航本日誌に掲載のタイトル数が2000冊になりました!
累計なので重複(再読)も入ってますし、ときどき児童書も読んでます。けれど、さすがに2000ともなると感慨もひとしおです。
2010年に1000冊、2016年に1500冊の区切りを迎えたときには、うっかりしていて、記念になる本を読んでませんでした。
今回は満を持して待ち構えてました!
とはいえ記念になる本ってなんでしょうね?
もっとも読んでいるレーベル〈ハヤカワ文庫SF〉の2000番の本(スタニスワフ・レム『ソラリス』)とか? 残念ながら、6年前に読んでました。まだバッチリ覚えてます。
本棚の一角で、どどーんと存在感を放っているミヒャエル・エンデの『はてしない物語』とか? 本の造りそのものが凝っていて、特別な気持ちに浸れそうです。とはいえ、2000とはなんの関係もない。
いろいろ考えました。
その結果が、こちら。
年代別海外SF傑作選
『2000年代海外SF傑作選』
独特の青を追求する謎めいた芸術家へのインタビューを描きNetflixでも映像化させたレナルズ「ジーマ・ブルー」、東西冷戦をSFパロディ化したストロス「コールダー・ウォー」、炭鉱業界の革命のすえ起こったできごとを活写する劉慈欣「地火」、破滅SFにインターネットへの希望と祈りを込めたドクトロウ「シスアドが世界を支配するとき」…2000年代に発表された名作SF短篇9作品を精選したオリジナル・アンソロジー。
(引用「BOOK」データベースより)
タイトルに〈2000〉が入っている本でした。
安直ですが。
年代別の海外SF傑作選といえば『80年代SF傑作選』も『90年代SF傑作選』も読んでます。どちにも上下巻でした。なのに2000年代は、単巻。なんとも寂しいかぎりです。
ところで、『2000年代海外SF傑作選』に収録されているグレッグ・イーガン「暗黒整数」は、『90年代SF傑作選』掲載の「ルミナス」の後日談だそうです。19年前に読んだきりで、すでに記憶が失われています。どんな話たったかと航本日誌を確認したら、記録されているのはタイトルのみでした。
なにか書いてあれば!
タイトル見ても、思い出すヒントにならないんですよね。なにか一言でもあれば、記憶を引っ張りだせたかもしれないのに。
残念。
その問題は、すでに気がついてます。自分でも反省してます。
それで、だいたい2005年ごろから、コメントはさておき、内容については全作書くようになりました。 つまり、それ以前の記録には、掲載タイトルのみとか、表題作とピックアップした数作品についてだけ、という場合があります。
実は『80年代SF傑作選』も、2002年の読了時にはタイトル羅列しかしてませんでした。それはよくないと、2008年に読み直した経緯があります。
残念ながら『90年代SF傑作選』は、まだ再読してませんでした。本棚で待ちぼうけ。今後のためにも、今年中にはなんとかしたいものです。
発売されたらすぐ買って、手放さない!
これが正解かな、と思います。(『2010年代海外SF傑作選』も発売済みです。今なら、ふつうに買えますよ〜)
なお今回のイラストは、2000年ごろに描いて、2001年にあまね書房で使っていた、ねている魚をひっぱってきました。
当時はパステル調で統一していたのです。