのがもったいなくって。登場人物たちの紆余曲折な冒険は、終わってみれば一直線なものでした。
5月
奥歯の詰め物が、ぽろっと、とれてしまいました。ホワイトシチューを食べているときに。そんなわけで歯科医院通いがスタートするのですが、実は歯医者って15年ぶり。あちこちつつかれることになりました。
このころには、やや児童書にも食傷気味。すでに購入済なので惰性で読んでる、感じがありました。
6月
クライヴ・バーカー『アバラット(1)』に手こずりました。児童書なのですが、1ヶ月以上かかって、どうにかこうにか読了。読む時期が合ってなかったんでしょうねぇ。
7月
先月、ハヤカワ文庫のキース・ローマーをまとめて入手しまして、集中的に読みふけりました。『前世再生機』から
『銀河のさすらいびと(新装版)』まで、10冊を一気に読み。バーカーに手こずった反動が出たようです。
8月
iPadを購入しました。電子書籍端末としては活躍させず、もっぱらネット端末機状態。あまりの便利さに、読書時間が減りました。
9月
人生で始めて、歯痛で眠れない経験をした9月。休前日だったのは幸いでしたが、痛み止めも効かず、一晩中冷やしてました。起きているのに本は読めないのって、非効率……というか、つまらなかったです。
10月
モデムが壊れ、携帯電話も故障した10月。
最近のハヤカワ文庫SFはミリタリものが多くって、もうそっち系はいいです、と思ったのですが、その決断をする直前にマイク・シェパード『新任少尉、出撃!』を買ってありました。それが前年の12月のこと。1年経つ前に、と、ようやく読みました。残念ながら、決断の撤回には至らず……。
11月
ついに、Twitterを始めました。本に関係したつぶやきを拝見して読んでみたのが、 サラ・アディソン・アレン『林檎の庭の秘密』。Twitterの情報がなかったら、読むこともなかったと思います。貴重な情報源になりそうです。
12月
いよいよ今年も終了。
今のところ、読了本10冊ごとにページを作っているので、どうせならきりがいいところで……と、あわただしくはあったのですが、仕事納め(30日)の後に2冊読みました。
元旦の「展望、2010年」で、読みたい、とか書いてましたしね。2010年中に読んでおかねば……。ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』と、その関連書、ラルフ・イーザウ『ファンタージエン 秘密の図書館』。駆け足で読むのは、ちょっともったいなかったかもしれません。
来年は、余裕を持って読んでいきたいものです。