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ハヤカワ文庫SFリスト
2020年(SF2264〜)
 
 早川書房が刊行している「ハヤカワ文庫」のSFレーベルのみのリストです。発売年ごとにまとめてあります。
 簡単な内容紹介をおつけしてみました。なお、紹介データは早川書房(公式Webサイト、または文庫裏表紙の紹介文、もしくは文庫解説目録)か「BOOK」データベースから引用しています。特に記載のないものは独自に作成したものです。

2024年(SF2428〜)/ 2023年(SF2393〜)/ 2022年(SF2350〜)/ 2021年(SF2311〜)
2020年(SF2264〜)/ 2019年(SF2212〜)/ 2018年(SF2161〜)/ 2017年(SF2110〜)
2016年(SF2046〜)/ 2015年(SF1985〜)/ 2014年(SF1935〜)/ 2013年(SF1885〜)
2012年(SF1836〜)/ 2011年(SF1791〜)/ 2010年(SF1739〜)/ 2009年(SF1695〜)
2008年(SF1647〜)/ 2007年(SF1595〜)/ 2006年(SF1543〜)/ 2005年(SF1496〜)
2004年(SF1466〜)/ 2003年(SF1429〜)/ 2002年(SF1385〜)/ 2001年(SF1340〜)
2000年(SF1296〜)/ 1999年(SF1256〜)/ 1998年(SF1217〜)/ 1997年(SF1175〜)
1996年(SF1128〜)/ 1995年(SF1089〜)/ 1994年(SF1045〜)/ 1993年(SF0997〜)
1992年(SF0958〜)/ 1991年(SF0909〜)/ 1990年(SF0852〜)/ 1989年(SF0803〜)
1988年(SF0752〜)/ 1987年(SF0699〜)/ 1986年(SF0646〜)/ 1985年(SF0593〜)
1984年(SF0541〜)/ 1983年(SF0501〜)/ 1982年(SF0460〜)/ 1981年(SF0420〜)
1980年(SF0374〜)/ 1979年(SF0326〜)/ 1978年(SF0274〜)/ 1977年(SF0221〜)
1976年(SF0181〜)/ 1975年(SF0155〜)/ 1974年(SF0134〜)/ 1973年(SF0078〜)
1972年(SF0047〜)/ 1971年(SF0014〜)/ 1970年(SF0001〜)
 


 

 
 
SF2264『深淵の騎士たち』エルンスト・ヴルチェク
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ608》
 スタルセンは深淵作用と呼ばれる謎の影響により孤立していた。時空エンジニアはプシオン性のヴァイタル・エネルギーを流しこんでそれを阻止しようとしたが失敗、変節してグレイの領主となっている。そんなときにあらわれたのが"鋼の支配者"だ。その正体がケスドシャン・ドームの守護者テングリ・レトス=テラクドシャンらしいと知ったアトランとジェン・サリクは、なんとかして鋼の支配者のもとへ行こうとするのだが?
(引用:早川書房)

 
 
 
SF2265『ハルト人ソクラテス』ペーター・テリド&H・G・フランシス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ609》
 アトラン、ジェン・サリク、テングリ・レトス=テラクドシャンの三騎士は、スタルセンの完全なグレイ化を阻止したあと、危機にあるという謎のエネルギー存在、ヴァジェンダに転送機で向かった。ところが、転送された先はヴァジェンダでなく、あたり一面グレイの国だった。かれらはロボット部隊の奇襲を受けたのち、謎の細菌兵器に襲われる。どうやら、この国を支配するグレイの領主が三人を捕まえようとしているらしい!
(引用:早川書房)


 

 

 
 
SF2266『七王国の騎士』ジョージ・R・R・マーティン
 《氷と炎の歌》
 『七王国の玉座』で語られる時代から約百年前、デナーリスから遡ること数代、前王朝ターガリエン家による統治が続くウェスタロス大陸で、諸国を遍歴して城から城へと渡り歩く"草臥しの騎士"ダンクと、その従士となった少年エッグ―数奇な運命を背負う二人の波乱万丈の冒険を描く。海外ドラマの最高峰「ゲーム・オブ・スローンズ」へと繋がる中篇「草臥しの騎士」「誓約の剣」「謎の騎士」の3篇を収録。
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2267『アトランティス滅亡』クリスチャン・モンティロン
 《ローダンNEO23》
 クレストたちは、緊急遷移によって惑星ケドハッサンを離れたあと、気がつくと何もない宇宙空間にいた。やむを得ず緊急信号を発したがそれがアルコン艦隊だけでなくメタンズの艦隊にもキャッチされてしまう。クレストたちはアルコン船に収容されアトランティス大陸に連れていかれるが……。
(引用:早川書房)

 
 
 
SF2268『〈つむじ風〉ミュータント』H・G・フランシス&H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ610》
 アトランとジェン・サリクは、グレイ生物であるふりをして、この地を支配するグレイの領主と接触を試み、領主ムータンの"ゴンドラ"に乗りこむことになった。一方で、ふたりと別行動をとるレトス=テラクドシャンは、深淵作用の影響をうけないアバカーの少年"つむじ風"ボンシンと出会う。陽気で楽しげなボンシンは、たぐいまれな超能力の持ち主でもあった。だが、いまは自身が持つ力をブロックしてしまっていた…!
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2269『オクストーン人と提督』H・G・エーヴェルス&アルント・エルマー
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ611》
 オクストーン人のスタリオン・ダヴは、七強者の同盟の先駆的組織"カタラク"のメンバー、シヴァウクとナウヴォアクを救いだしたのち、伝言を受けとった。ガズビルダー種族の提督ノルモルケン・シクが十戒への反乱軍を組織し、救援をもとめているという。シクはカッツェンカットに捕まり、増強基地にあるゼロ時間スフィア内に拘束されていたが、コスモクラートが置いていった"原シフ"というロボットに救出されていた!
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2270『書架の探偵』ジーン・ウルフ
    新書版『書架の探偵(2021/8)
 図書館の書架に住むE・A・スミスは、推理作家E・A・スミスの複生体である。生前のスミスの脳をスキャンし、その記憶や感情を備えて、図書館に収蔵されているのだ。そのスミスのもとを令嬢コレットが訪れた。父に続き兄を亡くした彼女は、スミスの著作が兄の死の鍵を握っていると考え、スミスを借り出したのだ。本に込められた謎とは?スミスは事件の調査を始めるが。巨匠ウルフの遺作のSFミステリ。
(引用:「BOOK」データベース)


 

 

 
 

SF2271『永遠の世界』フランク・ボルシュ
 《ローダンNEO24》
 一万年前の地球にて、アルコン人のアトランティス基地の滅亡を目撃したクレストらは、海底ドームの転送機から永遠の命の星であるワンダラーに到着し、この地の主"それ"の従者であるホムンクに迎えられた。一方、ローダンらもまた、惑星アンブルから"それ"の諜報者カルフェシュの船に密航し、ワンダラーに到る。全員が一堂に会したこの地にて、"それ"が永遠の命を与えるのは、一体誰か!? 第3シーズン全8巻完結篇。
(引用:「BOOK」データベース)


 
 
 
SF2272『フロストルービンふたたび』デトレフ・G・ヴィンター&トーマス・ツィーグラー
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ612》
 第三のクロノフォシル・二百の太陽の星が活性化して、安堵したのもつかの間、《バジス》ではペリー・ローダンとアルマダ王子ナコールがタウレクとヴィシュナにともなわれて、いずこかへ去ってしまう。《バジス》は最高指揮官を欠いたまま、ハミラー・チューブの操縦で、無限アルマダとともに次の目的地、銀河系のフェルト星系に向かっていた。そんなとき、船内にハイパーエネルギー製だと思われる、謎の石壁が出現した!
(引用:早川書房)

 
 
 
SF2273『シャツェンの博物館』クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ613》
 アトラン、ジェン・サリク、テングリ・レトス=テラクドシャンの深淵の三騎士および、そのオービターであるドモ・ソクラトとつむじ風ボンシンは、領主ムータンから奪ったゴンドラ5でコルツブランチをめざしていた。コルツブランチはソクラトが深淵に設立したコロニーで、ムータン領と境界を接するシャツェンの近くにある。領主ムータンは、博物館が多く存在するシャツェンの地をグレイにして征服しようと画策していた!
(引用:早川書房)

 
 
 
SF2274『タイタンのゲーム・プレーヤー』フィリップ・K・ディック
   創元SF文庫版『タイタンのゲーム・プレーヤー(2022/2)
 軍事兵器によって出生率が低下し地球の人口は激減。タイタンからやってきた異星生物ヴァグとの戦争にも敗れ、活力を失った人類の間では、土地を賭けた"ゲーム"が流行していた。カリフォルニア州に住むピート・ガーデンは、ゲームに敗れ自分の住む街バークレーを巻き上げられてしまう。雪辱を果たすべく、方策を練るピートだが、奇怪な殺人事件が起こり…。ゲームが支配するディストピアを描く初期長篇。
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2275『地球防衛戦線1──スカム襲来』ダニエル・アレンソン
 50年前、突如襲来した異星種族スカムにより、地球は人口の6割を失い、人類は絶滅の危機に瀕する。だが、スカムの母星を核攻撃し、敵に大打撃を与えてから、人類とスカムは苛烈な消耗戦を繰り返していた。母親をスカムに殺されたカナダのトロントに住むマーコは、18歳になり、人類防衛軍に徴兵され、過酷な基礎訓練キャンプに送られるが…絶望的な状況のなか、異星人に戦いを挑む若者たちを描いたベストセラー戦争SF、開幕!
(引用:「BOOK」データベース)


 

 

 
 
SF2276『玩具職人クリオ』アルント・エルマー&H・G・フランシス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ614》
 アトラン、ジェン・サリク、ハルト人ドモ・ソクラトは、ムータン領をめざしてシャツェンの洞窟を進んでいた。プシ・エネルゲである"つむじ風"ボンシンが、力の泉の助けでヴァイタル・エネルギー貯蔵庫をふたたび作動させたものの、ムータンのグレイ作用を一掃しなければ、シャツェンも完全には解放されないとわかったからだ。だが、洞窟を進むにつれてグレイ作用は顕著になっていき、ついに不測の事態が生じてしまう!
(引用:早川書房)

 
 
 
SF2277『プシオン・ルーレット』エルンスト・ヴルチェク&トーマス・ツィーグラー
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ615》
 深淵の地に住む一種族のサイリンは自分の体組織を使って種々の技術機器をつくりだせるため、玩具職人と呼ばれる。なかでも優秀な職人が女サイリンのクリオだ。彼女は深淵で起きた"種族放浪"によってムータン領に移動させられたのち、アトランをはじめとする深淵の騎士たちの一行に出会う。そしてジェン・サリクの細胞活性装置を見たとたん、長く忘れていた、ヴァジェンダと種族放浪に関する記憶をとりもどしはじめた!
(引用:早川書房)

 
 
 
SF2278七人のイヴ(上)』ニール・スティーヴンスン(2020/7)
 ある日突然月が七つに分裂した。その後の月のかけら同士の衝突によって、2年後には無数の隕石が地表に降りそそぐ"ハード・レイン"が起き人類は滅亡する。各国政府は、人類の遺伝情報のサンプルや文化遺産のデータを未来に残すため国際宇宙ステーションを核とした"箱舟計画"を立案した。計画遂行のため、宇宙で生き残る1500人を選抜するべく各国は苦渋の決断を迫られる。人類の未来を俯瞰する破滅パニックSF大作!
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2279七人のイヴ(下)』ニール・スティーヴンスン(2020/7)
 月が七つに分裂してから2年後、"ハード・レイン"により地球は死の世界と化し、生存者は"クラウド・アーク"の1500人のみとなった。しかし、思想の違いから2つの派閥に分裂し、敵対集団は密かに独自の政治組織を組んで、火星への移住を目論んでいた。それは人類を二分する争いのはじまりであった…そして物語は驚異の5000年後の世界へ!絶滅の危機に立ち向かう人類の未来を描き上げたSF巨篇!
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2280『鉄の竜騎兵──新兵選抜試験、開始』リチャード・フォックス
 異星人ザロスとの闘いは熾烈をきわめた。地球は大半が廃墟になり、人口は二十億まで激減する。だが地球連合軍最強の部隊、装甲機動兵団の活躍によって、かろうじて敵の殲滅に成功する。両親を異星人との闘いで喪ったローランド・ショーは、18歳になって兵役につくにあたり、装甲機動兵部隊への入隊を決意する。だが、その選抜試験は過酷で、志願者たちは次々に脱落していくが……ドラゴン賞ミリタリイ部門受賞の戦争SF!
(引用:Amazon/Kindle版解説)


 

 

 
 
SF2281『惑星チョルト奪還作戦』トーマス・ツィーグラー&クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ616》
 星間通廊に物質化した莫大な質量は、かつて冷気エレメントに襲われマイナス宇宙に落下した惑星チョルトと多数の宇宙船だった。無限アルマダの惑星ガタス到着を阻止して次のクロノフォシルを活性化させないための十戒の作戦だ。サイコフロストの影響で冷気生物となったチョルトの住民たちは、艦隊を組んでガタス攻撃を宣言する。不安をあおられたブルー族は迎撃を計画。ローダンはなんとか双方を説得しようとするのだが!?
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2282『マイナス宇宙へ』クルト・マール&エルンスト・ヴルチェク
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ617》
 カッツェンカットは冷気生物たちを操る目的で、かれらの指導者トルムセン・ヴァリーに化けた仮面エレメントを星惑チョルトに送りこんだ。ヴァリーは十戒の陰謀を暴くため、自分がじかに冷気生物たちに呼びかけると決意する。ほんものの指導者だけが持つカリスマ的オーラのおかげで、かれらはしだいに真実に気づきはじめた。こうしてヴァリーはヴィールス人間エルンスト・エラートとともにふたたびチョルトを掌握するが?
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2283『市【まち】に虎声【こせい】あらん』フィリップ・K・ディック
    平凡社版『市に虎声あらん(2020/9)
 1952年、第二次大戦後の好況と核戦争の恐怖が同居するアメリカ西海岸、テレビ販売店で働く青年スチュアート・ハドリーは鬱屈した日々を送っていた。平凡な日常を打ち破るものは何かないのか…。ある日、カルト宗教「イエスの番人協会」の黒人教祖セオドア・ベックハイムの講演会ポスターを目にしたことから、スチュアートの人生が狂い始める。その後の傑作のエッセンスが詰め込まれた驚異の第一長篇。
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2284『ネガ・プシの虹』クラーク・ダールトン&H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ618》
 地球ではヴィールス・インペリウムとコンタクトできる"ヴィールス柱"に多くの住民が集まっていた。タウレクやヴィシュナとともに地球に向かったエルンスト・エラートもヴィールス柱のなかに入ったきり、出てこなくなる。それから十日、テラニアのハンザ司令部前の広場に立つヴィールス柱が変化しはじめた。しだいに色が変わり、透明になっていく。そこからエラートがふたたび姿を見せたのち、驚くようなことが起きた!
(引用:早川書房)

 
 
 
SF2285『大気工場の反乱』H・G・エーヴェルス&アルント・エルマー
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ619》
 ヴァジェンダをめざしたアトラン一行だったが、途中で強制的な力が働いたため、深淵の技術者ジャシェムの帝国、サイバーランドにやってきた。ジャシェムはなんらかの理由で時空エンジニアと対立しているらしい。その真相もわからないまま、アトランはジャシェムのカグラマス・ヴロトとともに突如あらわれた次元トンネルを通過して、ヴロトの同僚が制御する"大気工場"におもむくことになる。そこは崩壊の危機にあった!
(引用:早川書房)


 

 

 
 
SF2286『地球防衛戦線 2──アゾス鉱山救出作戦』ダニエル・アレンソン
 対スカム戦の最前線基地に向かっていた恒星船"ミヤリ"は、航行中救難信号を受信した。発信源は、巨大ガス惑星インドラニの衛星コーパス。そこでは恒星間飛行を可能にする鉱物、アゾスを採掘している鉱山があり、人類の最重要コロニーだった。ペティ大尉率いるラトナ中隊と、マーコを含むベン‐アリ中尉率いるレイヴン小隊合計二百名は、ただちに救援に向かう。だがその地で待っていたのは、まさに地獄さながらの…!?
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2287『深淵の独居者』アルント・エルマー&ペーター・グリーゼ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ620》
 かつてコスモクラートの命でトリイクル9の再建に当たっていた時空エンジニアは、いつしか功名心から独力でトリイクル9の代用品をつくろうとしだした。これをジャシェム種族が冒涜とみなしたことから、両者の根深い対立ははじまったのだった。深淵の騎士が時空エンジニアの協力者と知って、アトランたちに反発するジャシェム。種族の長老"深淵の独居者"に助言をもらいにいく。ところが独居者にある異変が起きていた!
(引用:早川書房)

 
 
 
SF2288『スマイラーとスフィンクス』エルンスト・ヴルチェク&ペーター・グリーゼ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ621》
 無限アルマダの到来を待つテラでは、警告者を自称する謎の存在が電波をジャックし、海賊放送局アケローンから恐怖の未来予知劇を放映してきていた。この真相を解明するため、ツナミ艦隊司令のロナルド・テケナーがハンザ司令部に招聘される。その協力者として名乗りをあげたのは、ヴィシュナから独立した具象スリマヴォだ。美しく成長した"スフィンクス"に翻弄されながらも、スマイラーは狩人の本領を発揮しはじめる!
(引用:早川書房)

 
 
 
SF2289『逆まわりの世界[改訳版]』フィリップ・K・ディック
    旧版『逆まわりの世界(2003/7)
    旧版『逆まわりの世界(2020/2)
 死者は墓から甦り、生者は子宮へと回帰する――ホバート位相と名づけられた時間逆流現象のために、世界は一変した。死者の再生と売却を請け負うセバスチャン・ヘルメスは、ユーディ教の始祖を墓から掘りだしたことにより、混沌に巻き込まれる。不条理と狂気が交錯するディック幻の傑作。解説/神林長平
(引用:早川書房)

 
 
 
SF2290タイムラインの殺人者』アナリー・ニューイッツ(2023/4)
 数億年前から存在する5基の〈マシン〉により、時間旅行が可能になっている世界。2022年の時間旅行者テスは、歴史の修正を試みる任務のため訪れた30年前のコンサート会場で、 〈マシン〉閉鎖をもくろむ男たちを発見する。一方、1992年の女子高校生ベスは、同じコンサートからの帰り道に殺人の共犯者となってしまうことに。ふたりの人生が交差していくなか、タイムライン編集戦争が勃発するが――新世代タイムトラベルSF
(引用:早川書房)


 

 

 
 

SF2291『十戒の《マシン》船』ペーター・グリーゼ&クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ622》
 クロノフォシル・テラの活性化を目前にした太陽系に、エレメントの十戒があらたな攻撃をしかけてきた。技術エレメントの巨大船、"マシン"十二隻を展開させたのだ。だが、その動きは鈍く、目立った反応もない。十戒がどういう作戦を持っているのか、ツナミ艦隊司令ロナルド・テケナーは考えあぐねていた。そんなとき、アンティ種族の主惑星トラカラトで不穏な事件・事故が頻発する。到着したアルマダ部隊が原因なのか?
(引用:「BOOK」データベース)


 
 
 
SF2992『夢見者カッツェンカット』クルト・マール&トーマス・ツィーグラー
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ623》
 技術エレメントの"マシン・ホワイト"からやってきた謎の生命体"テクノ衛星"は、地球のあらゆる通信周波を乗っとり、プシ・インパルスを埋めこんだプログラムを流すことで、ほとんどのテラナーをヒュプノ・トランスにおちいらせた。住民がこの状態ではテラはクロノフォシルになることができない。LFTと宇宙ハンザが専門家たちの協力で解決策を探る一方、ローダンは地球に向かってテラナーたちを救うと決意したが!?
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2293『伝説の艦隊1──〈コンスティテューション〉』ニック・ウェブ
 統合防衛軍航宙母艦"コンスティテューション"は、75年前に突如襲来し、人類を滅亡寸前に追いこんだ異星人艦隊との戦闘で活躍し、"伝説の艦隊"と呼ばれる艦隊の最後の現役艦だった。だが、軍縮により退役が決まったまさにその時、恐るべき異星人艦隊が再度襲来したのだ!その圧倒的な破壊力で、防衛艦隊は次々に撃破されていく。旧式の巨大老朽艦は、地球を守るため敢然と敵に立ち向かうが…熱血戦争SF3部作登場!
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2294宇宙へ(上)』メアリ・ロビネット・コワル(2022/3)
 1952年、巨大隕石が突如、ワシントンD.C.近海に落下した。衝撃波と津波によりアメリカ東海岸は壊滅する。第二次大戦に従軍した元パイロットで数学の博士号を持つエルマは、夫ナサニエルとともにこの厄災を生き延びた。だが、エルマの計算により、隕石落下に起因して、環境の激変が起こると判明する。人類が生き残るためには宇宙開発に乗りださなければならないが…。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞受賞の傑作!
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2295宇宙へ(下)』メアリ・ロビネット・コワル(2022/3)
 隕石落下から四年。地球に代わる人類の居住地建設のため、宇宙開発計画が始まった。まずはその第一歩となる有人宇宙飛行に成功、つぎの目標は月面探査だ。そんななか、女性科学者としてテレビ番組に出演したエルマは、"レディ・アストロノート"と呼ばれ、一躍人気者になる。そして、人類初の有人月着陸ミッションが目前に迫るが…。星々の世界を目指す女性パイロットの姿を描く、改変歴史宇宙開発SF。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞受賞の傑作!
(引用:「BOOK」データベース)


 

 

 
 
SF2296『ヴァジェンダへの旅立ち』H・G・フランシス&H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ624》
 領主ムータンとのテクノトリウム攻防戦も終わり、アトランたち深淵の三騎士とオービターや駆除部隊の一行は、ジャシェム二名の提供するゴンドラで一路、ヴァジェンダをめざすことになった。光速でも二ヵ月という道のりだが、急がなければならない。グレイ領主たちが総攻撃を開始したらしく、ヴァジェンダから救難信号がとどいたからだ。ところが、出発から一週間後に突然、ゴンドラが何者かによって強制着陸させられた!
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2297『美しき女アコン人』H・G・エーヴェルス&トーマス・ツィーグラー
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ625》
 アトランたち深淵の三騎士とオービターや駆除部隊の一行は、ヴァジェンダ中枢にある"ガラスの迷宮"に到着する。だが、そこを守護する深淵種族ルラ・スサンは、三人の騎士オーラに気づかないでいた。ルラ・スサンひきいる影法師軍の実体化したホログラムの軍勢と、領主判事のグレイ軍団にはさまれて、アトランたちは苦戦する。危機におちいったアトランの前に、謎めいたアコン人女性、バス=テトのイルナがあらわれた!
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2298『サイバー・ショーグン・レボリューション(上)』ピーター・トライアス
 第二次大戦以来、日独に統治されているアメリカ。日本合衆国のメカパイロット守川励子は、政権打倒を目論む秘密組織〈戦争の息子たち〉に参加する。大日本帝国の仇敵ナチスと癒着した日本合衆国の総督が許せなかったのだ。革命は成功し、新政権が樹立された。だが暗殺者ブラディマリーのテロ攻撃により、組織の会員が次々と殺され――星雲賞を連続受賞した〈ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン〉シリーズ、完結篇!
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2299『サイバー・ショーグン・レボリューション(下)』ピーター・トライアス
 元陸軍のロケットパック兵だった特別高等警察の課員、若名ビショップは、ナチスの科学者による武器とメカ部品の密輸に、暗殺者ブラディマリーがかかわっていることを知る。伝説のナチスキラーとして知られたブラディマリーが、忌むべきナチスと手を組んだのだろうか? 旧知のメカパイロット守川大尉とともに事件を追う若名は、日本合衆国を根本から揺るがす戦いに巻きこまれていった――メカバトル満載の歴史改変SF!
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2300歴史は不運の繰り返し──セント・メアリー歴史学研究所報告』ジョディ・テイラー(2022/5)
 歴史家の卵マックスは恩師からセント・メアリー歴史学研究所での勤務を紹介される。普通の研究所と思いきや、じつはここでは実際にタイムトラベルをしながら歴史的事件を調査していたのだ! 研修を経て研究所の一員となったマックスだが、白亜紀から第一次大戦下にいたるまでの任務はハードかつ凄惨を極める。そして研究所を揺るがす陰謀までがあきらかになり!? 英国で大人気のタイムトラベルシリーズ開幕篇。
(引用:「BOOK」データベース)


 

 

 
 

SF2301『異銀河のストーカー』エルンスト・ヴルチェク
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ626》
 ヴィールス・インペリウムが暗黒エレメントとの戦いに打ち勝ち、ついにクロノフォシル・テラが活性化した。これをみずから体験した者はみな、深い洞察と強い連帯感を呼びさまされ、銀河系全体をひとつの大家族とみなすようになる。真のギャラクティカーの誕生だ。そして同時に、かれらは異郷への憧れ、星々への憧れを感じはじめた。そんななか、ホーマー・ガーシュイン・アダムスは宇宙ハンザの臨時会議を招集するが……
(引用:「BOOK」データベース)


 
 
 
SF2302『希望なき惑星』クルト・マール
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ627》
 暗黒エレメントとの戦いで無数のヴィールス雲に分散したヴィールス・インペリウムは、みずからの物質でつくったヴィールス船をギャラクティカーたちに提供した。異郷への憧れにとらわれた人々を乗せて、ヴィールス船はそれぞれの目的地へ向かっていく。レジナルド・ブルひきいる《エクスプローラー》もその一隻だった。異銀河からの客人"ストーカー"が宣伝していたエレンディラ銀河へとコースをとったブルだったが……
(引用:早川書房)

 
 
 
SF2303『地球防衛戦線3──スカム皇帝殺戮指令』ダニエル・アレンソン
 鉱山衛星コーパスの巣を壊滅させ、スカムの女王と王を殱滅したマーコたちは、人類防衛軍の前線基地ナイトウォールに到着した。だが、コーパスの巣を破壊されたスカムはその報復として地球を襲い、カナダのバンクーバーを壊滅させたのだ!これにより、人類対スカムは最終戦争へと突入する。スカムの母星アバドンを総攻撃すべく、十万隻からなる人類史上最大の大艦隊が敵本拠惑星をめざすが…怒涛の戦争SF3部作、完結!
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2304『隔離バリア』アルント・エルマー&ペーター・グリーゼ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ628》
 《エクスプローラー》でエスタルトゥの力の集合体に到達したレジナルド・ブルは、至福のリングを見るため、エレンディラ銀河の惑星クロレオンをめざす。クロレオン人は、五千年前に戦士カルマーが宣告した"最後の闘争"に向けて、徹底的に機能優先の社会をつくりあげていた。その社会を統率する"意識の三人組"の案内で、ブルは惑星地下にある史料保管庫に向かう。五千年前になにが起きたか、そこでわかるというのだ!
(引用:早川書房)

 
 
 

SF2305『永遠の戦士ブル』H・G・フランシス&H・G・エーヴェルス
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ629》
 力の集合体エスタルトゥの使者ストーカーが通行許可証だといってレジナルド・ブルにくれた"パーミット"は、惑星クロレオンでの出来ごとや最後の闘争に関して、不思議な作用をおよぼしていた。惑星住民同士の争いを防ぎたいと思って行動してきたブルも、しだいに未知なる力に支配されはじめる。そんなとき、パーミットからストーカーのホログラムが登場。永遠の戦士を知る鍵となる"戦士法典"について説明をはじめた!
(引用:早川書房)



 

 

 
 
SF23062000年代海外SF傑作選』海外SF傑作選(2021/6)
 独特の青を追求する謎めいた芸術家へのインタビューを描きNetflixでも映像化させたレナルズ「ジーマ・ブルー」、東西冷戦をSFパロディ化したストロス「コールダー・ウォー」、炭鉱業界の革命のすえ起こったできごとを活写する劉慈欣「地火」、破滅SFにインターネットへの希望と祈りを込めたドクトロウ「シスアドが世界を支配するとき」…2000年代に発表された名作SF短篇9作品を精選したオリジナル・アンソロジー。
(引用:「BOOK」データベース)

 
 
 
SF2307『最後のクロノフォシル』H・G・エーヴェルス&マリアンネ・シドウ
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ630》
 最後のクロノフォシル活性化に向けて《バジス》でテラを出発したローダンは、エデン2のポジションを探すため、球状星団M−3にいるポルレイターにアドバイスをもとめた。ポルレイターによればろ座に住む知性体種族ノクターンがなんらかのヒントをあたえてくれるかもしれないという。ローダンはろ座をめざすことにした。だが、同じころ、マグス・コヤニスカッツィと名乗る謎のヒューマノイドが登場し、暗躍をはじめた!
(引用:早川書房)

 
 
 
SF2308『デヴォリューションの虜囚』エルンスト・ヴルチェク
 《宇宙英雄ローダン・シリーズ631》
 エレメントの支配者の正体は、かつて太古に存在したヴ・アウペルティア種族が進化を遂げてネガティヴ超越知性体となったものだった。かれはエデン2のクロノフォシル活性化を阻もうとしたが、ポルレイターの武器"デヴォレーター"を見舞われ、とめることのできない逆進化の道を歩みだすことになる。なんとか解決策を探そうとするなか、かれはみずからの内に未知の意識存在が宿っていることに気づいた。その未知者とは?
(引用:早川書房)

 
 
 
SF2309『夏への扉[新版]』ロバート・A・ハインライン
     旧版『夏への扉(2000/2)
     旧版『夏への扉(2007/10)
     旧版『夏への扉(2009/1)
     旧版『夏への扉(2014/5)
 ぼくの飼い猫のピートは、冬になると「夏への扉」を探し始める。家にあるドアのどれか一つが、夏に通じていると固く信じているのだ。そして、ぼくもまた「夏への扉」を探していた。親友と恋人に裏切られ、冷凍睡眠で未来へと送りこまれてしまったぼくは……永遠の名作を新版で刊行。映画化原作。解説/高橋良平
(引用:早川書房)

 
 
 
SF23102010年代海外SF傑作選』海外SF傑作選(2021/7)
 少年妖怪退治師と妖狐の少女の交流を描く妖怪譚のリュウ「良い狩りを」、グーグル社員を殴った男に起きた事件を描くワッツ「内臓感覚」、もと動物園の飼育係がAI育成に携わるチャン「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」など、二〇一〇年代発表のSF短篇十一作を精選したオリジナル・アンソロジー
(引用:早川書房)

 
 
 
 

 
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