2020年、猫に関連した本を集めた「合言葉は【猫】」を書きました。その直後からリストに入れ忘れた本を次々と思い出したため、随時更新スタイルの「その後」のページをはじめました。
新たに読んだ本も含めて追記すること3年。
ある程度たまってきましたので、元々の「合言葉は【猫】」に追加する形で改訂版としてまとめました。
コメントはそのままのものもありますし、変更したものもあります。依然として、内容を覚えていない物語が多数ありますので、読んだ年も書いておきました。年が遡るほど、内容がうらおぼえと思っていただければ……。
基本的に、タイトルもしくはシリーズ名の50音順です。ただし、アンソロジーは末尾にまとめてあります。
シリーズの各巻のタイトルについては省略させていただきました。アンソロジーについては、今回から収録作を併記してます。
猫ものが読みたい方の参考になれば、と思います。
■…「合言葉は【猫】」にも掲載しているもの
□…今回初登場のもの
□『アディ・ラルーの誰も知らない人生』V・E・シュワブ
2022年の読了本。人びとから忘れられてしまう呪いをかけられた女性の物語。古書店に住んでいる猫が登場。人にあまり懐かない、という設定。それでも古書店に居座るなんて、本当は寂しがり屋なんだろうな、などと勝手に想像してました。
□「犬の心臓」ミハイル・ブルガーコフ
収録『犬の心臓・運命の卵』
2023年の読了本。犬の臓器を人間に移植してどうなったか、という物語。犬の敵としての猫もほんのちょっぴり登場。猫の悲劇も語られますので、心を強く持って読まなければならなくなります。
□《ウィザード・ナイト》ジーン・ウルフ
2020年の読了本。異世界で、大人の身体を持った子供が騎士として活躍する話。
魔女の猫が登場。
□『王子と乞食』マーク・トウェイン
2023年の読了本。乞食に間違えられた王子さま(のちに王さま)と、王子に間違えられた乞食の物語。
乞食と思われている王さまが、農家のおかみさんにいいつけられた最後の仕事が、何匹かの子猫の入っているカゴを川に捨ててくることでした。幸い、その仕事は完遂されません。避妊手術は重要ですね。
身体だけの登場もあります。当時は多かったんだろうな、と。
□「噛みつき猫」キジ・ジョンスン
収録『霧に橋を架ける』
2021年の読了本。3歳のセアラの猫が、噛みぐせのある保護猫ペニー。
同書の「蜜蜂の川の流れる先で」にも少しだけ猫登場。
■『カモメに飛ぶことを教えた猫』ルイス・セプルベダ
2013年の読了本。児童書のような寓話。
瀕死のカモメに子育てを頼まれた猫の話。今にして思えば、リチャード・バックの『かもめのジョナサン』に雰囲気が似ているような……。(カモメという共通項のせいでそう感じるだけかも)残念ながら、覚えているのは猫同士が対立している(飼い猫vs野良猫)ことばかり。
■《通い猫アルフィー》レイチェル・ウェルズ
2019年に読みはじめ、現在も続いているシリーズ。
通い猫(複数の家庭に出入りしている猫)のアルフィー視点で展開していく、猫情もの。ちょっとショッキングな出来事も起こりますが、基本的にはハッピーテイストです。
■《黒猫ルーイ》キャロル・ネルソン・ダグラス
2012年に、初巻の『黒猫ルーイ、名探偵になる』のみ読みました。ラスベガスを舞台にしたミステリ。主人公は人間で、ルーイの語りもちょっとだけある、というスタイルだったはず。
続刊を読んでいないので、まぁ、そういうことかな、と。
□
『ケンブリッジの哲学する猫』フィリップ・J・デーヴィス
2018年の読了本。ケンブリッジ大学に住んでいた実在の猫がモデル。児童書のような、そうでないような、不思議な雰囲気でした。
□《古王国記》ガース・ニクス
2021年の読了本。異世界ダーク・ファンタジー。死霊を操るネクロマンシーの少女が、統治者のいなくなった古王国をなんとかしようとする話とその後の話。
主人公の導き手として、猫の姿をとった精霊が登場。厳密に言うと猫ではないですが、実に、猫っぽいです。
■『サイモン、船に乗る』ジャッキー・ドノヴァン
2019年の読了本。表紙絵の自信満々なサイモンに惹かれて読みました。
1949年の歴史的出来事「揚子江事件(アメジスト号事件)」に注目した物語。実在した猫サイモン視点で書かれてます。ただし、サイモンの個性はかなり創作されてます。
■『鯖猫長屋ふしぎ草紙』田牧大和
2017年の読了本。猫目当てで読んだ、江戸人情もの。連作短編集に見せかけて実は全体でひとつの物語、という構成がきれいでした。
猫の絵ばかりを描いている売れない絵描きが主人公。その飼い猫が三毛猫のサバ。サバが重要な役回りを果たすのは確かですが、活躍してたかどうか、早くも記憶にございません。
■『ジェニィ』ポール・ギャリコ
2010年の読了本。ギャリコの代表作のひとつ。猫になってしまった少年が、先輩猫のジェニィに教えを受けて一人前になっていく物語……だったはず。猫としてだけでなく、人間としても成長するんです。
猫の入門書としても読める。
□『死者の書』ジョナサン・キャロル
2023年の読了本。児童文学作家マーシャル・フランス(故人)の伝記を書こうとしている主人公が陥るあれこれ。フランスの担当編集者が語る、フランスの娘アンナの奇行の思い出、などでほんの少しだけ猫登場。
□『死体狂躁曲』パミラ・ブランチ
2023年の読了本。死体をどうするか、右往左往する話。
謀殺容疑で逮捕されるも裁判で無罪となった人たちが集まるアスタリスク・クラブにネコのトムが登場。クラブ・メンバーにネコ嫌いな人がいて邪慳な扱いをされることもあるけれど、たくましく、媚を売ることもなく生きている。
■《しゃばけ》畠中 恵
現在進行形のシリーズもの。江戸の町を舞台にした妖もの。妖が見える大店の若だんな(齡三千年の大妖の孫)を主人公に、若だんなのもとに集う妖たちとの日々がつづられます。
とにかく若だんなの人柄がよくて、ほのぼのしながら読んでます。毎回ではありませんが、猫又が出てきます。
■《シャム猫ココ》リリアン・J・ブラウン
最終巻を読んだのは2018年。タイトルが『猫は〜』ではじまるミステリ・シリーズ。主人公と暮らしているのがシャム猫たち。カウ・コウ=クン(通称ココ)とヤムヤム。
ココはグルメで、こだわりの強い猫。いろんな殺人事件が起こり、ココは、猫ならではの手がかりを示します。
シリーズ後期には作者の加齢を感じられてしまって、ちょっとつらい……。
■《書店猫ハムレットの事件簿》アリ・ブランドン
2016年に、初巻の『書店猫ハムレットの跳躍』のみ読みました。ミステリ。書店に暮らす猫が、あちこちの書棚から事件のヒントになる本を落としてた……ようなかすかな記憶が……。
□『死んだレモン』フィン・ベル
2022年の読了本。主人公が買ったコテージに、人慣れした猫が居着きます。それが過去の事件を調べることになるきっかけ。
猫好きは読まない方がいい。とりわけシーンを思い浮かべながら読むタイプの人は絶対に読んではいけない。
□『新訳 ピノッキオの冒険』カルロ・コッローディ
2022年の読了本。人形として生まれ意識を獲得したピノッキオの冒険もの。詐欺師のネコが、ピノッキオをそそのかそうとします。猫である必然性がないので、単純に、ネコという名前の人である可能性もあります。
■『ゼロ・ストーン』アンドレ・ノートン
■『ゼロ・ストーン2 未踏星域をこえて』アンドレ・ノートン
2007年の読了本。若年層向けの宇宙SF。猫から産まれた謎の生命体が登場するので、ひとまずリストアップ。外見は猫なので。
■《空飛び猫》アーシュラ・K・ル=グイン
航本日記に記録が残っているのは、2001年の『素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち』のみ。これはシリーズ3作目。前2作も読んでますが記録はありません。
空飛び猫というのは、その名の通りで、猫に翼が生えているんです。挿絵満載で、絵本チックな本だったように記憶してます。
□『第四の書』フランソワ・ラブレー
2022年の読了本。巨人のパンタグリュエルが、聖バクブックの神託所を目指して船旅をする物語。
ほんのちょっぴり、本当にちょっぴり、名うての猫ロディラルデュスがでてきます。ロディラルデュスは、ラ・フォンティーヌの『寓話』の「ネズミの会議」で、ネズミたちが猫の首に鈴をつけることを決めるが誰もやりたがらなかった、という話の猫の名前です。
■『だれも猫には気づかない』アン・マキャフリイ
最後に読んだのは2003年。中世風ファンタジーだったか。記録によると猫のニフィがとてもよかったらしいのですが、まったく覚えてません。
□『チェシャーチーズ亭のネコ』カーメン・アグラ・ディーディ&ランダル・ライト
2022年の読了本。ネコのスキリーが主人公。チーズが大好きなスキリーが、おいしいチーズで有名なチェシャーチーズ亭に入りこみ、ネズミと取引します。
□『縮みゆく男』リチャード・マシスン
2023年の読了本。子供サイズ、小人サイズ、それ以下のサイズへと縮んでいく男の物語。小人にとっては飼猫も脅威。小さいとはいえ匂いで分からないものなのか、懐いてなくてわざとなのか、猫の感情は分からない。
■『跳躍者の時空』フリッツ・ライバー
2016年の読了本。SF作家の短編集。
全10作品の内、猫のガミッチが活躍するものが5編。(うち一篇は猫アンソロジーの『魔法の猫』にも収録)知能指数160はあるスーパー仔猫(自称)として登場したガミッチの、ほほえましいこと、ほほえましいこと。すぐに大人になってしまうのが惜しい〜。
□『テイルチェイサーの歌』タッド・ウィリアムズ
2014年の読了本。
猫たちの神話の話……だったはず。
□『図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語』ヴィッキー・マイロン
書的独話「図書館ねこデューイ」
2012年の読了本。図書館にひきとられた猫の面倒をみている女性によるノンフィクション。猫だけを期待していると、ちょっとちがうかも。
■『トマシーナ』ポール・ギャリコ
最後に読んだのは2018年。猫ファンタジーの傑作。群像劇。
非情な獣医と、魔女と噂される女、獣医の親友の牧師、そして、父親に愛猫を安楽死させられて心を閉ざす獣医の愛娘。それから、猫の女神バスト・ラーを称する猫。
読むたびに、目がいってしまう人が違ってくるんです。
すぐに明らかにあるので書いておくと、猫は死んでません。
■《トラ猫ミセス・マーフィ》リタ・メイ・ブラウン&スキーニー・パイ・ブラウン
2016年に、初巻の『町でいちばん賢い猫』のみ読んでます。リタ・メイ・ブラウンの飼い猫スキーニー・パイが書いた、という設定のミステリ。人間たちも推理するし、動物たちも推理する……ような記憶がありますが、さて、どうだったか。
□『ドン・キホーテ』セルバンテス
2023年の読了本。ラ・マンチャの郷士が、遍歴の騎士ドン・キホーテを名乗ってくりひろげる冒険。
ドン・キホーテが立ち寄った先で、名もなき猫たちが登場。そのうちの一匹がドン・キホーテの顔に、爪と歯で苦難の刻印を刻みつけます。
□「懐かしき主人の声」ハンヌ・ライアニエミ
収録『2000年代海外SF傑作選』
2021年の読了本。主人をとりもどすためにいろいろする犬の物語。主人公は犬ですが、猫も大活躍。
■『夏への扉』ロバート・A・ハインライン
最後に読んだのは2014年。タイムトラベルもの。猫が出てくるSF、というリストにはたいてい挙がってくる名作。
主人公の飼い猫ピートが大活躍します。しますが、猫を目当てに読む本ではないです。
■『猫語の教科書』ポール・ギャリコ
書的独話「猫語の教科書」
2010年の読了本。猫好きのギャリコによるノンフィクション。成功者(猫)が書いた、子猫、迷子、およびホームレス猫のための手引書、という設定の本です。
■『猫たちの聖夜』アキフ・ピリンチ
2010年の読了本。猫が書いた猫による猫のミステリ。人間の事件を猫視点で書く本はいくつかありますが、本書は猫の事件を扱っているのが特色。
すまぬ。不満しか覚えていない。
■『猫とキルトと死体がひとつ』リアン・スウィーニー
2015年の読了本。主人公が愛猫家という、ミステリ。猫視点はなかった……はず。猫成分多めで、ミステリよりも猫が重視されていたような。たしか、猫を目当てに読む本だったと思います。
■「猫とともに去りぬ」ジャンニ・ロダーリ
収録『猫とともに去りぬ』
2008年の読了本。ユーモア系。「もう疲れた〜、猫になりたい〜」という中年男の話、だったかと。
■『猫の帰還』ロバート・ウェストール
2019年の読了本。第二次世界大戦を舞台にした猫の道中記。分類としては児童書なのですが、そういう雰囲気はなかったです。たしか。戦時下の様子を知るのにいいのではないか、と思います。
□『ネコのつけた日記』ヨセフ・コラールシュ
2023年の読了本。シャム猫シュルクの目線で語られる児童書。とにかく挿絵が独特。
■『猫の町』ナリ・ポドリスキイ
2019年の読了本。ロシア文学。猫がたくさんいる町が舞台ですが、猫ものとはちょっと違いました。逆に、猫好きさんは読まない方がいいような?
□『猫の街から世界を夢みる』キジ・ジョンスン
2022年の読了本。ラブクラフト《クトゥルー神話》の『未知なるカダスを夢に求めて』が下敷きになっている物語。
猫の街〈ウルタール〉から旅立つ主人公に、猫がついてくる。
■『猫は14の謎を持つ』リリアン・J・ブラウン
2018年の読了本。《シャム猫ココ》シリーズのブラウンの、猫テーマの短編を14本掲載。いろんな猫が登場しますが、やはりシャム猫が多め。ココはいません。
楽しい話ばかりではなく、悲劇もありました。
■『猫ほど素敵な商売はない』ヴァル・シャフナー
2013年の読了本。アルゴンキン・ホテルにはハムレットという看板猫がいるそうで。そこは実話。で、そのハムレットをモデルにして書いた、という児童文学が本書。
あとは覚えていない……。
■「鼠と竜のゲーム」コードウェイナー・スミス
収録『鼠と竜のゲーム』
収録『魔法の猫』
最後に読んだのは2019年。猫SFというと、たいてい名前が挙がってくる宇宙SF。猫と人間が協力して、宇宙の脅威に挑みます。
□『ノービットの冒険 −ゆきて帰りし物語−』パット・マーフィー
最後に読んだのは2016年。J・R・R・トールキン『ホビットの冒険』を下敷きにした、児童書風味のスペース・オペラ。超種族の秘宝をめぐり宇宙をまたにかけて大冒険します。
主人公が子猫をひきとるエピソードがあります。
■『ひげよ、さらば』上野 瞭
2019年の読了本。記憶喪失の猫ヨゴロウザの物語。個性的な猫たちは、仲間同士でも気持ちがバラバラ。一方、猫たちと対決する犬たちは一致団結してます。猫ってそうだよな、としみじみ。
人間社会を仮託したんでしょうけど、猫ってそうだよな。と、思わせる猫の物語。
■『深川にゃんにゃん横丁』宇江佐真理
2016年の読了本。連作短編集。江戸の人情もの。猫がたくさんいるから、にゃんにゃん横丁。
猫の話ではなかったような……。
□『不思議な少年44号』マーク・トウェイン
2023年の読了本。中世のオーストリアの田舎町そばの城に突然現れた、44号と名乗る少年をめぐる騒動。
ある人物が口封じのために猫にされてしまいます。本人は猫になれて喜んでましたが。
□『ブルックリンの死』アリッサ・コール
2023年の読了本。ブルックリンの一角が徐々に変化していくスリラー。ボデガの看板猫がちょっとだけ登場。ボデガは、軽食などを扱う個人経営のコンビニ店。ウロチョロしてるだけなんですけど。
□『文学刑事サーズデイ・ネクスト2』ジャスパー・フォード
2022年の読了本。この現実とはパラレルワールドの関係にある世界の女性刑事が、事件解決のため、本の世界に入ります。
ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』などに登場するチェシャ猫が、本の中の世界の〈大図書館〉の司書として活躍。
□『文学刑事サーズデイ・ネクスト3』ジャスパー・フォード
2022年の読了本。現実世界にいられなくなった女性刑事が、本の中の世界に逃げ込み、経歴を生かした仕事をします。
ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』などに登場するチェシャ猫が、本の中の世界の〈大図書館〉の司書として少しだけ顔出し。
ならず者である巨大猫たちもいます。ブック悪鬼のビッグ・マーティンも。ビッグ・マーティンは、カシューナッツが大嫌い。
□『魔法のカクテル』ミヒャエル・エンデ
2012年の読了本。魔王との契約で、生物の絶滅や環境破壊を課されている黒魔術師のもとに、動物最高評議会からスパイとして送りこまれてくるのが牡猫。牡猫のおかげでノルマが果たせず大慌ての黒魔術師が、魔法のカクテルで一発逆転を狙う! という話だったはず。
■《三毛猫ウィンキー&ジェーン》エヴァン・マーシャル
最後に読んだのは2012年。
ミステリ。主人公ジェーンの息子ニックの愛猫がウィンキー。家猫で、それほど本編にかかわってこなかった……ような。
□『未知なるカダスを夢に求めて』H・P・ラブクラフト
2022年の読了本。《クトゥルー神話》の中で毛色の異なる《ドリーム・サイクル》のひとつ。
猫がこの上なく有能で、集団で主人公を手助けしてくれる。
□『モスクワの伯爵』エイモア・トールズ
2023年の読了本。貴族を快く思っていないボリシェヴィキ政府の恩情で、高級ホテル内でのみ生きることを許された伯爵の物語。序盤、ホテルに片目の猫が住んでいます。
□『ライト』M・ジョン・ハリスン
2019年の読了本。
猫もの……というわけではなく。宇宙船が猫だったか、猫にたとえてただけだったか。表紙に猫がいるので、猫が登場するのかも。まったく記憶にない。
■『魔法の猫』猫アンソロジー
奇妙な味わい系の猫モノを集めた、ジャンル不問のアンソロジー。ミステリ・レーベルから出ているのですが、SF的な雰囲気のものが多めな印象。
2019年の読了本。
「跳躍者の時空」フリッツ・ライバー
「鼠と竜のゲーム」コードウェイナー・スミス
「魔性の猫」スティーヴン・キング
「猫は知っている」パメラ・サージェント
「シュレディンガーの猫」アーシュラ・K・ル=グイン
「グルーチョ」ロン・グーラート
「猫の子」ヘンリー・スレッサー
「猫に憑かれた男」バイロン・リゲット
「生まれつきの猫もいる」テリー・カー&キャロル・カー
「愛猫家」ノックス・バーガー
「ジェイド・ブルー」エドワード・ブライアント
「トム・キャット」ゲリー・ジェニングス
「ソーニャとクレーン・ヴェッスルマンとキティー」ジーン・ウルフ
「魔女と猫」マンリー・ウェイド・ウェルマン
「古代の遺物」ジョン・クロウリー
「ささやかな知恵」ロバート・シルヴァーバーグ&ランドル・ギャレット
「シュラフツの昼さがり」ガードナー・ドゾア、ジャック・ダン&マイクル・スワンウィック
■『猫は宇宙で丸くなる』猫SF傑作選
猫SFを集めたアンソロジー。タイトルには宇宙とつきますが、それだけではないです。大きく〈地上篇〉と〈宇宙篇〉にまとめられてます。
2018年の読了本。
〈地上篇〉
「パフ」ジェフリー・D・コイストラ
「ピネロピへの贈りもの」ロバート・F・ヤング
「ベンジャミンの治癒」デニス・ダンヴァーズ
「化身」ナンシー・スプリンガー
「ヘリックス・ザ・キャット」シオドア・スタージョン
〈宇宙編〉
「宇宙に猫パンチ」ジョディ・リン・ナイ
「共謀者たち」ジェイムズ・ホワイト
「チックタックとわたし」ジェイムズ・H・シュミッツ
「猫の世界は灰色」アンドレ・ノートン
「影の船」フリッツ・ライバー